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みどりさんのみどり色のこと

みどりさんとの出会いは昨年秋のpatterie10周年イベント。それから1〜2ヶ月に一回くらいの頻度で試着旅など一緒にお出かけしていただいていました。

お出かけしているうちに私の「みどり色(みどりさんが好きな緑色)」への解像度も上がっていきました。最初にみどり色がどんな色なのかを理解しました。私の思う緑色より、少しだけ深くて重いのがみどりさんのみどり色。

すると、みどり色でない緑色がわかってきます。これは少し明るい、黄色い、くすんでいる……。着々と目が育っていくのを感じました。

あるとき、みどりさんの試着にご一緒したときにみどりさんがとても悩まれていたお品がありました。とても似合っていらっしゃって、私は店員さんと一緒に褒めちぎっていました。ただ、私にはその品の色はみどりさんがお好きなみどり色よりも水色寄りに見えていました。

珍しくみどりさんがかなり悩んでいらっしゃったので、「ドンピシャのみどり色ではなさそうですし……」とお声がけしてその日はお店を出ました。が、数日後にみどりさんはその品を手に入れられていました。お出かけの際にはその品を使用して素敵にコーディネートを組まれていて「あ、みどりさんはみどり色だけが欲しいわけではないのね!」と発見したのを覚えています。

みどり会(みどりさんがみどり色について語る会)でみどりさんは緑色を細かく分けて見ていることを説明されていました。たくさんの種類の緑色を使ってコーデをつくることもお好きなのだそう。私の目にも、みどり色に水色、グレー、黒、茶色、オレンジ色などが混ざったように感じるアイテムを使用されている印象があったので大納得でした。どれも緑色だけど、カラフル。コンセプトの「みどりの可能性を伝えるモデルさん」を体現されていて素敵です。

みどり会でみどりさんはみどり色のことのほかに、自分のこだわりを妥協せず追求することについても教えてくださいました。人生をかけてみどり色を追い求めてきたみどりさん。真っ直ぐで知的でかっこいい。

みどり会に参加して、私の前に二つの問いが浮かんできました。
「私はどんな色を身につけたいだろう?」
「私が追求したいこだわりはなんだろう?」
すぐに答えが出ずとも、じっくり向き合っていきたいと思います。

素敵な会に参加させていただき、ありがとうございました!

(おまけ)みどりさんに感じる森のこと

以前から感じていましたが、みどり会に参加して、みどりさんはみどり色だけでなく「植物」モチーフもかなりお好きなのだとあらためて思いました。花柄のお洋服やお花や葉の形のアクセサリー、蔦のようなゆるやかな曲線など有機的な印象が強い。スライドの写真の背景も植物が多かったような(これはたまたまかも)。

私にとってみどりさんは、「植生の豊かな森」のように感じます。昼間のさまざまな植物の緑色と、日が登りきらないうちの植物が眠っているような静かなみどり色。やさしく、揺るがない。安心する空気を纏っていらっしゃるのですよね。

おわり

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