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【雀魂】東風戦246戦で金の間を抜けて雀豪1まで昇段した戦術公開

どうも、宇宙ジンと申します。YouTubeでゲーム配信をしてます。
今回はタイトルにある通り、東風戦246戦で雀豪1にたどり着けた記念に、意識したことなどをまとめておこうと思います。

「簡単な麻雀歴自己紹介」→「座学で学んだこと」→「金の間(東風)で意識してたこと」
の順で記載していこうと思います。
「金の間(東風)で意識してたこと」を読めば、金の間東風戦での僕のやり方がわかるようにしておくので、時間のない方はそこだけ読んでください。


麻雀歴自己紹介

麻雀歴は2年くらいです。
Mリーグで黒沢さんが大勝ちして、渋川さんが大負けした後、連続出場で感動のトップを取った時くらいから麻雀を始めました(執筆時:2024/11/12)
なのでちょうど2年くらいです。
友達に誘われて初めてやった感想は「大富豪とかトランプのゲームみたいなもんだな~結構たのしいじゃん」でした。そのあとルールとかをYouTubeで調べてたら多井さんの牌譜検討配信がおすすめに出てきて、観てみたら、なにしゃべってるのか全く分かりませんでした
でも、「こういう状況でこうだからこいつの手牌はこうなってるだよ。わかるかお前ら」みたいなのをぺらぺらぺらぺらと語ってるのをみて、「すげぇええええええ」と感動しちゃったのです。
そこから、麻雀にハマってしまったのでした。

座学で学んだこと

まず、座学について、その重要性を語りたいと思います。
「麻雀を強くなるためにとにかくたくさん打つ」
というのは、もちろん間違ったやり方ではないです。
ですが、ただ打数をこなしているだけでうまくなれる人は一握りの才を持つ人だけでしょう。
勉強やスポーツと同じで、インプットなくアウトプットを繰り返すことは、今ある知識の確実性が上がるだけです。
例えば、数学ができるようになりたい→毎日100マス計算をしよう
これではただ足し算が早くなるだけ。それだけです。
もちろん世の中には、足し算を繰り返す中で、引き算を思いつき、どんどん試行錯誤して、虚数の概念までたどり着く人もいます。
ですが、そんな人は一握りですし、いくら何でも効率が悪すぎます。
この世にはすでにそのような莫大な試行錯誤の末に得た知見をまとめたものがあります。それが書籍/技術書です。
まずは先人の知恵、先人の試行錯誤の結晶をお借りして、最短で基礎固めをしましょう。
そもそも研究だって、近代では0からの創発というよりは何かの発展だったり、組み合わせが多いでしょう。
これをするためにはまず先人の知恵を入れるのです。
アウトプットに寄りがちな人は、一度立ち返って、インプットの重要性を認識しましょう。

ということで僕が読んでいった書籍を述べていきましょう。

読んだもの一覧

買ったけどチラ見して読み終わってない本

  • 科学する麻雀

  • 現代麻雀技術論


読んだ本の書評(金東まででの評価)

麻雀を初めて最初にやったのはルールを覚えることです。
たしか、井出洋介さんの「これが東大式! はじめてでもよくわかる 麻雀入門」です。超入門書です。たしか1日で読み終えました。ルールがわかる方は不要です。

次に読んだのが日本プロ麻雀協会の金 太賢プロ著「3ヵ月で強者と戦えるようになる 麻雀「超コスパ」上達法」です。3ヵ月とは書いてありますが、2週間くらいで読みました。これは本当にためになりました。
ルールを覚えた後でも、わからないけどよく出てくる麻雀用語だったりテクニックはたくさんありますよね。スジとかワンチャンスとか。
このあたりの基本用語とかテクニックは網羅できると思います。
Mリーグとか観ても何言ってるのかわかるようになります。
あと基本的な形も載っています。正直、何切る本って一周してもそこまで定着しないし、周回は時間かかるので、この本の基本的な手牌の進め方を身に着けるだけでいいと思います。一応以降にも読んだ本書きますが、金の間を抜けるためにはこの本だけで十分だと思います。

そのあと、福地誠さんの「これだけで勝てる! 麻雀の基本形80」をやりました。書かれている基本形はたぶん全部大事な良書。正直文体とか苦手でしたけど、がっつり何切るやりたくない人とかはこれだけはやっとけという本っぽいです。会得できているかといえば全然だから、ちゃんと読み返そうと思って、月日が流れ続けています。
ちなみにこの本読んでると頃には、いやぁほんとにこれ切るほうがいいのか?と何切るにケチつけるくらいの自我が芽生えてました。

