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秋のアレルギー対策

淋しさの底ぬけて降るみぞれかな  内藤丈草

底が抜けているような深い淋しさを、降っているみぞれが一層もの悲しくさせているというような感じ方でしょうか。いつもどおり表面的ではありますが。
大岡信さんの「折々のうた」によると、松尾芭蕉の門人であった内藤丈草が芭蕉没後の思いを詠ったもののようで、「孤独そのものの草庵の暮らしを押し包んで降るみぞれが、やり場のない陰気な思いを誘う」と述べられています。
また「天のみぞれは、じかに丈草の心を叩いている」と。
さすがに3年も喪に服した弟子の思いが詰まった句なのですね。

まるで話は変わりますが、
夏から秋への季節の変わり目や、冬から真冬に向かう頃にときどき、自分で勝手に名付けた「アレルギー爆発」が身体に起こります。
気候の急激な変化に身体が追いつかないのか、鼻がむずむずしてクシャミが止まらなくなったり、筋肉があちこちこわばったり、だるい感じだったりして調子悪いなという感じになります。
まぁ数日で直るので、そのたびに中府などの体のツボを押したりして気を紛らわしているのですが、今回も発生したので、ふと冬に寒かったり疲れがたまって風邪をひきそうだなと感じたときに背中の風門というツボに使い捨てカイロを貼るワザを試してみようと思いやってみました。

まだ寒くもない時期にカイロを貼るなんてと無意識に思っていたのですが、試してみてこれは効いたかも知れません。あくまで個人の感想ですが。
冬と違い着ているものが薄いのでやけどには注意が必要ですが、風門のワザはこの10月になろうとする頃の体調管理にも使っていこうと思った次第です。

みなさん、今週寒くなるらしいので、ご自愛ください。

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