6:君の住所が、いつか照明の下になるまで──D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA│2023.12.02(sat)
これは世界のどこかにいるひとりのエンタメ大好きオタクが、大好きな人やその人が見せてくれた景色について書き残した、ちょっとした忘備録です。
※何かのご縁で、筆者を知らないけれどこれを読んでくださっている方へ 筆者はTOBE所属、IMP.(あいえむぴー)のセンター佐藤新くんのことが大好きなオタクです。
はじめに
IMP. おかえり〜〜〜〜〜〜〜〜‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
7人が私たちファンの前に立つのは5月25日ぶり、私個人としては生で見るのが3月ぶりで。や〜〜〜もう、ここまで長かったような、短……くはなかったなぁ‼️ 間違いなく長かったと思います‼️ 7人が7人で帰ってきてくれて、デビュー、楽曲、FCや各種SNS、YouTube……たくさんたくさん宝物をくれて、後ろを振り返る暇もないくらい走ってきた2023年ではありましたが、それでも「生で彼らを見ていない期間」っていうのは、体感、けっこう長かったように思います。「寂しかった」というよりは、「実感が湧ききらなかった」みたいな。IMP.は実在してるってわかってる、けど、この目に映したことはまだないから、と頭のどこかで現実味があんまりない、ふわふわした存在であったような感じがしていました。(シンプルに「会いたかった」が一番だけれど)
そんな彼らのお披露目が、まさか京セラドームというデッッッッッッかい会場になるだなんて、夢にも思っていませんでした。それも、ジャンルや所属の垣根を越えてのステージになんて尚更。
私は最初、正直、不安でした。そんな挑戦的で革新的なステージに、7人が立つのか? そんなジャンルレスとも言えるような場に、私たちは混ざれるのか? って。だってつい半年ちょっと前まで、所謂「アイドルオタク」だったんですよ。垣根を越えた客席、フェスなんて知らない。知らないって怖いじゃないですか。ついていけるのかなあ、とか、どんなテンションで見られるのかな、とか、そして何よりそんなアウェイかつ広い場所で、私の大好きな「IMP.とPINKY.が横並びでいる感覚」が果たして感じられるのだろうか、と。IMP.としては初めてのステージ。IMP.になってから出会ってくれた全ての皆さんにとっても大切な「はじめまして」だけれど、私のような彼らの帰りをずっと待っていた人たちにとっては、やっと訪れた「おかえりなさい」の日だったから。
結論から言うと、ぜ〜〜〜〜〜んぶ杞憂でした‼️終えた今は、彼らとの再会がこのD.U.N.K.という大舞台でほんっっっっとうに良かったなって思っています。まずは呼んでくださったSKY-HIさん、関係各所の皆様、本当にありがとうございました。オタク(一人称)、SKY-HIさんに足向けて寝られない。
REUNITE そして始まり
「2023年を象徴するグループ」
SKY-HIさんのそんな言葉に、心臓がうるさく鳴って。「長い下積み」と、そう評されたことに目頭が熱くなって。メインステージに並ぶ7人のシルエット。それは、あの頃と何一つ変わらない──否、あの頃よりもっともっと逞しく、頼もしくなった、7人の姿で。
喉がちぎれそうなくらい叫んで、体温がぶわっと上がって、抑えきれない涙がぼろぼろ零れて。始まった、IMP.初めてのステージ。
最初に響いた歌声は、私の大好きな人の決意の声でした。
7人の真ん中に立つ、新くんの楽しそうな笑顔。ステージの上、ぎらぎら揺らめく青い炎みたいな14の瞳。ただただ、嬉しかった。私の大好きなIMP.がそこにいました。夢じゃなかった、やっと会えた、そう思いました。
IMP.の「IMP.」から始まったステージ、あまりにも彼ららしいなあと思います。この感覚はきっと、前世の彼らを見てきた人にしか伝わらないし、うまく言語化できるものでもないのですけれども(言語の不完全性に負ける無力なオタク〜!)。この7人ってね、“あの日つまずいてしゃがみこんでしまうほどの痛みさえ”、“助走に変えて”きたんですよ。その時、決して横並びの手は離されなかったし、私たちも離さなかったからこその景色が確かにあったな、って思います。めんどくせー言い方をしていますが、要するにIMP.最高だったって話です。