そのあと、ウザク式の何切るの緑やりました。時間があるならやったほうがいいかなと思います。

どのタイミングか忘れましたが序盤で日本プロ麻雀協会 渋川難波プロの「魔神の読み」も読みました。すごくいい本だったのですが、実際に打ってるときに読みが使えるようになるまでには至ってないです。あと読んでから時間たちすぎて忘れました。もう一回読みます。金の間東風では必要ないですが知ってて損はないです。

最近は我らが師匠、千羽黒乃さんの「千羽黒乃の強くなる麻雀」を読みました。めちゃくちゃいい本です。金の間東風で必須ではないですが、役に立つところもあります。特に押し引きに関しては、このnoteのメインでも話しますが、金の間(東風)を乗り越えるのに一番大切です。というか麻雀で一番大事だと思います。あとは後述の役牌バックとかのテクニックも載っているので興味があればご購入してみてください。
僕も玉の間からは半荘デビューしようと思ってるので、また読み返そうと思います。

金の間(東風)で意識したこと

まず、金東で勝つために最低限の前提、以下の2つは必要だと思います。
・基本的な手組ができること
・降り方がわかっていること

基本的な手組というのは、例えば、ターツが足りないのに2334とか2234とか2345とかの連続系をよくわからず壊しちゃうとかがなければいいと思います。細かい受け入れの損とはそこまで結果に影響しないように感じます。というかみんなできてないので影響しないと言い切ってもいいです。
なので、この2つができれば運が悪くなければ昇段できると思います。

上記の2つは最低限身につけれるのに勝てないよ!なんでだよ!という運が悪い方に、運が悪くても(それなりに)戦うためには以下を意識するといいかもしれません。
・持ち点や周りの状況に応じて降りることを常に片隅に
・勝ち目のある良い待ちでしか戦わない
・安全度を保った手組/仕掛けであがりをみる
これらの工夫は、普通の麻雀では使わずに、金の間以下でのみ使用しましょう。

まず、3つのtipsの意味を語る前に、金東についての情報を整理しましょう。
・仕掛けやリーチにオリる人はほとんどいない
・点数計算はたぶんできない
・筋とかもたぶんわかってない
という麻雀エンジョイ勢がほとんどだというのが体感です。
あがるのが一番楽しいもんね。
なので、そういう人たちが多数だと認識して打つほうがいいです。
あがり率から考えるリーチ判断やオリの選択について、麻雀においては統計的なデータを正解としていいと思うのですが、こと金の間(東)においてはこのセオリー通りに戦わなくてもいいのではないかということです。

持ち点や周りの状況に応じて降りることを常に片隅に

まず、持ち点や周りの状況に応じて降りるについてです。
例えば戦術本やYouTubeでの解説などを見ると、対副露や対リーチに対して、自分の手が聴牌なら押してもいい。とか打点があるならシャンテン押ししてもいい。みたいなことが書いてることがあるでしょう。昨今のトレンド的にも特にこの傾向がみられると思います。
もちろん正しいのですが、金東では必ずそれにしたがう必要はないです。
まず、麻雀では期待値というもので押し引きを決めます。押したら得か損かどうなのかバロメータみたいなもんです。
あがった時の打点が高ければ期待値も上がるので、普通はドラいっぱい持ってるとかだと押してよくなるのですが、金東なら降りてもいいです。
なぜなら、連帯するだけなら打点はいらないからです。打点に対する評価を下げて、あがり率と放銃率をよく意識しましょう。
まず、東風戦は親が一人一回なので、一回もあがれない人がそれなりに発生します。
さらに、前述したように、前提として、みんな降りないのでよく横移動します。
降りてたら25000点持ったまま2着目でオーラスでした。みたいなのがそれなりにあります。これが半荘とかなり違うことだと思います。
なので、手が悪いときは安全に聴牌とれる時だけ頑張って、あとはぺたぺた降りましょう。
子供同士で争わないことも大切です。
子供のツモは親が倍の点数を払うので、一発ツモ赤ありのルールだと大体1000点くらいは親が多く払います。この瞬間親にラスを押しつけられます。
なので、自分が子供の時に、ほかの子供がリーチしてきたら、それはそんなに敵ではないです。兄弟みたいなもんです。応援してあげましょう。
親が自模っても損害は自分だけではなく兄弟全員なので、仲良く支払った後、あとで兄弟の誰かを蹴落としてしまえばラスにはなりません。

