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【医学生向け】解剖実習の口頭試問で安定して点を取るための勉強法
医学生は1年の後期~2年の前期頃に、肉眼解剖実習と口頭試問を経験します。大学のスケジュールにもよりますが、私の場合は週に3回、1日6時間ほど解剖し、実習以外の時間は次の実習の予習に追われていました。
解剖実習は評価方法がペーパーテストではなく口頭試問なのも特徴です。とにかく時間の無い生活で、初めての経験と慣れないテスト形式に苦戦している人も多いはず。
今回は、とにかく暗記が苦手な私が、実際に口頭試問で安定して成績を修めるために行っていた勉強法を細かくご紹介します。座学の肉眼解剖学が苦手な人にもおすすめの方法です。
必要なのは「読む→見る→描く」の3ステップ
1.図譜はじっくり、実習書はさっと読む
このステップは、実習の前に行います。
まず図譜を開き、次の実習で解剖する予定の部位に対応するページを一通り読みます。ここで筋肉や血管、神経の位置関係や分岐などをおおまかにインプットします。
この時、図のだいたいの形とページ数を記憶しておくのがおすすめです。実習中にも図譜を見るタイミングは山ほどあるので、必要なタイミングですぐにページを開けるだけで、解剖の進みがかなり違います。
実習当日に改めて内容の説明がある場合は、実習書にはさっと目を通すだけで良いというのが私の感覚です。というのも、実際に解剖してみると実習書通りにいかないことばかりで、自分が予習してきた事が活かせない状況にストレスが溜まってしまう事もしばしば…(笑)
実習当日の説明では、切断する位置や角度などの具体的な説明がされます。「予習してきたから」と当日の説明をぼんやり聞いてしまうよりは、実習全体の流れをざっくり理解したうえで、当日の説明で詳細を理解する方が良いでしょう。説明を聞きながら、手順を頭の中で出来る限りシミュレーションするのも重要です。
2.しっかりと実物を見て、予習した内容と結びつける
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