ファンファーレ:ネココとミクの物語 3 うっしー 2023年2月16日 14:20 秋色の街。の、あるおうち。休日のネココさんはラジオから聞こえてきた音楽に耳を傾けます。懐かしい声、この歌、もしかして。深い記憶の底から光のあたる浅い場所へ。あの子との思い出が浮かび上がってきます。青色の街。バスで移動するミクさん。仲良しだったあの子との思い出が、ネココさんの心に蘇ります。いつも手を繋いで遊んでいました。しかし突然手は離れて別れがやって来ました。この歌、あの子の声だ。あの子は今どうしてるんだろう。青色の街を一望できる丘の広場で歌うミクさん。澄んだ歌声はどこか寂しげです。幼い頃からいつも隣にいたあの子。夢を追いかけてあの子との別れを選んだ過去。本当は離れたくなかったよ。…今日はここまでにしよう。ミクさんは歌うのをやめて広場を去ります。あの歌が鳴り止まないネココさん。ついに秋色の街を出て、あの子を探しに行きます。トンネルを抜けると青色の街。バスを降りて1歩踏み出すネココさん。大都会、青色の街のどこかにきっとあの子はいるはず。あの子のことを思い出す日は、なんとなく切なくて音楽に気持ちが込められないのです。でも夢のためにこの街に来たんだ。自分を奮い立たせるミクさんです。青色の街はたくさんの人が行き交います。きっとあの子を知ってる人がいるはずです。この人も知らないようです。急いでる?呼び止めちゃってごめんなさい。その子、もしかしから丘の広場で歌ってた子かも。親切な人に道を聞くネココさん。ミクさんとはすれ違ってしまいました。丘の広場へやってきました。誰もいないようです。ベンチに座って少し休みます。あの子の声を聞くと、少しだけ涙が出てしまいました。幼かった自分。きっとあの子も幼くて。お互い素直になれなくて、喧嘩別れしてしまったんだ。また会えたとして、何を話せばいいんだろう…。卑屈になってちゃダメだね。せっかくここまで来たんだから動かなきゃ。人混みを歩くミクさん。自分の歌を歌うんだ。きっとあの子に届けるんだ。ネココさんはご飯を食べました。もう少しがんばってみよう。暖かいコーヒーが運ばれてきました。とてもいい香りで心が落ち着きます。この子を知りませんか?マスターにも聞いてみます。マスターも知らないみたいでした。離れていてもお互いを思う2人です。ミクさんは広場で歌いますが、やっぱり少し元気が出ません。そこにマスターがたまたま通りかかります。そう、たまたまです。あの子はもしかして?マスターはミクさんに声をかけます。くろねこさんが君を探していたよ。あの子が近くにいる。ミクさんはいてもたってもいられず走り出します。がんばって。まだ行かないで、間に合って。走るミクさんをバスは簡単に抜き去ります。その先ではそろそろ秋色の街へ帰ろうとするネココさん。あの子のことは胸の中に…。ネココ!そこにはミクさんが立っていました。黄色い旗がなびく青色の街。2人の物語はまた動き出しました。『ファンファーレ』のミュージックビデオの物語です音楽:Ezoshika88動画:うっしー ファンファーレ / 初音ミク MV - ニコニコ動画 ファンファーレ / 初音ミク MV [音楽・サウンド] ”そばに居なくても 見つけにいくよ”4作目、ボカコレ2022春ルー sp.nicovideo.jp ダウンロード copy #初音ミク #オリジナルMV 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート