big turtle STUDIOS Dolby Atmos対応リニューアル完成までの流れ④
<2回目の打ち合わせをしました>
今回、big turtle STUDIOSに打ち合わせをしに、株式会社レゾの坂(ばん)さんと、デザイン担当の草川さん、音響担当の中島君に来ていただきました。
<天井は縦模様のルーバーで音響拡散させる>
まず、スピーカーの位置決めをしないといけないのですが、その前にDolbyが推奨する天井の高さに足りていないので全体的に小さくはなってしまいます。できるだけ今ある天井の高い位置に設置しなくてはいけませんが、配管が邪魔になってしまいます。
フロントのスピーカーを設置するにあたり部屋の中央位置を決めました。写真はエンジニアの位置から上を見上げたものになります。このように右側だけに配管があります。中島言わく、2つの方法があるとの事。
1. できるだけシンメトリーになるように同じ形のものを左側につける
2. ルーバーで音を拡散させて歪さを目立たなくする
この2つのアイデアを比べたら、音的にも予算的にもルーバーが良さそうです。スピーカーからエンジニアに音がいく方向にルーバーが向いているほうがさらに音的に良いので、縦にしてもらいました。その隙間から天井スピーカーを設置して、下記図の案で決まりました。
Dolby Atmos Home Entertainment Studio Technical Guidelinesに沿って、両サイドの中央値からスピーカーの位置をマーキングしていきました。
<机はシンプルに昇降しきにします>
Dolby用のLRのik Multimedia Presission MTMがちょうど良い位置にした時にどうしてもステレオ用に使用するLRのFocal SM9がワイドになってしまいますが、ちょうど良い塩梅に決めました。ドルビーとステレオを聞く度に、エンジニアの位置を前後させる事になるかもしれないと思い、エンジニアの机は移動しやすいシンプルなものにしようと決めました。それと、エンジニアの職業的に長時間の座り作業になります。座りすぎは腰にも健康にも良くないので机を昇降式にしようと思います。以前からシリコンバレーでも増えてきている、スタンディングでの仕事ができるようになります。そもそもFocal SM9用のスピーカースタンドが座って聴くには若干高めなので、立って作業しても両立できます。
ここのFlexiSpotは自分に合った高さを設定でき、ボタン一つで立っている時と座っている時で高さを帰られる優れもの。しかも天板は別売りになっているため、坂さんおすすめのアンティークな木の天板を付けていただけます。
まさにスタンディングミキシングが主流になる日も近いかもしれません。
⑤ではルーバーをさらに詳しくと、真上のお部屋を借りることに。
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