バレンシアガの人気スニーカー「ディフェンダー」が「バウンサー」に改名した本当の理由
「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の人気スニーカー「ディフェンダー(Defender)」は、2022年サマーコレクションのルック49で初めて登場した。
タイヤを彷彿とさせる凸凹した突起と、曲線的な超厚底ソールが特徴的な一足で、メッシュとテクニカル素材を採用したアッパーは、クラシカルなランニングシューズをモチーフとしている。また、シューズ全体に使い古したような風合いのウォーンアウト加工が施されている。
2022年3月1日に発売されると、大きな反響を呼び、泥汚れ加工が施されたモデルやクロッグサンダルモデルも続いてリリースされた。
そんな人気スニーカーであるディフェンダーだが、翌2023年に突如名称が「バウンサー(Bouncer)」へと変更された。
実はディフェンダーの名称は、イギリスの高級車メーカーであるランドローバー社がバレンシアガよりも早く、商標登録の第25類(被服及び履物に関する区分)に登録していたのだ。このまま販売を続けると、商標権の侵害行為にあたることから、バレンシアガ側が名称を変更するに至ったと推測される。
なお、発売当初は121,000円(税込)だったバウンサー(旧ディフェンダー)だが、2024年7月現在では173,800円(税込)まで値上げされている。