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タビのこと、自分語り

自問自答ガールズタビオフ会に行ってきました〜!

タビシューズを買った理由をきちんと書いてなかったので、この機会に書いてみようと思います。

タビブーツはファッションラバーに愛されている品という印象が強く、憧れの存在でした。

タビを知ったきっかけは、芸能人やモデルさんのInstagramでした。その後、皿割子さんの購入談を描いたエッセイ漫画や、シトウレイさんのタビコレクションのYouTubeや、ミニマリストのおふみさんのYouTubeを見て気になっていました。

1年半ほど前、まずは試着してみようと新宿ルミネ1のEditionで3cmの黒いタビブーツを試着しました。

みなさんおっしゃることですが、履いてみるとスッと脇に控えてくれるような感覚がありました。革はツヤっと光っているのですが、よい意味で主張がなくスマートな印象です。

試着の経験値がほぼゼロのときに行ったということもあり、正直まったくピンときませんでした。憧れの存在でしたし、それなりに似合っていたとも思うのですが、履いた姿を見ても高揚感はなかったんです。

そのときは気づきませんでしたが、タビブーツの曲線的なシルエットや、足首が細く美しく見える様が、私の好きな自分の姿とは異なっていたのだと思います。

「タビブーツは私の靴じゃないんだな」と残念でしたが、私はファッションラバーになりたいわけではないし……と自分を納得させていました。

その後、自問自答ファッション教室を受講してSARTOREのスタッズのついたレースアップシューズを買いました。

半年ほど経ってマルジェラの5acを。このとき悩みぬくなかで、あきやさんが挙げているマルジェラのキーワードがほぼすべて自分に当てはまると気づきました。おこがましいですが……。サイトに「オールジェンダー」の項目があることも心地よいし、店員さんやお店の内装も落ち着く感じがして「なんだかイイ」のです。

さらに半年経ってLIMI feuと出会いました。クローゼットは黒色に侵食され、布をずるずるダラダラ纏うようになりました。試着時に履かせてもらうLIMI feuの厚底の靴の重たい感じが、私の好きな服にぴったり合うということを試着に行くたびに実感していました。

ただ、靴はSARTOREのものを持っているのですぐ買おうとは思いませんでした。何よりタビへの憧れが昇華できていなかったので。そんな折にタビラバーであるみどりさんに表参道のマルジェラへ同行していただく機会を得ました。

LIMI feuでの経験から、重たさを感じられる靴のほうがよさそうです。足の形から考えると、かかとが抜けやすいのでレースアップシューズかストラップ付きのシューズあたりか。「履いた自分の姿をよいと思えるだろうか?」と不安を抱きつつ向かいました。

まず厚底のレースアップシューズを出していただきました。サイトの写真や店頭に飾っている状態を見たときは、形状の四角さ加減やゴツさがあまり好みではないかもしれないと感じていました。が、履いてみると。

鏡の中の私は、ズシっと立っていました。履いてやってきたのかと感じるくらい馴染んでいます。鏡をジッと見ながら、正面を向いたり横を向いたりして自分の姿を確認しました。持ってきた5acとも似合いました。これ以上のものはないだろうと、直感していました。

店員さんは「着ている洋服のボリューム感を考えると厚底のほうがバランスがとりやすい」といった旨を教えてくださいました。

メリージェーンやサイドゴアブーツも試着しました。メリージェーンもよかったのですが、ストラップや丸い履き口から少女っぽさを感じて、私のものではないと思いました。サイドゴアブーツはゴムが強すぎて履きづらく、候補には入りませんでした。

その場では買わずに帰りました。即決できる値段ではありませんからね……。

タビに惹かれる理由はあれこれあります。形が変わっていてかわいいとか、日本的なものが好きとか、部活で演舞を披露するときに地下足袋を履いたことがあり、冴えない青春に一瞬の輝きをもたらしてくれた思い出があるとか。

厚底が23AWの型で生産自体は終了しているということを聞いて、それを言い訳に買うことにしました。

買ってからお出かけ時はほぼほぼタビを履いています。タビを履いていると誰とも争う必要のない土俵に立っているような気がして楽なのです。誰とも違う私だけの美しさを追い求めていくための、支えとなってくれる存在。

今日のタビオフ会は、この靴が導いてくれた機会でした。タビを履いている方も迷い中の方も、それぞれの美しさがあり、最高に素敵でした。

主催してくださったみどりさん、ご参加のみなさん、ありがとうございました!よろしければ、これからもよろしくお願いいたします😊

おわり

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