勝ち目のある良い待ちでしか戦わない

これも言いたいことは同じなのですが、とにかくみんな降りないので、出あがりはかなり期待できるのですが、その分押し返されるので、待ちが少ないと普通に負けてしまい、はらわたが煮えくり返ります。※はらわたが煮えくり返った後は絶対に打たないようにしましょう。冷静でなければ負けて当たり前です(自戒)
いわゆる筋ひっかけも通用しないです。なぜなら筋を知らずか否か、筋でもなんでもない危険な牌がありとあらゆる方向から飛んでくるからです。
字牌単騎が上がりやすいとか、そういうのも関係ないです。
いや、もちろん使いづらいという面であがりやすさには影響してくるでしょうけど、とにかく待ち牌の種類と数が多いことが正義です。
配牌時点で、リーチ以外の一番近い役(できれば副露できるやつ)を探してなるべく役が付いてダマが選べるようにしましょう。それならリーチせずに済むので、いざという時に降りれます。
リーチがしたい場合は、両面以上の好形を目指してリーチを打ちましょう。
リーチをするために1000点支払うからには絶対に上がらなければなりませぬ。
なので、例えば、先制ドラ1愚形で、いわゆる鉄リーいわれるような場面でも、しなくてもいいです。というかしないほうが運が悪くても戦うというテーマ的にはいいのかも。
方々から怒られるかもしれませんが、金東に鉄リーなんてないです。
というか金東でラス引くときってリーチして追っかけられて放縦しちゃったときとか、一回もあがれない上に親被りした。とか。
それ以外あんまないんです。
だって、だれかしら放銃してラスに落ちていくから。
誰かにラスを押しつけて、自分がラスるケース(この人に何点放銃したらラスるからここには気を付けよう等)を把握して、安全にトップを狙いにいく。これが安定して連帯する方法だと思います。

安全度を保った手組/仕掛けであがりをみる

今回のテーマである、運が悪いときの戦い方ですが、運が悪い時とはどういうときでしょう。
・配牌が悪い
・他家から早い立直が飛んできて手も足も出ない
・親被り
こんな感じでしょうか。どれも避けようがないです。
ですが配牌が悪いことに関しては、手組でできることだけはやりましょう。
配牌が悪いというのは大体19字牌まみれみたいなのでしょう。
手が悪くても基本的には聴牌にまっすぐ向かって手を進めたほうがいいと思います。ただオリてるだけではつまらないので。
ただ、この時、必ず役ありに向かいましょう。
また、相手が序盤に切り出した牌を含むブロックで1ブロックを構成して、いつでも降りれるようにしておきましょう。
できれば全員に安全なブロックは一つずつ用意しておきましょう。
とにかく、手牌が悪いのに放銃するのは一番ありえないです。
それなら手は組まないほうがましです。
手を進めるのか迷ったときには、時間を使って、
「もし下家からリーチが来たらこれを切る→対面から来たらこれ→下家から来たらこれ。よし手を進めよう」とみたいな感じにしましょう。
手組の段階での守備力向上にはこれが一番いいと思います。
あと、切れてないけど字牌だから安牌と思い込むのはやめましょう。
重ねるための役牌残しはいいですが、安牌候補の0切れ字牌はなんの価値もありません。
他家の速度感を理解して、その場その場で安牌を持つかどうか検討できるようになれるのが一番いいですが、まずは一つずつできることをやりましょう。
こういうことができると、安全にまわって聴牌だけとるとかができるようになります。これができたときには脳汁ブシャーです。

あとは役バックの仕掛けとかを使えるようになりましょう。
配牌だったりの運が悪い時にはこういうテクニックが効いてきます。
特に鳴きに関しては東風ならかなり鳴き気味でいいです。なぜなら打点がそこまで重要ではないからです。
ですが安全度を考慮して鳴きましょう。そして良形が待ちになるように、愚形から鳴きましょう。
鳴くのに安全度とか意味わかんないと思います。
僕もわかりません。
「鳴いたらオリるな、オリるなら鳴くな」
普通の麻雀ならそれでやるのがいいでしょう。
僕もこのポリシーです。
ただ、金東では違います。
・最終良形で先制聴牌してあがる。
もしくは
・安全に聴牌が取れる。
こういう仕掛けをしましょう。

プラスで点数計算ができるとかなりアドです。
点数計算と聞くと拒否反応を起こす人がいるかもしれないですが、30、40符の1,2,3,4翻だけでいいです。たったの8個だけです。覚えられないわけないですよね。九九を頑張って覚えてる小学生のほうが難しいことを頑張ってやってます。
東風戦はオーラス全員20000点台がそれなりにあります。データとか持ってないけど。
オーラス全員20000点台になるのを好んでやれるようになりましょう。
自分が何点あがると何着になるのか、自分が何もせずほかの人がツモッた場合、どうなるか。点数計算ができればわかります。
これができるとかなり着順操作がしやすく、ラス回避性能がグンと上がります。
さらにいうとラス前に、オーラス楽な位置にいるために何点あがる必要があるのかを把握できるようになることで、ラス回避性能がグググンと上がります。オーラスで自分が子で2着の時、放銃さえしなければラスになりません。横移動でも自模られでも。なので、オーラス開始時に1or2になることを意識します。持ち点分布とかはどうでもいいです。1or2でいれるなら何点でもいいです。

