ゴキブリと私、そして彼氏
ある日わたしは実家に帰っていたのです
たぶん、3日くらい一人暮らしの家を空けてたんだと思う
季節は紅葉の終わり頃
まあ肌寒い
多分それは、あの茶色いやつも同じ気持ちだったんだと思う
家について最初の感情は寒いでしかなかった
迷うことなく暖房をつける
数分後
はいはい、茶色い物体現れちゃってます
もうむり
帰ってきて早々
実家に戻りたい
1人でこいつを退治した事例は存在しない
とりあえず見守り
そして電話
その相手こそ彼氏
「もしもし😭」
「えどした大丈夫?」
「茶色い虫いる、もうほんとに無理すぎる、どうしたらいいか分かんない😭」
中略
「寝れないだろうからゴキジェット買って行くよ」
なんか来てくれることになりました。
電車で1時間弱
時間は21時目前
しかも日曜の夜
彼がうちに着いた頃には茶色はどっかに隠れてしまった😢
そして、時間も遅いからそのままうちに泊まることになった
茶色で凹んでたわたしを優しくなだめてくれる
なんて優しい人なんだと思ったりもした
もうやつのせいで疲れた
今日は早く寝よ
わたしはベットに入る
すると
ムードもなしに触れ合いが始まる
わたしはそーゆー気分じゃないんよ
だけどもう野生のオスとなった彼は誰にも止められないのが現実なのだろう
なんかこの夜は嬉しくて寂しかった
彼は茶色を退治しに来てくれたのだろうか
それともそれを口実にやりたかっただけなのだろうか
この感情に名前はつけられない