ステージは進みます。2曲目は「SWITCHing」。
この曲が出た時から「SWITCHing歌いながら花道歩いてくるIMP.見たいな〜‼️」とか思っていたので、まさか初披露から叶うと思わなくて変な声が出ました。オタクの夢の具現化すぎる。まだ単独でアリーナやってないって言われても信じられないくらい、“Super Star中のスーパースター”なオーラを放ちながら歩いてくる7人。ヤッッッッッバかった。みなさん見ました? これが私のずっとずっと好きなグループなんですよ。ってドヤ顔したくなるくらい格好良くて。ギラギラしてて。てか衣装かわいいな。(時差)
3曲目はデビュー曲「CRUISIN'」です。
良〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜‼️セトリずる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜‼️‼️‼️‼️
夢かと思いました(n回目)。この曲が流れた瞬間、客席の光の結構な数が揃って横に揺れてたの、アツかった。
いつまでも忘れたくないので敢えて書き残しておきたいんですけど、この曲の2番で横原悠毅さんのマイクが切れてしまった瞬間があって。オタク(一人称)は生ならではのそんなトラブルにひやっとしたわけなんですが、横原さん、一切動揺した顔もせずさらっと地声で歌ってて、しかもその声がメンバーのマイクに入ってなのかスタンドにいた自分にまで聞こえてきて痺れました。震えた。最高にかっこいいよゆ〜ゆさん……。数々のステージを乗り越えて、むしろ乗りこなしてきた彼らだからこそだなっていう感じがしました。
そしてこの曲でSKY-HIさん登場。「CRUISIN'」に合わせてバチバチのラップからの一緒に踊ってくださるso cuteな展開にオタク(一人称)思わずにっこり。後からファンの方にこの曲のリリックだったと教えていただきました。有識者助かる。
この曲を「CRUISIN'」にぶつけるセンス、良すぎてどうにかなっちゃいました。個人的には「勝利の女神からのキスを受けたお前にとってのビースト 幾度も幾度も傷負ってなおこのスピードフロー」っていうリリックがIMP.すぎてメッッッッッチャ、SKY-HIさんのIMP.解像度の高さに爆泣いてます。
挨拶MCでは自己紹介にしれっと混ざるSKY-HIさんがとっても可愛かったり、ドームでつ〜ばきばきをするというこれまたオタクの夢みたいな展開があったり、鈴木大河がマイクを汗で水没させたり(ほんと“持ってる”んだよなあ……)。ぱたぱたといなくなったので何事かと思ったらいい笑顔で「汗でマイク壊しました!」の宣言が入ったのでめちゃくちゃ笑いました。誰かやるとは思ったけどがちゃんだとは思わないじゃん。天才。
そしてラストはまさかの新曲「I Got It」初披露。
ティザーしかでてない曲をしっかりみっちり見ちゃった優越感、エグいかもしれない。
めちゃくちゃ好きだった話をします。この曲振りの時、曲名が出る前に察したオタクたちの歓声に「まだ言ってないよ?笑」と笑うIMP.っていう件があって。その空気感が、めちゃくちゃ単独公演のそれだったんですよね。あの瞬間、確かに交わされた空気が私の大大大好きな「IMP.とPINKY.」だったんです。めちゃくちゃによかった。「IMP.」での始まり方やパフォーマンスの仕方といい、その件といい、私の待ち望んでいた「IMP.のとの再会」でした。ほんともう、好きだ〜‼️って気持ちでいっぱいになっちゃいましたね。
さてアイガーリはどうだったかというと、ドドド愛重ソングでにっこりしたのと、ここまでの3曲ともまた違った𝓢𝓸 𝓢𝓔𝓧𝓨さを兼ね備えた楽曲でとってもリリースが楽しみになりました。個人的にサビでガリガリしてるところのあらたいがの不敵な笑みが忘れられないです。表情管理の専門卒?
