お姉さまの首振りパフォーマンスに見る、仕事しない才能
(この記事タイトルは、ChatGPT に作成してもらいました)
ある日の午後、ちょっとした用が終わり自席に戻ろうとすると、例のお姉さまの動作が、なにやら不自然なことに気づく。
なんだろう……窓口の方を見ては、すぐに私の方を向き……を繰り返し、まるでダンシングフラワー(フラワーロック?)のように、首をクネクネ左右に振り続ける彼女がそこにいるのである。
私は、彼女から何らかのアクションがあるまで、しばらく気づかないフリをしていたのだが、それでも首振り動作を続ける彼女に、私の方が耐えられなくなり、彼女に聞く。
「何ですか? どうかしたんですか?」
すると、彼女が満を持して、待ってました! と言わんばかりに私に言う。
「はい。窓口に次の部署が来ているようですっ。」
……。
……。
……。
じゃあ、オマエが対応しろや!
――と言いたいところだが、そんなこと言えるわけもなく、私は独り言のように言う。
「……まあ、私が上長に言われたのは、昨日のとある部署『限定』の話だったんですがね……。ただ、私もそれを知ってしまった以上、対応しないといけなくなるじゃないですか……。」
いや、それはしょうもない話だ。新しい上長によるどうでもいい気配りというか、支店長ミーティングのためにやってきた各部署の偉い人たちについて、満足に待機場所を事前周知していなかったので、(なぜか)私が案内することになっていたのだ。
とはいえ、それは、「もし私が気づいたら」という条件付きだったので、私も基本的に気づかないフリをしていたのである。
だって、同じ支店内。顧客でもなければ、我社の社員だし、そもそも子どもじゃないんだから、それぞれが勝手に動くだろうよ、と。
実際、このメンバーにも待機場所を案内するが、その辺に立っておくから大丈夫、と言われ断られてしまった……。
いや、今回、私が言いたいのはそこではない。私が言いたいことは、例のお姉さまに対してだ。
「どうしてアナタは、私から声かけられないと、何も行動できないのか? しゃべることすらできないのか?」ということである。
本当に自らは何もできない。それこそ子どものようだ。
この辺の、一連のお姉さまの様態――基本的に、他人から促されるまで一切動けないこと――に対して、Z世代の若手にお話しすると、そんな若手もお姉さまとのやり取りの中で経験済みだったらしく、そんな若手が言う。
「なんか、行動が卑怯ですよね……。」
自分より半分くらいしか生きていない若手から、なかなか気の利いた的を射た言葉が出てきたことに、もし、こんな言葉をお姉さまが聞いたとしたら、彼女は何を思うのだろうか……。
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