雨を好きにしてくれたライブ〜LuckyKillimanjaro/野音DANCERS〜
私はよく寝る。15時間とか、余裕で寝れる。
そういう話を人にすると、「やばいね」って言われることが大半で、ここ数年もやもやしていた。
私的には、健康な睡眠時間なんだけどなあ、、、。わかってくれる人が周りにいない。泣
そんな15時間寝て起きた土曜日のお昼に、ベットの中でごろごろしながらAppleMusicをあさっていて出会ったのが、
LuckyKillimanjaroの『HOUSE』
え、私のテーマソングやん。。。
そうそう、ゆるりと13時に起きても、まだ本気出せないのよ、
そこからの2度寝とか最高なのよ。。。
と、ここ数年誰にもわかってもらえなかった気持ちを代弁してもらえた気分になり、このバンドの曲を聴きあさった。
「なんか、どの曲も体が勝手に踊り出す、、、!」
「そしてどの曲も歌詞が前向き!!」
それからというもの、ハイパー低血圧の私は、朝起きたらまずラッキリの曲を聴き、踊りながら準備をし、落ち込みやすくもある私は、仕事が終われば帰りの電車でまたラッキリの曲を爆音で聴き、凹んだ自分を励ましながら家路につくのであった。
そんな私のメンターになったラッキリの初の日比谷野音のワンマンライブに参戦してきた。
もうね、最高でした!!!
私、どんなに幸せな瞬間でも、俯瞰になってしまう傾向があるんです。
大好きな人のライブに行ってキャーってなってても、「あ、いま私の踊りきもいって思われてたらどうしよう」とか「あ、明日仕事じゃん」とか。
でもね、ラッキリのライブはそういう瞬間が皆無だった。
1曲目は『太陽』という「さあ踊らにゃ損!」という曲からスタート。
そんな曲から始まったら、羞恥心とか忘れて、家でいつもラッキリ聴いて踊ってるテンションで踊っちゃうよね。
そして、ボーカルの熊木さんが「今日は自分らしくたくさん踊りきって〜」という言葉を、たくさん掛けてくれたから、
いつもライブで周りの目が気になってしまう私も、周りを気にせず、というか周りのお客さん、みんな仲間じゃん!という気持ちで踊りきりました。
思い返せば、家出る前にツイッターを開くと、
ラッキリのメンバーの皆さんが「今日は雨だから気をつけてきてね〜」的な、友達感溢れるツイートをしてくれていたので、遠い存在のバンドのライブに行くというより、友達のライブに行くような感覚で今日は家を出た。
ライブが始まってからも、そんな感覚だった。
なぜなら熊木さんが、何度も何度も、一人一人に声をかけるように、
「踊ろう!」
「みんなの明日からのストーリーが素敵なものになるように!」
とたくさん、たくさん、励ましてくれたから。
熊木さんが指をさした先、広げた腕の先には、間違いなく私という存在がいて、絶対にメンバーのみんなと私が繋がっている気がした。
熊木さんかっこいい、、、
このかっこよさ、どこかで感じたことあるぞ、と思ったら、
それはあのミッキーマウスだった。笑
ミッキーは、いつでもたくさん踊って、たくさん歌って、
「夢は必ず叶う!」と励ましてくれる。
あのミッキーのかっこよさ=熊木さんのかっこよさ
だと気付いた。
ライブ中は雨がたくさん降った。後半は本降りだった。
私は雨が嫌いだ。でも今日は雨でよかったと思った。
スポットライトで雨が照らされてキラキラして綺麗だったし、
しずくが目に入って、視界が霞んだけど、その視界の先に見えるステージも感慨深いものだった。
何より、あんな雨の中で、雨降ってることなんて忘れて踊れたこと、一生の思い出になると思う。
ラッキリを知って、ラッキリで毎日踊り始めた時、ラッキリのバンドのコンセプトが「世界中の毎日をおどらせる」だということを知って興奮した。
まさにラッキリで毎日踊っている。落ち込んだ日も、いいことがあった日も。
今回ライブに行ってみて、ラッキリはリスナーの毎日に寄り添うバンドなのだと、再実感した。
音楽が、とか、踊りがとか、雰囲気がとか、そういうものを超えて、
ステージにいる6人から、自分の心に、確実に届くものがあった。
ライブが終わる頃には、
明日からどんなことがあっても、幸せに過ごせそう!
なぜなら私にはLuckyKillimanjaroの音楽があるから!
という多幸感と無敵感に包まれながら、
家路に着くのであった。