吐露
お前は、何がしたい。問いかけに答えるには人間は難しすぎる。
自分の中の赤ちゃんをあやすことに必死で、他者にまで気が回らない。そんな自分に嫌悪感を覚える。人間は出来ることが多すぎる、と思う。
落ちた時にしかnoteを開かないものだから、暗い気分のまま文章を綴ることが多くてやんなっちゃうね。苦しい気持ちを吐露して、自分が助かろうとする魂胆、人間らしくてわたしは好きです。苦しみを抱きしめてあげられる時期とそうでない時期、今はどっちなのかすら霞がかってわからない。そんな人間を誰が掬い上げるのか。蜘蛛の糸さえ逃げていきそうな黒い化け物がここに。
黒い化け物は、考える。どうしたらわたしは人間になれるのだろうと。人間という定義には何が当てはまって、それがどういう理屈で判断されるというのか、化け物にはてんでわからぬ。それでも化け物は今日も静かに夢を見る。いつか世界が色をつけ自分の手足が肌色に変わる夢を。
わざと不誠実でいることって、考えすぎてしまうわたしにとっての精神安定剤のようなもので。つまり、何が言いたいかって、他人の気持ちを考えて最悪の結末まで予想してそこに至らないように動く、発言することを意図的にやめていたんですね。これって自分にとって結構生きやすくなるハックだなと思っていたんだけれど、最近、不誠実でいるということに対しての直後の後悔がストレスとなって身に降り注ぐようになって。考えて考えた結果の産物という美術品を目の前で破り捨てられる感覚に心が締め付けられている。自分が思っていることを全て相手に投げつけることが暴力と変わりがないということ、デッドボールは反則だという事実を目の前にしても誠実の天秤の前では、自分自身の感情を全て吐露しないと許されないというマイルールで首をつるわたし。滑稽。
自分の頭の中に浮かんだこと、全て書き連ねているとここまでちぐはぐな文章になるのか、と。自分でも驚いています。
黒い化け物は夢を見る。鏡に映った自分の姿が黒くない夢を。
これでも脳は動いていて。書くことを厳選してはいて。自分にとって文章を綴ることは、道具であり、カッターであり、おもちゃで。今は、おもちゃで遊んでいる意識が1番上澄みに位置しているので厳選が出来ています。いろんな形でいろんな色の積み木を積み上げては崩して。本当に厳選できているのか?真相は神のみぞ知る、ということでね。
さて夜も明けようと扉をノックする音が聞こえます。みんなの1日が多幸に満ち満ちますよう、なんてね。
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