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デザインを学んで知った、難しさ
4月からデザイントーストでデザインの勉強を始め、基礎の間はただデザインするの楽しい!という感覚でいれた。
ただ、応用に入ってから、デザインのさまざまな難しさに直面し、課題から逃げようとしたり、進め方がわからずもやもやしたり…という日々を過ごすことになった。
そして応用最後の課題となる、クライアントワークを実施中の今、+αとして緊張感が加わり、ここ最近はずっと心がザワザワしている。
応用に入ってまず、デザインを作る作業の前にやらなければいけないことが多すぎることにつまづくことになる。
課題を整理し、ターゲットを理解するための調査や仮のクライアントの市場調査、ペルソナの設定、コンセプト作成…これらをやってようやくデザインを作る段階に到達することができる。
デザインを作る作業というのは、課題解決のための最終段階だけ切り取っていただけのことにようやく気づいた。
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なんかこの感覚は茶道に似ているところがあるなと思う。
茶道もお茶を立て、お菓子を食べてお茶を頂くことだと思われがちだが、この薄茶の一連の流れは、茶事の中ではざっくり計算で1/4程度のほんの一部に過ぎない。
知っている人からしたら当たり前の話だけど、外から見るとこんなにも見えていないことがあることを知った。
世の中にこのように上辺だけしか見えていないものがほとんどなんだろうな、と考えるとゾッとする。今の時代、情報が多過ぎてあらゆる世界のことを知れるからこその悩みだよな〜。だからこそ、自分が知らない部分があるという前提で物事をみないと、理解しあうことはできないんだろうな。
次につまずくのは、デザインを作るための事前準備をどのようにデザインに落とし込めばいいのかがわからない、ということ。
私は論理的?(こうだからこう)に物事を考える癖が出てくる時があるのだが、デザインを作る、というときにも発動された。
事前準備で収集した情報がバラバラな状態であり、それをどのように一つのデザインにまとめればいいのか全くわからなくなってしまった。
このモヤモヤが晴れるまでが、デザイントーストでの勉強の中で一番大変だった。
作り方がわからない状態で作ることができないので、作る作業になると手が止まってしまい、課題を進めることができなくなった。
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応用に入ってから3週目くらいで、暗い沼に沈んでいる状態から少し顔を出すことができるようになってきた。
これは自分だけではこんなに早く出てこれなかったと思う。デザイントーストのメンターさんが、真っ暗な沼の中にいる私の手を掴んで引き上げてくれた感じ。メンターさんが提案してくれた考え方が自分に合っていて、ようやく、デザインを作る一歩を進めることができるようになった。
沼に入っている時は、メンターさんを困らせたと思うけど(答えのない問いをずっと投げていたような感じがします…。すみません…。)自分なりのやり方が見えた時は嬉しかったな〜🌟
今書きながら思ったけど、自分が手を上に上げて誰かの助けを求めなければ、手を掴んでもらうこともなかったんなだろうな。数年前の私は人に助けを求めることができなかったので、そう思うと、自分って変わっているんだな、ということに今気がついた。その変化はちょっと嬉しい!
難しさを感じながら作った課題作品の一部
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高級そう・厳か・実力派に見えるデザイン希望
50代~70代・女性多めで、予約は電話が多いと予想される
キーワード:高級感、厳か、ピアノ、クラシックコンサート
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軍艦島で野外EDMパーティ『DOOWIT』を開催
軍艦島をモチーフに入れたいが平和すぎ・自然派すぎる感じにはしたくない
キーワード:解放、ネオン、陰陽、クラブ、EDMミュージック
そして、最後のつまづきが、クライアントワークとなりそうな感じ。現在クライアントワーク真っ最中なのだが、緊張と怖さをすごく感じている。
クライアントに喜んでもらえるデザインを作ることができるのだろうか、満足してもらえなかったらどうしよう…という考えても意味の無いものに迫られてしまっている。
クライアントの課題を解決できるデザインを作って喜んでもらうものを作る!と頭を切り替えて残り数週間、頑張ります🌟