15:新たな未来へ、出航の合図。──DEPARTURE│2024.06.13(Thu)-14(Fri)
これは世界のどこかにいるひとりのエンタメ大好きオタクが、大好きな人やその人が見せてくれた景色について書き残した、ちょっとした忘備録です。
※何かのご縁で、筆者を知らないけれどこれを読んでくださっている方へ 筆者はTOBE所属、IMP.(あいえむぴー)のセンター佐藤新くんのことが大好きなオタクです。
はじめに
IMP. 初単独アリーナ公演「DEPARTURE」お疲れ様でした!!!!!!!
ずっと7人の目標だった単独アリーナ。相変わらずあんまり実感が湧かないまま会場に行って、席に座って少ししてから「あれ、今からもしかしてIMP.に会う……?」と思ったポンコツです。認識が遅い。
今更になって振り返りnoteに手をつけたわけですが、今回はレポや感想というよりかはいちオタクのお気持ち書き殴りnoteなので、レポ読みたいな〜と思って開いてくださった方は今のうちにお逃げください。レポというほどではないけれど、好きだったところまとめのnoteは別で書きたい。と思ってはいます。書くかはわからんけど。
というわけで、相変わらずの乱文ではございますが、好事家の皆様だけどうぞお付き合いいただけますと幸いです。
1.あの時泣いたのはきっと
我ながらクソきしょタイトルで笑ってます。
前述の通り認識の遅い私は、6月13日の昼過ぎ、有明アリーナの椅子に座って思ったわけです。ああ、今からライブなんだと。初のアリーナ、とは何度も口にしてはいたけれど、正直「叶った」みたいな気持ちは少しもありませんでした。ただ、あー、はじまるなあ、と夢見心地で考えていました。なんなら私は大好きなトラス(※照明などがついている鉄骨のことです)を眺めてました。キモいですね。
そうして始まった「DEPARTURE」。オープニングが始まれば勿論わくわくするし楽しくなってくるわけですが、ある時突然涙が溢れてしまったんですよね。それが、3曲目の「CRUISIN'」でした。
歌詞が間違っていたらすみません。座席の位置的に、ムビステにいる彼らの背中を眺めている角度だったと思います。
新しい衣装を纏った7人の姿、ペンライトの海、「ひとりじゃない」の言葉。私の身体が、とつぜん、「ああここはアリーナだ」「初めての、7人の単独アリーナ公演だ」と理解しました。なんでこの歌詞だったのかは私にも分かりません。ただ、どうにも涙が止まりませんでした。
この時初めて、私の中に“IMPACTorsの横浜アリーナ公演を待ち望んでいた私”が居て、なおかつ今も息をしていたことに気が付きました。22年のサマパラ、あの夏、ギラついた瞳で未来を見ていた7人に焦がれた私は、まだ死んでいなかったのです。
(当時のメモから引っ張り出したので間違ってたらすみません。)私はずっとこの言葉が大好きでした。たまたま運良く足を運べた公演で、大好きな新くんの言葉に、コロナ禍のあの当時、私は拍手することでしか応えられませんでした。それでもそれが、あの時の、その瞬間の私なりの覚悟であったと、振り返ってからは思っていました。
きっと、あの頃の新くんが想像していた未来と今は違う色をしているし、それは私にとってもそうだと思います。だけど、間違いなくこれは“叶った未来”だと思いました。掴んでくれた。叶えてくれた。新くんが、7人が、この景色を見せてくれたのだと。
泣いたのはきっと、あの時の私であり、全てを乗り越えた先にいる今の私でもありました。あんなにあたたかい涙があるのだと知りました。またひとつ、新くんに知らないことを教わってしまったなあ、と思っています。
2.大好きな煽りの話
何度も申し上げているので、私をよく知る方はこの言葉だけでハイハイあの話ね、となるかと思います。そうです。あの話です。
私はこれをよく「沸いてくれ構文」と言っています。便利なのでここでもそう呼ぶことにしますね。
有明単独公演にて、新くん、3公演ともこの煽りをしてくれました。私、この煽りが大好きなんですけれど、現世になってからこれを聞けたのはJJだけだったんです。そもそも構文自体べつに新くんの定石であるわけではないと私は思っているので齟齬があったら恐縮なのですが、これ、個人的に好きだけど見られたらラッキー! くらいに思っていたんですよ。だけど新くんは、やってくれました。しかも3公演とも。それって、やっぱり新くんのオラオラスイッチがONな時だからこそだと思うんですよね。
