前書き
若干、センシティブな話題なので最初に断っておくのですが、画像生成界隈のちょっとした出来事について、部外者の与太話または備考録です。
ChatGPTくんを相手に議論したのでそのリプレイみたいなものですね。
まず、時期は2023/5/06ごろ。
AI画像に特化した投稿サイトとしてchichi-pui(ちちぷい)というサイトが存在していて、そこではトレカ企画というものが行われていました。
参加した作品のうち、ランキング上位100作品と運営が選定した100作品の合計200作品が実際のカードとして販売される企画のようです。
そこで「さいきょうのけん」という作品が一定の投票を集め、物議を醸しだしました。
イラスト調でなく一風変わった、白黒のラクガキに見える作品です。
部外者である筆者は「へー、おもしろ」ぐらいの認識になりますし、実際にたまには、こういうのも良いんじゃないか、という意見も多かったですが、不満の声も多くあったようです。
(というのも、相互が多い人から人伝で状況を認識しているからです)
少しの小火に過ぎず、企画自体は問題なく動いています。
賛否を表明するというより、この出来事が投稿サイトやランキング形式、
全般の問題について考えるのに良いモデルケースと思ったので、ChatGPTくんと会話してくる事にしました。
まずは軽いテストです。
長げぇ。三行に纏めて欲しいですが、手始めとしてはいいでしょう。
本題を打ち込んで会話してくる事にします。
ChatGPTとの意見交換
ChatGPTくんは、はっきりと問題視する立場の様子。
別にいいんじゃないか? という意見も多数見かけたので、改めて問いかけてみる事にします。
別に不公平があるから、人気投票はダメだ、という論調ではなく、文句を言っても仕方ない、みたいな意見の方が近いのですが放置して進めます。
どちらかというと、責任は全て運営に帰せられるという論調は正しいのか気になったので一応、質問してみます。
(個人的には、ちと運営に厳しくない? と思っている)
う、運営って大変だな・・・
個人サイト程度の規模とはいえ、運営する側に回った事がある身としては苦労して信頼関係を築いても、それに見合った効果はない(本音)と思ってしまうのですが、さすが品行方正なAIくん、正論を言います。
(でも、Twitterやpixivが利用者に信頼されているか?)
という訳でここから、けっこう私見に基づいて反論を試みています。
別に人気投票を実施した運営が、利益を追求していても別にいいような気がしますが・・・話が論点から外れ始めたようにも思えます。
この場合、強い権力者が誰かというと、既得権を持っている人達・・・
つまり投票に寄らずに、すでに人気を得ていて外部から動員が可能な人達ですね。ここからは、その対処について尋ねています。
不公平だろうと企画にメリットはあるぞ、と軽くジャブ。
大してAIくんは・・・まさかの無視。
投票者に作品の本質的な魅力を理解させろ、というのは無茶ですし、
匿名化は先回りしての指摘を無視しています。
三つ目はまあ、有りなんじゃないでしょうか。でもさらに追及。
延々と、公平性→信頼性→価値の主張の循環が始まりました。
問題点の存在は認めますが公平と信頼は全てを解決します、というがChatGPTくんの回答で、無害に設定されたAIの限界を感じますね。
これ以降、コミュニケーション重視、実施者や参加者を無視した公益性の重視、そういった話を繰り返し、反論の文脈も理解しなくなります。
解決策と結論
ここからは、多少は有益になったやり取りを掻い摘みます。
たとえば解決策について。
正直、公平な投票には限度というものがあって、良い運営かどうか透明性という要素も重要に思えます。
公平が無理でも、どういう点で有利不利になるかオープンにする、あとは参加者の判断次第という事ですね。
そして、結論への評価。
結局、参加者視点では自分がどういう企画を求めて、参加しようとしているのか、ある程度の自覚が必要になると思われます。
公平、不公平に関わらず現実を受け入れて、競争に全力を尽くす。
自分が有利になる場所やアプローチを探して、競争に参加する。
楽しいかどうかなど、競争とは別の目的で参加、不参加を決める。
投票企画には関わらず、在野や内輪で楽しくやる。
不公平や不遇をネタに利益を得る事を狙う。
企画の破壊や混乱を目的とするトロールになる。
他にもあると思いますが、参加者側の選択肢はこんな所でしょうか。
みんなで楽しめれば、多様性があった方が、と受益者側が主張するのは
ポジショントークの面があり、やっぱり各自の自己分析による適正は大事にすべきだと思うのです。