見る、見られるトートバッグ【#ヒグチユウコ展CIRCUS】
最近、ヒグチユウコ展CIRCUSに行ったので印象に残ったところをかいつまんで書いていこうと思う。
絵を見て、最初に頭に浮かんだのは「執念」という言葉だった。描く対象への愛が細かい描きこみからとても伝わってくる。
ヒグチさんの文字が好きだな~と思った。特徴的な装飾から、古典的なファンタジー感が漂っている気がする。
ここで少し、このトートバッグを買った理由を。私の趣味は、絵や写真、小説、漫画、ファッションなど、ほとんどすべて「見る」という行為が必要になる。そのせいかはわからないけど、私は「見る側の人だ」という思い込みが強く、自分もまた誰かに「見られている」ということを忘れてしまう。だから自分が相手を一方的に見ているという関係はいいのだが、逆の場合、おおいに戸惑う(なかなかそんなことはないけれど)。
見る経験値に対して、見られる経験値が圧倒的に少ない。私は私を生きようと思っているのだけど、そのためには見られる機会=表現する、発言する機会を増やしていくことが必要になると思う。このバッグは、イラストで私が「見る」人であることを表し、赤×水色の目立つ配色で「見られる」人であることも表す象徴としてぶらさげたいと思う。
現実と幻想がまじりあう世界観に浸れてとても楽しかった! お客さんにも自分の世界観をしっかりと持っていそうなおしゃれな方が多くて、ヒグチユウコさんの絵はこういう友を呼ぶのだな~と思った。
~余談~
ヒグチさんはホラー映画がお好きなようで、絵からダークさやグロさを感じることに納得がいった。「イット」などホラー映画の絵もたくさん展示されており、ホラーが苦手で全く知識が無いのが残念になるくらいだった。初めての気持ち!
おわり
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