そのスイッチが入ってる時のパフォーマンスが、私は、彼の真骨頂だと思っています。つまりは、その時点で新くんの120%、いやむしろ150%くらいをぶつけられるということが確定するわけです。もう、そんなの、叫んでしまいましたよね。喉がちぎれるかと思いました。アドレナリンってこわい。そしてもちろん初回公演に関してはここまで泣き通しでした。(泣きすぎ)
沸いてくれ構文、いっぱいききたい。いつか彼らの単独公演で「沸いてくれ東京ドーム!」を聞くのが、またひとつ私の目標になりました。(勝手に)
3.きっと今も大きな横並びで
これは再確認と大喜びのお話です。
今回の公演は、タイトルが「DEPARTURE」とある通り、旅の始まりであるとか航海であるとか、そういうイメージの演出が多かったように思います。
私は正直、横並び、というワードを現世になってからあまり用いなくなっていました。使わないわけじゃないけれど、なんだかしっくりこなくて、が近いかもしれません。それは決して7人といること、7人のことを信じていない訳じゃなくて、ましては嫌になってということは万に一もないことなのですが、新くんの“ファンへの向き合い方”にちょっとばかり変化を感じていたからかもしれません。
少し昔話をします。新くんってすごくすごく、愛が重たくて、ある時PINKyのことを「心臓」とまで言ったことがありました。私はその言葉がずっと大好きで、寂しい時はその言葉に寄りかかっては、だからしゃんとしろ、こんなところで折れるな、と自分に言い聞かせていました。
それから彼が、彼らがIMP.となって、私はPINKY.と名を変えて。前を向いてただ突き進むしかない、そう、走っていく新くんの背中を追いかけるような日々を感じていた時がありました。私ですら振り返るのは怖かった。だからきっと、もっともっと。
ある意味、というか極端なことを言うと、彼はとても強くなった、と思いました。もう、PINKY.の助けなんていらないほどなんじゃないか。果たして、SNSや手紙を通じて私が伝える「好き」や肯定の言葉は、必要なのだろうか。もう、私はここにいなくたっていいんじゃなかろうか、と。
勿論、私のようないちオタクが消えても、世界も彼も何も変わらないことは承知の上です。いなくたって地球は回るし、いなくたってきっと佐藤新はステージに立ちます。それでもどこかでお互いの存在を“必要”とするのが、アイドル/アーティストとオタクなんじゃないかなと、曖昧で繊細で限りなく愛に近い関係性がそこにあるんじゃないかと、そう私は思っているだけで。
私は心のどこかで、少しだけ寂しかったのかもしれません。私はまだ、あなたの心臓ですか、と。そんな重たい愛の言葉を、都合よく受け取っても構わないと思えるような、そんな存在であるのでしょうか、と。そうじゃなかったところで別に私は勝手にここに居るだけなのですが、そんなことを、ぼんやりぼんやり、自分でも認識できない程度に淡く、考えていたのかもしれません。
そんな中で、この公演でした。7人の姿は、新くんの姿は、きれいでした。重たくてきらきらした、限りなく愛と呼ぶに値する感情がそこにありました。
ああ、そうか、と。世界の色が変わったって、この7色の愛情だけはそのままなんだなと、思いました。これは自惚れに満ちた感情です。それでも私なりに言葉にするならば、私たちはまだあなたの心臓だった、と、そう言うのが適切な気がしてならないのです。
さいごに
この船は居心地がいい。本当に。
相変わらず世界の片隅で、ぽそぽそ偏愛を語るだけの私ではありますが、この航海の先に見える景色がとっても楽しみになった、そんな2日間でした。勝手にここにいるよ。それしかできないけど、それはできるから。1でしかないけれど、きっと1と0は大きな違いだって信じて。
これからもきっと大きな横並びで。
新くん、今日も大好きですよ。
ここまで読んでくださってありがとうございました。物好きなあなたに、何かいいことがありますように。🍀