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はじめに
翻訳者にとって大切なことはふたつ。
ひとつは、正しく書かれた分かりやすい日本語表現をインプットすること。
もうひとつは、正しく分かりやすい日本語をたくさん書くこと。
翻訳学校に通って、こんなことを学びました。
大学時代に文芸学科に通っておきながら、「文芸は感性だから」とロジックで言葉を紡ぐことを放棄していた私ですが、今一度、自分の日本語と向き合いたいと思いました。
このnoteは、私の日本語練習帳です。伝えるべきことを、わかりやすく、的確な日本語で伝える術を磨いていけたらと思います。
なので、伝わりづらかったら教えて下さい。
書く内容は2つ。
最近見た映画の梗概(あらすじ)。文字数は250文字から300文字。主人公とドライブ(動機)と世界観を明確に書きます。
もう一つは三幕構成の考察。脚本をハリウッド式の三幕構成(詳細は下記)に当てはめて、作品を解釈します。もちろん、全ての作品がこの構成に当てはまるわけではありません。しかし、とりあえず当てはめてみます。見当違いかも知れません。色々な意見があるかもしれません。しかしここで大切なことは、作品解釈を試みること。その行動こそに価値があると信じています(キリッ
ページ内の三幕構成における略語の凡例は下記の通りです。
II:inciting incident
インサイティング・インシデント
物語が始まるきっかけとなる事件。
主人公の日常に現れた変化。
PP1:plot point 1
プロットポイント1
物語が大きく動き出す場面。
主人公が後戻りできない状況になる。
P1:pinch 1
ピンチ1
主人公に降りかかる危機その1。
ミッドポイントに向かう災難。
MP:mid point
ミッドポイント
物語の中で最も主人公が追い込まれる場面。
救世主が現れて主人公を助ける場合がある。
P2:pinch 2
ピンチ2
主人公に降りかかる危機その2。
乗り越えてプロットポイント2に向かう。
PP2:plot point 2
プロットポイント2
物語が大きく解決へ向かう場面。
CLX: climax
クライマックス
主人公のドライブ(動機)が達成した(もしくは達成しなかった)瞬間。
作品解釈の仕方にも色々方法があると思います。私が参考にするのはあくまで学校で習った方法です。他に面白い意見があれば、教えてもらえると嬉しいです。