歌詞と自分を照らし合わせてみる
先日書いた楽曲紹介で、
僕の大好きなMAZEの新曲について書きました。
(新曲と言うには遅すぎる)
その続きです。
続きと言っても今回は歌詞について触れます。
歌詞を読むことの正解は分かりません。
正解はないのかもしれません。
ただ自分なりに良いなと思ったポイントを上げていきます✌︎
そもそも作詞はSACHIKOという方が担当。
アニメ「転スラ」や「銀魂」の主題歌の作詞も手掛けています。
MAZEに関してはmiscast時代から度々作詞に携わっているようです。
そしてこの曲で素敵だなぁと思ったところは、
3回訪れるサビで「徐々に気持ちが前向きになっていく様」が描かれていることです。
それぞれ書き出してみました。
日本語詞なのでほとんど聞き取れてはいましたが、
正確な歌詞が欲しかったのでXで求めたところ
同じMAZEのファンに送っていただきました。
MAZEのオタク優しい!ありがとうございます!
1.ひとりの夜
1から順にいきます。
もう最悪ですね。笑
日中は仕事に追われて悩み事について考える暇もない方もいらっしゃると思います。
それがひと段落して「ひとりの夜」が訪れ、
その時間になると突然不安に襲われたりします。
僕も今年の1月、仕事やお金のこと、総じて将来のことなどで悩み散らかして心がボロボロになってしまいました。会社に着くたび泣いてました…笑
その時の正確な気持ちとしては、
逃げたい。
逃げてどうする?
こういう方法がある。
それは絶対良くない。
じゃぁこういう道があるのでは?
でもそれは心が持たない。
だったらこうするしかないよ。
それは俺ができることなのか?
…
こんな感じでした。
気を紛らわすためにランニングとか美味しいもの食べたりするんですけど、
それでもこびりついて離れない状態。
それこそ「満たされることのない渇き」に「溺れた」状態でした。
「渇き」ってワードが詩的でいいなとも思います。
***
歌詞では孤独である主人公が
孤独である理由について悩みの沼にハマっているようです。
孤独
僕はあんまり人に興味がないですし、
基本音楽聴いていたいので孤独でいることに抵抗はないんですけど、笑
なんだったら進んで一人の時間を作る人間ですが、
中高生とかは学校で仲が良い友達がいないと終わるからなぁ
「必ずどこかのコミュニティに属さなきゃいけない」感
かく言う僕もそれが怖くて無理やり部活動入ってたし、無理に話を合わせてた日々もありました。
ただ(自分にとって)ものすごい重い悩みがある時は誰かといたいものですね。
なんて我儘なんだ…
会社に着くたび自然に涙が出た1週間も
いつも話を聞いてくれる上司がいて物凄く救われました。
2.未来の導
さて、主人公はどうやら「未来の導」を見つけたようです。
分かるはずのない「渇き」に対するある種の答えかもしれません。
「何度も何度も抱きしめる」
そりゃぁそうですよね…
「溺れる」ほど悩みの沼から抜け出せなくなって、
唯一の脱出方法があるわけですから。
掴んで離さないっすよそんなもん。
そしてその「気持ちを許してまた前を向いていく」とあります。
この「気持ちを許す」っていう行為、
人によってはかなりハードルが高いものだと思っていて、
かく言う僕がそうなんですけど。笑
心配性かつ完璧主義で、無駄なプライドもあるために、自分を許せることって結構大変なんですよね。
さてさて、
悩みの渦から抜け出せなくなってしまったところ、
「未来の導」というものを見つけます。
よくある表現だと「ゴールの見えない真っ暗なトンネルだが、突然先に小さな光が見えてきた」的な。
一つの解決策だったり答えを知ると、
「もうちょっと頑張ろう」という気持ちにもなりますよね。
僕にとっての「未来の導」は
心を病んでいたときに話を聞いてくれた上司と、
長くお世話になっているあの人。
いろんな提案をしてくれました。
