12:甘いだけじゃない「Ice cream」── IMP. 1st Album『DEPARTURE』感想文①
これは世界のどこかにいるひとりのエンタメ大好きオタクが、大好きな人やその人が見せてくれた景色について書き残した、ちょっとした忘備録です。
※何かのご縁で、筆者を知らないけれどこれを読んでくださっている方へ 筆者はTOBE所属、IMP.(あいえむぴー)のセンター佐藤新くんのことが大好きなオタクです。
IMP.さん、1st Album『DEPARTURE』リリースほんとにほんとにおめでとうございます。そしてありがとう。リード曲「NINNIN JACK」でひっくり返ってたら、やすませないよ〜^^とでも言いたげにアルバム全曲と対峙することになったわけで、ええ、オタク、いっぱいいっぱいでございます。
リード曲のMVがあまりに“““夢”””だったので、一旦なかったことにしてほかのしんどいから消化を試みているところです。てなわけでこの曲から。もしかしたら全曲書くかもしれないし、書かないかもしれないです。いつも通りの書き散らしですので、物好きさんはどうぞごゆるりとお付き合いくださいませ。
M6「Ice cream」、略してド沼
その名前の通りにあまくてとけちゃいそうなサウンドの詰まったこの曲です。
全体的な印象としては、「オケの手数が少ない………………………………」でした。いやあの、後ろの音が圧倒的に少なくてシンプルなところに声を乗せるって、めちゃくちゃに難しいことだと思うんですよ。これは完全に趣味でおうたを歌う時の私のあれなんですが「うわ絶対この曲カウント取りにくい。やだ。クリック入れて」となりました。かといってクリック音入れてるとこの曲の繊細さを歌うのってすごくこれまた難しいなと思うので、プロってすごい。(素人のあたりまえ感想)
で、さらにすごいなと思ったのがこの7人、あんなに声質が違うのに歌のニュアンスを統一しているということ。“この曲の温度感ってこうだよね”の擦り合わせがドンピシャなんですよね。例えるなら少し高めの体温みたいな、そういう声なんです、全員がもれなく。これ、ダンスの“合わせる時はとことん合わせる、合わせない時はとことん合わせない”と通ずるものがあると思うんですよね。この曲は7人の中では“合わせる方”であったんだなと思うと、その判断力に脱帽するし興奮します。そう。そうなの。この曲ってそうだよねっていう。
イントロ〜?!?!?!!!?
開始5秒でひっくり返った。佐藤新さん、なんつー声出すんだ。声だけで視線の熱さが伝わってくるの、やばくないですか? 質感を声に乗せるの、うますぎるでしょ。この🍨がいかに甘くて欲しくて愛おしいかもうここでわかるもんね。こわい。
あ〜〜〜〜〜あ溶けちゃった。横原悠毅さんの声がもうとろとろに溶けてるもん。🍨がゆるやかに溶けていく感じ、手に取るようにわかる。すごい。
割とこう、歌声に一貫性のあるふたりに普段出さないくらい淡くてとろけた声をここで出させるずるさってありますよね。イントロの掴みが120点。
類似と対比で殴らないでください、ないてしまいます
⬆️ここの影山拓也さんと
⬆️ここの松井奏さんは“類似”のひとだなと思うわけです。
決してまるまるいっしょ! では無いんですが、この2人の声音ってニュアンスづけに結構近しいものを感じるんですよね。波のような、柔らかいオーガンジーみたいな。そういう2人の近しい表現で物語の導入。な〜んて綺麗なんでしょう。と思ったら。
⬆️この基俊介さんと
⬆️この佐藤新さんの“対比”ですよ〜〜〜‼️
この2人はもう、音というかリズムの取り方がすっっっごく違う印象があるんですよね。基俊介さんの歌(というかラップ)って“拍子のブレのなさ”がずるいくらい綺麗なんですよ。ぴったりしっかりきっちり、その箱の中の仕切りひとつひとつの幅にしっかり音符が詰まってる感じ。とてつもない技術力というか、勘の良さといったらいいんでしょうか、そういうセンスがある。子守唄みたいな安心感がある歌を歌う人だなと思います。
対する佐藤新さんは、言うなれば“はめていく”ではなく、“我が道”のメロディーなんですよね。メロ主体なんですよ。基さんが“縦”の音なら、新くんは“アーチ”の歌なんですよね。どちらがどうという優劣ではなくて、このタイプ違いの歌を歌える人たちに掛け合いをさせてるのがやべ〜〜〜んすよ。あと余談ですが、私は基俊介さんの「-able」の発音がハチャメチャに好きです。いっぱい英語喋ってほしい。
で、歌詞と歌声の話、しますね?