このD.U.N.K.というステージで、トップバッターかましてくれた大好きなIMP.を私は誇りに思います。最高に格好良かった。そしてなにより、ちゃんと「おかえりなさい」がやっとできてよかったです。おかえり。おかえりなさい。7人で帰ってきてくれて、ほんとにほんとにありがとう。
「SUPER IDOL」、夢かと思った
どうしても書き残したかったこれ。書きます。
私は本当にSKY-HIさんのこともNissyさんのこともAAAさんのことも全然知らない人間なので、さぞお二人のファン的には嬉しいんだろうなーくらいの気持ちで呑気にこのステージを楽しみにしておりました。その重みを知らない、という前提でこの感想を読んでいただけたらと思います。
「行こうぜ、相棒」 ズっっっっっるい。
当方、青春アミーゴな関係性大好きオタクなので、Nissyさんを呼び込むSKY-HIさんの前置きの時点で「アこれ私の好きなやつだ……」と震えました。地元じゃ負け知らず(概念)すぎませんか? なんか浴びた。ありがとうございます。
登場するお二人、ドーム突き破りそうなくらいの歓声、そして始まった「SUPER IDOL」。このお二人のなにがやばいって、場の掌握力だなって思いました。お二人に空気を掴まれるあの感覚、鳥肌が立ちました。
「D.U.N.K.」の番組でSKY-HIさんがうちの(?)横原悠毅さんの問いに対して「日本キてるっていう雰囲気」を作っていきたい(意訳)というお話をされていたのがめちゃくちゃ印象に残ってるんですが(なぜなら私はクレバーなエンタメ人の会話が大好きだから)、それをまざまざと見せつけられたような気がしました。あ、キてるわ、日本のエンタメって、こんなん見たら思っちゃうじゃんね、と。
確かな実力、堂々たる佇まい。空気ごと、存在ごとエンターテインメント。そして確固たる、その背中を預ける相手への信頼。それをぎゅっとひとつの言葉にしたら、極めてシンプルな「SUPER IDOL」って言葉になるんじゃないかな、って。
MVも出たので是非まだ見てない人には見ていただきたいです。見てくれ。格好良いから。
SKY-HIさんの言葉に爆泣きした話
さて、大好きな彼の話をする前に、このステージの王様(と私は勝手に思っています)たるSKY-HIさんの話を少しだけ。
こちらも前提として言っておきたいのですが、私はSKY-HIさんのことをほんっっっとうに何も知らないです。D.U.N.K.の予備知識も番組のIMP.出演回と「D.U.N.K.」って曲しか存じ上げない、最低限オブ最低限のミリしら人間です。ただ本当に感謝だけを携えてSKY-HIさんのステージを見たいちエンタメオタクだと思ってください。
SKY-HIさんがご自身のパフォーマンスの中で、こんなことを仰っていました(記憶の限りなので言葉のぶれはあると思います、意訳だと思ってください)。「声やボードもそうだけど、その存在があなたの大好きなアーティストを支えになってる」「あなたの存在は間違いなくあなたの好きなアイドル、アーティストに届いてる。20年やってる俺が言うんだから間違いない」ここね、めっっっっっちゃくちゃに泣きました。こんなオタク冥利に尽きる言葉、あるかて。
私はかなり卑屈なオタクなので、いつもどこかで「私ひとりが何をやっても」「私がいなくなったところで」みたいな気持ちを抱えているし、大好きな人と出会った時に「私が何をしたって変わらないけれど、でもせめて、1はゼロではないって信じて」と思うので、こんな真っ向から存在を肯定されてしまうと涙が止まらなくなってしまうんですね。だってそれを自分ではできなかったから。自分で肯定したくてもしてあげられなかった心の片隅のやわらかいところを、そっと触れられるだけで涙が出てしまう。連番に介護されるくらい泣きました。
そして同時に思うのが、私は7人がそういう言葉を言ってくれる人たちだからずっと好きなんだろうなあということ。前世の、まだ私たちが「PINKy」だった頃、新くんが「PINKyは俺の心臓」と言ってくれたことを思い出しました。時が流れ、咲く場所が変わって、PINKY.と名前の変わった今、新くんにとってあの時と同じではなくても、かけがえのないなんらかの形を持つ存在であったらいいなあ、なんて、わがままなことを思ったりしました。
佐藤新くん、格好良くなってた
さて、オタク(一人称)の大好きな佐藤新くんのお話です。「D.U.N.K.」前、連番の基担とタクシーの中でこんな話をしました。
