トーキョー・フィールドワーク(前編)
あぁ、またかっこいいタイトルつけてしまった。「トーキョー・フィールドワーク」!なにそれ!
トーキョー; 東京
わたしは「類語」を調べるのが好きだ。これはおそらく論文を書き始めるようになってから。
「〇〇 類語」
よくできたもんだ。これだけで、それっぽい語彙がすぐに見つかる。そこで note に言葉を綴りながらふと思った。「東京」の類語にはどんな言葉があるのだろう。そんなことを考え始めたときにはもう、「ハイハイ、かしこまりました、すーぐお調べしますねー!」とわたしの中の辞書細胞たち(親指)がせっせと調べ作業に取り掛かっている。
「東京 類語」
どれどれ。「日本語WordNet(類語)」というものが出てきた。NGO団体の名前みたいだなと思いながら、とりあえず読む。
「東京」、「日本の首都で最大の都市」、昔でいう「江戸」。たしかにそうである。それはそうなのだが、何かが違う。わたしが見たい類語とはこういうものではない。そもそも「東京」の類語を調べることから間違っていたのだろうか。薄々気づいていながら、満足しない親指たちが必死にスクロールを続ける。
Weblioシソーラス
ここでわたしの親指がスマホ画面に留まる。お世話になりまくりの 「Weblioシソーラス」様のご登場だ。さぁどうだ!と良く分からない気合いを入れてみる。
シソーラス(Thesaurus)という単語は中学1年生の時に知った。スコットランド人の英語先生に、分からない単語があれば “〜 thesaurus” と調べればいいと言われ、“Thesaurus” が何なのかも分からないまま、とりあえず、分からない単語は “〜 thesaurus” 行きだった。今改めて考えると、中学の頃は、分からない英単語の意味も英語で理解するよう言われていた。あの頃の自分が一番賢かったように思う。高3受験期はロボットのようにターゲット1900の英単語を暗記していたのだから。
気を取り直して、もう一度、Weblioシソーラスだ。(「きのう何食べた?」のシロウさんの声。誰が分かるねん。笑)
一つ目「とうきょう」。いいねー、わたしの好きな「ひらがな」だ。二つ目「トウキョウ」。カタカナにしただけなのだが、「ウ」はどこかダサい(もちろん「ウ」に罪はない)。
三つ目「トーキョー」。ほー!「トーキョー」になった途端、都会感が増す、だと?ここでテンションが上がる。そして四つ目「とうけい」。いやいや、どこやねん。一瞬で我に返る。五つ目「スーパーシティ」(笑)おーい、スーパーシティは行き過ぎてんとちゃうかー?切実に、戻っておいでと言ってあげたい。
そして六つ目「東京圏」。あっ、はい。
なぜかとても距離を感じてしまう。圏をいう語に東京が囲われてしまった(何を言っているのだろう)。でも本当にそうなのだ。「東京圏」。なんとなくだが、わたしが東京という地に感じているものに近い。
そんな東京圏での「トーキョー・フィールドワーク」について書こうと思っていたのだが、何も書けずに終わってしまいそうだ。まあ良い。これは前編だったということにしておこう。後編がいつ出るかは、わたしにも分からない。気が向いたら、でも忘れないうちに、書きたい。