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アマゾンひとり旅行 大学2回生夏 『釣り②』
おっさんの友達の友達が80cm越えのピーコックを抱えている写真を見せられ、次はここに行くぞと言われる。
今回は事前に5日間の遠征だと知らされた。
晩にガソリンを大量に買う。
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スーパーでは肉を中心に食料を買い込む。
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朝の3時ごろに出発。今回は川伝いではなく、車で3時間ほど未舗装の道をアルミボートを牽引しながらぶっ飛ばす。
荷物も乗っているので車内はぎゅうぎゅう。ガソリンは臭う。
おっさんは汗ばんでる。
ストレスに耐えて明るくなる頃に港的なところに着いた。
今度はボートに乗り込み、おケツの痛みに耐えながら進む。
途中、通り雨を突き抜ける。顔を上げると水滴で痛いがボートスピードが落ちることは無い。ずっとフルスロットルでふかし続ける。
雨が止み晴れて顔を上げると川幅が広すぎて、360度水平線になっていた。怖かった。
2時間ほど何も無いところを走りやっと支流に。
が、支流に入ってどこへ向かっても行き止まりに当たる。
完全な迷子になった。
操縦士のおっさんは、どんどん進む。それで間違える。を繰り返すこと
今晩は遭難やなと思っていると、漁をしているおっさんに出会う。
目的地への行き方を聞き、やっとの思い出辿り着いた。
着いた頃には日は沈み始めていたので、急いで準備をして1時間だけ釣りをする。
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水が多すぎて茂みの中に魚が入り全然釣れない。
1日やれば、、、と思い拠点へ戻る。
拠点となる土地の持ち主のおっさんは牧場をやっていて、牛を主に育てていた。
この日の晩は買って行った肉を焼いて食べた。ただ硬すぎて顎がやられる。
おっさんらはモリモリ食べていた。柔らかそうな部分を見定めていくもすぐに限界。この日は川に入って体も洗わずハンモックに揺られ早く寝た。
次の日、朝から釣りに行く。全然釣れない。
11時を越えたごろから次第におっさんはイライラしだす。
ルアーをガサゴソ音を立てて取ると、魚が逃げると小言を言われた。
静かに釣りを続けていると、おっさんがルアーを交換。
一投目で木に引っ掛ける。バサバサして外しなぜか糸が絡まる。
絡まったを解いて結び直した次投でバックラッシュ&木にルアーを引っかけ、
大声で「ぷたきぱりう」かなり響いた。なぜイラつきを大声で解消するのか。
お昼、拠点に戻り、ご飯を食べ終えるとおっさんらは恒例のお昼寝タイム。
一人で歩いて釣りに出かけた。
水が多く状況は悪いなりにも、投げ続けると、アロアナが溜まっている場所を発見
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ルアーへのアタックはあるが、針が刺さらないを繰り返しなんとか一匹。
午後からの釣りは変わらず塩っぱく、次の日お昼を食べて帰ることをおっさんが勝手に決めた。
アロアナで遊びたかったので明後日まで伸ばしたいと言っても答えはNO。頑固
次の日の午前中も釣れず、帰る前にアロアナチャンスを狙いに一人で出掛ける。
いい場所に置ければ食うのでタイミングを見て置いて食わす。
でかいヤツを食わせた時、フッキングでカップの付け根が金属疲労でちぎれ終了。
へなへなへなと力が抜けた。
そのポイントはヒョウがいることがあるからひとりでは危ないと後になって聞かされた。
ボートと車に乗り、けつの痛い思いをして帰った。