窓際の皮肉:入院初日、会社本社の景色を眺めて
(この記事タイトルは、ChatGPT-3.5 に作成してもらいました)
ということで、いよいよ入院当日だ。午前中に荷物を準備し、約束時間の10分前に到着する。受付では、早速、体温を測るよう案内がある。しかし、なんと 37.1度だ。ここまで準備したのに、今日は入院できないのか?
病院まで直射日光を浴びてきたし、重い荷物を持って結構運動量があったし、そもそも平熱が高いことを伝えるが、そういうことは一切聞き入れてもらえず、単に、
「10分後に測り直しましょう。」
で終わる。実際は、5分後に再度呼ばれ、無事、平熱内に収まり事なきを得る。よかった、仕事の休みの計画などもあるので、日程変更は勘弁だ……。
そして、いつもの某科に案内される。またまたタイミングが悪く、ここで30分以上待たされる。先生からは、簡単な診察と手術の説明と明日の手術開始時間の案内があった。
その後、いよいよ病室への案内だ。ナースステーションに着くが、警報が鳴り響いていて、電話も鳴りっぱなし。そのうち、警報音が複数重なり始める。明らかに人手が足りていないのが分かる。こんなところに入院して大丈夫なのだろうか?
「すみませ~ん。」
忙しそうな中、声をかけるのも気が引けたが、私も、すでに病院に到着して1時間になろうかとしている。声をかけると、奥から、管理職のような、すこし偉そうな方が出てきた。デイルーム(談話室)で座って待つように案内を受ける。ただただ、病室へ案内するだけなのに、それに対応する人もいないのだろう……。
待っていると、次第に、警報音の重なりも少なくなっていく。しかし、これは一体何の音なのか? ナースコールの音なのか? 集団食中毒か何かが起きたのか? この警報音の音階が救急車のそれと同じなので、何とも気が落ち着かない。看護師たちは、感覚が麻痺しないのだろうか。
デイルームには、患者と思われる老齢の男性が、ずっと独り言を呟いている。私に話しかけているようでもないので、私も反応に困る。10分ほど経っただろうか、私の担当と思われる方がやってきて、病室へ案内される。病室は、窓際で、皮肉にも、我が本社を一望できる場所だ……。どうして、こんな場所になったのだろう……。
入院初日は、夕食まで食べられるが、それ以降は、専用の経口補水液のみ。ただ、それも0時から6時までの間しか摂取してはならないと、かなり限定的だ。夜中に起きないといけないかと聞くが、そこまでしなくてもいいという。しかしながら、可能なら飲んだ方がいいとも言う。はっきりしてほしいのだが、夜中に目が覚めたら、そのタイミングで飲んでほしいとのことだった。
タイミングよくシャワーも使えたし、売店の空き時間、洗濯機の利用時間や使い方、食事の時間やメニューなど、入院して初めて分かったことなどを整理する。会社へのリモート接続もバッチリだ。少し、指示を出すのみ。あとは、手術日の朝の指示事項を作成しておいた。
しかし、夕食も終わり、20時すぎになり、今日のニュース記事でも読もうとしたときに、我が本社を見れば、まだ、どのフロアも明々と電気が! 今の支店では、ほぼほぼ毎日残業なしの日々を過ごしているし、もう、二度とこんなところに戻りたくはない!
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