何切るだとか、鉄リーだとか鉄鳴きだとか、読みだとか、MリーグとかXを観てるとそんな部分が話題になることが多いです。
実際上級者はそこを詰める必要があるのでしょうが、金東ではいらないです。
東発平和ドラ1が麻雀的には鉄リーチでも、ダマで確実に2000点あがって27000点持ちでオーラスに行けるならば結構な確率で、ラスを気にせずトップをねらえます。リーチすることのほうが多いだろうけど、別にダマでもいいと思います。
そして、27000点持ちオーラスで3000以上の手が作れなそうだったら、とにかく安全に進めて、他家から先制が来たら潔く降りましょう。これで2か3はかたいです。ちなみに南入もありなので、無理に30000点超えるのを目指す必要はありません。

まとめ

ダラダラと書きましたが、金東までで意識したことをまとめると。

「戦わずして勝つ」

つまり、

・戦わずにはやくあがること
・勝負を挑まれたら逃げること
・戦うなら良形で行くこと

です。

もし、金東で奮闘してる方がいれば、参考にしてみてください。
みなさまがハッピーラッキー麻雀ライフをおくれますように。

ただ、この麻雀は見てる人はくそつまんないので配信者はやらないほうがいいです。

ザーッと書いたけど、なんの数的根拠もない定性的な戦術です。
ですが、ほんとにこれだけでやれると思ってます。
やれ定量的ではないなどと、オカルト扱いしてくる理系もどきの輩もいるかもしれないですが、世の中、経験則ベースから数年後に証明されたものなんて山のようにあります。経験則を舐めないほうがいいです。過信はもちろんよくないけど。
なので、僕は経験からくるオカルトを語る人が大好きです。オカルトからその人の経験が見れます。麻雀では統計的なデータを基に正解を定め、それをデジタルというのでしょう。僕から言わせればオカルトはその人の経験(統計)からできたデジタル戦術です。
僕はまだ経験則を作り出せるほど経験がないですが、いつか自分だけの打ち方が見つけられるといいなと思います。

コラム(もし負けすぎて辛くなったら)

どうしても勝てないときはあります。
僕もありました。
昇段目前から10時間くらいやって大負けした日があって憤怒に精神を支配されたました。
なんだかんだスムーズに昇段できたんだと思いますが、体感は下振れしたような感覚になってます。

こんなの運ゲーのくそげーじゃん

こんな気持ちになることはしょっちゅうあります。
そんな時はMリーグの名場面や日本プロ麻雀協会のA1とか観ましょう。
運ゲーじゃないんです。
運ゲーのくそげーだと思った自分を悔いて、また頑張って向き合おうと、そう思える打牌がそこにはあります。
直近だと、本田さんの魂の聴牌3着、渋川さんの3s止め。
あとは堀さんはほんとにかっこいいシーンが多いです。
セミファイナルとかファイナルの堀さんはどれみてもたまんねぇです。
あとは昨シーズンに多井さんが瀬戸熊さんのあたり牌の6s止めて滝沢さんから5sであがったやつも好き。
仲林さん一人ノーテンだから8p差し込んだやつとかも好き。
実況もいいですよね。いつも名シーンには日吉さんの神口上が添えられているし、あれがなければ、僕はMリーグにはまることはなかったでしょう。切り抜き映えするって大事ですよね。誠一さんのやつとか何回見たことか。

それでも両面が負けまくる運ゲーに心折れそうな方。
わかります。
運ゲーじゃないけど運ゲーなんですよね。
そんな運ゲーの部分を活かしたゲーム配信をしてます。小生。
今やってるのはポケモンリーチという企画です。
ポケセン禁止、アイテム購入禁止で、ポケモンが瀕死になったり、ジム戦後に麻雀してその順位で報酬や罰が与えられるっていうオリジナルの縛りです。詳細は以下の再生リストから動画の概要欄をご覧ください。
そしてこの底辺配信者にご慈悲のチャンネル登録、高評価をお恵みください。


ちなみに「運悪いけど、どうにか頑張れば戦えるよ。」みたいな感じで書き連ねていましたが、東風246戦で大三元と地和をあがりました。
爆運野郎です。

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