人生に影響を与えた映画10本 ①
自分が胸を張って言える「好きなもの」
だいぶありきたりですが、自分の中で情熱の火を絶やさないものの一つです。
母がよく映画を観ていたので、隣に座って見るのが日課でした。気づけば私の方が映画のタイトルや俳優の名前を覚えてました。
中学生の時から観た映画の記録を付けています。今見返すと面白いものですね。
そんな私の人生に影響を与えた10本の1本目は、
「旅立ちの時」(1998)
23歳でこの世を去ったリヴァー・フェニックスが本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。監督はシドニー・ルメット氏。
あらすじ:両親が抗議活動で殺人罪に問われ逃亡生活をしている中、逃亡先の町で長男は音楽の才能を開花。自分の人生と家族との間で葛藤する。
劇中披露しているピアノは彼自身の演奏であり、初恋と普通のティーンエイジャー生活を送りたい、でも家族に背中を見せることはできないという難役にも関わらずスクリーンを通して彼の気持ちが伝わってくるリヴァーの演技が輝いてる宝物のような映画です。彼自身普通の子供時代を送ることはできていなかった(家族の宗教上の理由もあり)ことが上手く演技にも影響をもたらしていたのではと感じずにいられません。また、劇中で流れるジェームス・テイラーの「Fire and Rain」は涙を誘います。この曲はGlee (S05E03 'Quaterback')でも歌われています。
リヴァー・フェニックスと言えば、「スタンド・バイ・ミー」が思い浮かぶかもしれません。子役としても成功し、弟のホアキン・フェニックスは「ジョーカー」でトップの仲間入りです。そんな弟の背中を押したのもリヴァーだったとホアキンはトロント映画祭の壇上でのスピーチで語っていますね。(https://theriver.jp/joaquin-credits-river/)
私の中で、彼は今までで一番美しいく繊細で器用な俳優で、彼以上の人は出てこないだろうと思っています。自分が23歳になった時、そしてあっという間に23歳を超えた時その若さでこの世を去らないといけなかった不条理に涙しか流せないのが悔しい。
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