今回のサビです。好き歌詞語り。うん。この曲、歌詞そのものはもちろんのこと、それをこの人に歌わせるんだ❓がすごすぎるので、ドツボ箇所をたくさん引っ張り出しでたくさん擦り倒していこうと思います。
そこから? ってなっていることかと思います。ここからで〜す!
影山拓也さんの甘い声で歌われる「hypnotic」、罪深ェ〜と思いました。直訳すると「催眠の」となりますが、ところによっては「魔法にかけられたような」とか「うっとりとした」という日本語にされる言葉のようですね。そんなめろいこと、リア恋さんに定評がある男に言わせちゃだめですよ。どこか夢心地な甘さがあるこの歌の世界観を一言で表して、ぎゅーんと引き込んでくる感じ、ずるいですね。
はいここテストに出ますよ〜。
愛が重いに定評のある佐藤新さんにこれを歌わせる意義isありまくると思うんですよ。でもね、決して“best”とは言えない弱気さを孕んでいて、なのにも関わらず他者を“他の奴”呼ばわりするっていうこのちぐはぐさ。たまんね〜〜〜となりました。
その上この声ですよ。も〜〜〜ね……ずるい。芯があって真っ直ぐな声にこんなこと語られたら、た、たしかに〜! ってなるじゃん。なるて。個人的にこの曲の中でいちばん好きですここ。ここ聴いてると、このアルバム私の棺桶に絶対入れてくれよな……という気持ちになります。
これこれこれ待ってました展開。椿泰我さんの甘い声っていつもどこか少し苦さを孕んでいて、なんだろう、私はビターなオランジェットだと思っているんですけれど、そんな男に“a little bitter”と言わせるの、粋ですよね。あまりに私の思想すぎて私が書いたのかと思いました。
そしてこれは他の曲でも言えることなんですけれども、カメラがお好きな椿さんに「フレーム越し」とかそういうワードを歌わせるのめちゃくちゃ興奮しちゃいますね……。一段生々しさのギアが上がる感じ、めろ〜い。あと純粋にbitterとbetterの韻踏みが好きです。
誰ですか??? こんなことを許したのは……。
鈴木大河さんの声がめちゃくちゃ甘くてめろくて良いっていいのはもう地球が回ってるくらい当たり前のことなんですけれど、あの、あの〜。こんな殺傷能力高いパートあります? 鈴木担、大丈夫? 大丈夫なわけないですよね。シンプルに、この声にこれ言わせたらしんじゃうだろみんな、です。これは。どこがどうとかなくてもはや。R84だよ。
ここの松井奏さん、ワンフレーズごと一歩ずつ階段を上がっていくような、そういうニュアンスがあるんですよね〜〜〜! サビ前の魔術師すぎる。物語をページを捲ってるみたいでドキドキします。
そこからの横原悠毅さんの“上げ”方、わかっっってんなあ〜……!? すぎますよね。ここはもう、個々にというより2人まとめてでしてやられた! ってなる大好きポイントです。
まとめ
もうどう頑張ってもめろめろですもんね。感情が拗れる曲を出しおってからに。大好き。甘い歌声の中にある、こう、芯というか軸というか、こちらを捕まえて離さないニュアンスを感じてしまって、も〜〜〜! となってます。単独でどうやるのか、もう今から本当に楽しみですね。間接照明みたいなの出てきたらどうしよう。ひっくり返るかも。
ここまでお付き合いいただいた物好きの皆様、ありがとうございました!IMP.ってやっぱり、最高だなあ〜!
これは余談ですが
天才フォロワ「🍨をGo Crazyの成就後だと解釈して聴くとやばい」
わたし「ミ゚(悲鳴)」
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