なんでこんなの真面目に書いてるかというと、ドンピシャだったんですね、これが。喋り方含め。
冒頭でIMP.のターンのお話はしたので、その後の出演パートのお話をしたいと思います。まずは、SKY-HIさんとのコラボ。
バッッッチバチの楽曲に突然現れた見覚えのある7人。悲鳴が出ました。思えばずっと悲鳴上げてたな私。もうSKY-HIさんのターンそれ自体がずっと格好良すぎてアガりまくってたんですけど、その上好きな人が出てきちゃったらもうね、ハイどころじゃありませんでした。
まず思ったのは、IMP.身長たっっっっか。いつもは上手下手に別れがちなかげみなが斜めに並んでいて、でっっっっ……かくない? となりました。そういえばこの人たちおっきいんだった。久しぶりすぎて忘れてました。そんでもって、バックダンサーが上手すぎる。真ん中を引きたてつつ踊るのが上手いのは、もう、彼らの今まで歩んできた道で得た最高のスキルだと思うんですよね。前にも出られて後ろでも踊れる、最強じゃん、と。
そんでもって本題。佐藤新くんです。
私ね、新くんのダンス好きなんです。めちゃくちゃ好きという前提でひとつ、disとも取られかねないことを申し上げますと、私は以前から、新くんってあんまり“身体を沈める振り“を踊る時“人より沈まない”子(敢えて子と言わせてください)だなあと思っていたんですよね。パフォーマンスを売りにしているグループですから当然ダンスを長いことやっていたメンバーも多くて、なので所謂当社比みたいな、グループ比みたいなことなんですけど、そういう傾向があるなあと勝手に思っていたわけです。それは決して彼がダンスが下手だとか劣っているとかではなくて、それはある種特色でもあって、同時に伸びしろでもある、ひとつの癖みたいなもの、と私は思ってたんですよね。
そんな彼がこの曲のフリーの時、SKY-HIさんに言われるくらい腰を落としてガシガシに踊ってたんです。息を呑みました。もうなんていうか、泣きそうでした。ダンスに関しては本当に見ているだけの素人なので言及するのは本当に恐縮なのですが、あれは体幹なのかな、安定感が段違いだったんです。安定感が上がったことによって表現の幅がさらに広がっていたというか、それ故の色っぽさ、雄っぽさ、攻撃的なまでの爆発力みたいな、そういうものが感じられて。ああ、そうだよ私はこの人のそういう、前に進み続けるところが大好きなんだよ、と!
これはエンディングでも思いました。出演者さんがぶわーーーっと並んでの、この曲。
予習した時にこれを見てたというだけの理由でこの動画を貼らせていただきますね。
IMP.も他の皆様と同じように、それぞれの音のとり方で「D.U.N.K.」を楽しんでいたわけです。もちろん新くんも例外でなく。で、この曲でもやっぱり新くん、ガッシガシに踊ってました。私は動画を撮る余裕なんて1ミリもなくガン見してしまったのですが、気になる方はぜひ検索してみてください。神様が沢山動画を上げてくださっています。(他力本願)あと新くんを見た方はそのままサイファー基俊介さんも見てください。マジでカメラを“理解”っている激つよサイファーでびっくりします。
新くん、かっっっっこよ………………。想像や想定の、ずっとずっと先にその背中があったことに、私はあの日やっと気が付きました。思い返せば新くんのことを好きになってからというもの、私はそれを繰り返している気がするんです。その感覚が、私がこの人を好きな、このグループを好きな理由のひとつなんだろうなあって思います。前に進み続ける、それも、私が思っていたよりずっとずっと速いスピードで。それに振り落とされないよう私も成長しながらその手を握りたいと思うことが、私がオタクとして、そして人間として生きていくための原動力なんだなあと再確認した1日でした。
他の錚々たるグループさんにあってIMP.に無いものは、正直たくさんあったと思います。でも同時に、IMP.にあって他の誰にも無いものがある、そう確信できたステージでもありました。真剣にステージを見た上で、私はIMP.を、新くんのパフォーマンスを、ずっとずっと目を逸らさず見ていたいと、そう思いました。いつかこの道の先、新くんが“照明の下が住所”と歌えるくらいの「SUPER IDOL」になる時まで。否、その先もずっと。
長くなりましたがこのへんで締めたいと思います。D.U.N.K.本当にどのグループも楽しかったです! いつかまたこのダンス&パフォーマンスの祭典が開かれるのなら、そこに7人の進化した姿がありますようにと、そう心から願っています。