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【渓流釣り】北アルプス南部の渓流
本釣行は2022年7月の内容を記事にしたものです。
アプローチ
車止めから林道を無心で歩く。昔使われていたであろう廃隧道なんかも通過する。こういう場所を見ると自然の力を感じる。ワクワクすると同時に少し怖いなとも思う、心霊的な意味ではなく自然には勝てないんだなという畏怖というか何というか、、、土砂の中から普通に木が生えてるなんて凄すぎ。
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泊まりがけの時はアプローチが長いので、「先行者がいたらどうしよう」とか「良い寝床がなかったらめんどいな」など考えてしまう時もあるが、先行者どころか熊やカモシカのような野生動物しか出てこないし、たいてい山小屋のテン場より寝やすい場所しかない。林道が終わるといよいよ入渓だ。
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熊との遭遇
入渓後、釣り上がりながら幕営地を目指した。先行した僕と後続の友人の距離は15~20m程、ふと振り返ると熊がいた。僕と友人の間に。怖い!と思うより、何故僕と友人の間に熊がいたのかとても不思議だった。パーティのように等間隔で僕、熊、友人と並んでいて笑ってしまった。友人に無線で「熊いるよー」と知らせると、それとほぼ同時に熊もこちらに気付き逃げていった。僕らは釣りに夢中になり、熊はご飯に夢中になっていた。熊のテリトリーにこちらがお邪魔していることを忘れてはいけない。
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本流の岩魚
朝は活性が低く幕営地に向かうまではあまり釣れなかった。ここの岩魚は水量が多く急流で生活をしているため鰭の発達が目覚ましい。とてもよく引いてくれるので、ファイトが楽しい。綺麗なニッコウイワナ。パーマークは薄め。
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幕営地到着
幕営地到着後、各々寝床を作製。荷物になるけどハンモックは快眠出来るのでおすすめ。相方は地面派。雨が降ってきたため、薪にもタープを貼った。2人なのにタープ3つある異様な光景に、、、
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支流探索
寝床の確保が終わればいよいよお楽しみの支流探索。小滝が連続する支流だったがとても良く釣れる。鰭が大きすぎて開放付近で撮ると鰭がボケる。着色点薄めなのが多かった印象。
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脱渓
次の日は釣り上がりながら稜線を目指した。この日も昼ぐらいからよく釣れて一向に進まない。あまりにも進まないので、途中竿を片付け下山モードに。下山モードになってからは割と直ぐに登山道に合流できた。いつも藪漕ぎルーファイ増々なフィールドにいるので、呆気なく終わって少し消化不良。藪が恋しくなるなんて、、、慣れは怖い。
※源流泊する際はゴミはもちろん焚き火跡など全て綺麗にして帰りましょう。