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2020年2月2日 横に眠るおまえは好きだよ
2020年2月2日(日)
9時30分ごろに目が覚めた。
姉が仕事にいく音で起きたのだと思う。珍しく朝のある日曜日にできた。
今日こそは、とベッドの足元にたまった洗濯物を畳んだ。
気に入りのアロマキャンドルを焚いて、きっちりと一枚一枚畳む。綺麗に畳む作業は好きなのに、なぜか足元にためてしまう。
窓の外は大きな雪がゆったりと降っていた。日が強くでていて明るいのに雪が降る、不思議な天気だった。
その景色と、キャンドルからの香り、少しずつ片付く成果。
気分の良い時間。
昼にはパスタを食べた。相変わらず胡椒はたっぷりとかける。
ただお茶を入れているだけのグラスが光を透かし、テーブルにうつるのがうつくしかった。
窓の外を眺めながら、こちらも今日こそはと、一昨日意地になって二冊目を買った本を読んだ。トルストイの人生論。
明日会社に忘れてしまった同じ本と、どのように扱い分けたらいいのか考えねばならない。新しいほうをしまっておくべきだろうか。
夕方16時頃になると、猫が腹が空いたと鳴きはじめる。
まだ早いと本を読みつづけていたら、ふと気がつくと諦めた猫が横で寝ていた。たくさん鳴くときは少し腹立たしいけれど、こうして横に眠るおまえは好きだよ、と猫よりずっと勝手な気持ちがわいてくる。
気がつくと横に居てくれるもの、というのは驚きと愛おしさがある。
夜は焼き芋を食べた。バターをのせてあたためた瞬間のしあわせ。(食べ物はいつでも一口目がなによりも幸福だと思う)
今日はやっと本を読む休日をすごせてよかった。
明日も穏やかにすごせますように。
それでは、また。