あの人たちがいなかったらそのまま病み散らかして社会から離脱してた可能性があります笑
***
ちなみにこの投稿に用いた絵画なんですけど、
"Lonely"という題名の絵で
この記事を書いているときに流れてきて、
この記事でいう2番目の歌詞にぴったりだったので使ってみました。
3.明日を迎えに
孤独に悩み、救いを求める主人公。
2番でその解決策を見つけて前に進もうとします。
そしてラスサビ。
ついに手を取り合って一緒に前に進んでいく仲間を見つけます。
この直前のパートから「オーオー」のシンガロングが生まれるのも歌詞にリンクしたタイミングで感動的です…
「心細いなら互いに肩を寄せて」
1番ではどれだけ悩もうが、どれだけ苦しもうが
ひとりだったわけで、
ただ今は違うと。
一緒に前に進んでくれる仲間がいる。
「どんな明日も迎えにいくんだ」
明日はどんなことが起こるかわからない。
占い師にだって当てられないこと。
悪天候でライブが中止になるかもしれない。
喉を痛めて歌えなくなるかもしれない。
最悪MAZEの存続が危ぶまれることが起きるかもしれない。
それでも肩を寄せ合って、一緒に戦う仲間がいる。
めちゃくちゃいい歌詞じゃないですか…………
リリースのタイミング的にもSAYAのことだと脳が勝手に変換してしまうし、
そうだとしたら「今」のMAZEにピッタリの曲ですよね…
4.タイトルについて
改めてタイトルは「I miss in my life」です。
なんだか直訳しにくい…
僕が勉強不足なだけなのか…
僕、これでも大学は英語科に通ってたので文系らしくツッコむと、
"miss"って他動詞じゃね?
ってことは何が"miss"なのか、目的語いるやん?
って思いました。
変なとこ真面目ですね。だからモテないんだと思います。
そこで、Xのとある海外オタクに聞いてみたところ、
こんな回答がありました
これを受けての僕の考察としては…
「I miss ____ in my life」
自分の人生で必要不可欠な人やモノは何か?
あなただったら下線部に何を入れるか?
それを考えさせる歌詞なのではないかと考えが落ち着きました。
***
少し触れた僕の過去の体験では、
僕の話を聞いてくれた上司と
ずっと面倒見てくるてるあの人。
では「人生において」と考えを巡らせると
今のところは「ライブ」だなぁと思います。
***
コロナが本格的に日本に持ち込まれて、
社会全体の動きが止まり
緊急事態宣言が出た2020年の春
ライブも1〜2月頃から中止や、
見通しの立たない延期が続きました
僕個人的には2018年に大学生になり上京して、
そこから約2年間、関東でのライブシーンを日々楽しんでいました
月に2〜3本くらいはライブハウスに足を運んでいたのが、
突然月0のペースになってしまいます
最後に行ったライブは2月、名古屋のBLARE FEST
そこから毎日家に引き篭もりました
コンビニに行くことすら億劫になって
地元にも帰れなくなりました
6月くらいからバイトに復帰
バイトでも気を遣いまくるし、
日本中がピリついていたので
ストレスは溜まる一方
その時気づきました
ストレス発散法をライブ以外で見つけてなかったなぁと
そしてようやく行けたライブが12月
SiMのBETTER THAN NOTHiNG TOUR
約10ヶ月間もライブに行けてなかった
1音目で号泣しました
多分一生で一番感動の涙を流した
泣きすぎて目が腫れた
***
…ちょっと語っちゃいましたが、
あのライブでは溜まってたストレスが一気に消えていって、
幸せで胸がいっぱいになりました
僕はその日、
人生においてライブは必要不可欠だと確信しました
「この曲、バンドセットで聴かん?」
前回の記事に重ねてになりますが、
MAZEはバンドセットでワンマンすることが決まってます。
12月18日渋谷O-WESTにて。
全員集合系で🫵