9:わたしのヒーローは、どうやら佐藤新という名前らしい──toHEROes -TOBE 1st Super Live-│2024.03.14(thu)-17(sun)
これは世界のどこかにいるひとりのエンタメ大好きオタクが、大好きな人やその人が見せてくれた景色について書き残した、ちょっとした忘備録です。
※何かのご縁で、筆者を知らないけれどこれを読んでくださっている方へ 筆者はTOBE所属、IMP.(あいえむぴー)のセンター佐藤新くんのことが大好きなオタクです。
はじめに
toHEROes、本当にお疲れ様でした。
ご縁があって4日間現地に足を運んだのですが、久しぶりに感じる“これぞ現場!”って空気感、良かったですね。ただ本当に数年ぶりすぎて(それも連日の現場があったのは他界隈時代ぶりでして)、見事に全身バッッッッキバキになりました。ええ。オタク、体力、ほんとにだいじ。発表された当初は驚きと共に未知への不安を抱えていましたが、いざ始まってみれば本当に楽しかったです。
感想を順を追って書いたら次の現場までかかるくらい濃密だったので、今回は大好きな佐藤新くんにだけ焦点を当ててnoteを書き綴りたいと思います。いち新担による、新担のための(?)感想文でございます。読みたいという物好きな方は、どうぞゆっくりしていってくださいませ。
1. 実は佐藤新くんってほんとにきれいで
ま〜たこの人当たり前のこと言ってるよ。
これはあくまで私の使用語彙(概念)のお話です。
私の中では“きれい”と“綺麗”ってちょっと違って。決して優劣があるわけではないんですけれど、後者はより物理的、前者はより抽象的に用いることが多いです。なおかつ前者は、私にとってはすごくすごくおもたい感情のひとつでもあります。
という前提で「きれい」なんです、新くんって。
私の世界に現れたかみさまみたいに綺麗なのに、新くんって涙が出るほど人間なんです。歌って、踊って、笑って、泣いて、浮いて沈んで、きっと悔やんで前だって向く、人間なんです。私は、世界って誰しも何らかの矛盾を抱えていて、矛盾こそが人を人たらしめる宝であると思っているんですが、それを含んだ上での最大の美といいますか、最大限の“好き”の言い換えみたいなニュアンスで「きれい」だなって、改めて思いました。
もう一つめちゃくちゃ概念的な話をしてしまうんですけれども(Chu‼️思想オタクでごめん🎵)お付き合いください。
学生の頃ご縁があって板の上であれそれをしていた時がありまして、その時に教わってずーっと忘れられない、私にとっての“表現の掟”があるんです。それは、「人の心を動かすためには、まず自分の心を動かせないといけない」ということ。
もしかしたらこのnoteのどこかでもそんな話をしているかも、という気がしないでもないのですが、それくらい私にとっては忘れられない言葉として心に定住しているものなんです。新くんを見ていると、本当にそれを痛感します。同時に、新くんってそれができてしまうんだな……と、“当たり前”であることに一種の畏怖に似た感情を覚えます。
歌、ダンス、表情、視線の一つから指先に至るまで、まるで新くんの感情が、私の心臓に血液を押し退けて流れ込むみたいな感覚を覚えるんです。新くんの心の内側がぜんぶぜんぶ無防備に晒されているように思えるくらい、揺れるし、変わるし、いたくて怖くて愛しくなるんです。
(ぜんぶ、と言いましたがこれが本当に“佐藤新”の全部である、とは定義したくないのであえて言及しておきます。この“ぜんぶ”は所謂“光と、虚像とホントが作る”、“アイドル/アーティスト 佐藤新”の“ぜんぶ”のことです)
このドームを通じて改めて、「私はとてもきれないひとを見つけたんだな」という気持ちと「とんでもない男を好きになっちまったな」の気持ちが源泉かけ流しになりました。ホッカホカです。毎秒ファン1日目だし毎現場マインドが初現場。
2.オタク(一人称)、メンカラ演出だ〜いすき!
今回のだいだいだ〜い好き演出のお話です。
センターステージに並ぶ7色の炎、あれ、も〜〜〜これこれこれェ‼️となりました。
彼ら、前世の頃からああいうメンカラ‼️‼️‼️みたいな演出、あったじゃないですか。それが見られた。デビューして、それも、東京ドームの真ん中で。いつか見てみたかった景色が目の前にあって、7人がそこで光を浴びていて、その客席のひとつでピンク色を握りしめている自分がいて──こんなありふれた言葉しか出てこないのが切実に実力不足で申し訳ないのですが、「夢みたいだ」って思いました。終わってからボロボロ泣きました。私はこの景色が見たかったんだと思ったし、こうなりたかったんだって。
あと個人的ド癖の話なんですけれども、『IMP.』の2番ド頭の振りがだいだいだ〜いすきなので見られてヒョェ……みたいな声が出ましたね。好きだろそんなもんはよ。好きだ。👈あいえむぴさんが好きで好きで気が狂っちまいそうな時の「好きだ」
3.あらりちゅは幻覚
ど〜〜〜〜〜〜〜うしても書いておかなければいけない気がするので書きます。あれは幻覚です。集団幻覚です。あんな私に都合がいいことがあるわけないもん。まだトトロの方が全然現実。
私、何を隠そう和モノに激弱/セットアップ狂でして、なおかつ、大東くんは当時唯一認識していた無所くんだったので(少クラ拝見時「めっっちゃ歌が上手い子がいる……きみ、大東くんっていうのね」という旨のツイートをしたら、固定ツイに“大東立樹布教シート”を貼っている強者オタクさんからいいねが飛んできて爆笑したため)(あのお姉さん元気かな、いまも幸せだといいな)(しばらくしてから新くんと仲良しなことが判明してひっくり返りました)え、これは、私の夢の中の話? みたいな気持ちでずっと見ていました。まだトトロの方が全然現実。
これは大好きフォロワの語彙をお借りしての表現なのですが、あのコーナーあまりにも生産者の顔が見えて大好きでした。いや滝沢歌舞伎だろあんなもん。たすかります。こちとら青い桜から未だ抜け出せずにいるので、キレ喜びしてしまいました。実質たきかぶだったおかげで今年も私には春が訪れた実感があります。(去年は松竹座で同じことを言った)
この際なのでまたも私の癖を晒しますと、新くんがジャケットの内ポケに扇子を仕舞う仕草が爆イケすぎて、あの瞬間を切り取って星座にしたいと思いました。たぶん夢です。まだトトロの方が全然現実ですもん。
4.あいえむぴ〜さんって、あったかい
このnoteを書く前にヒトカラで『Be on Your side』を5回くらい歌ったんですけれど、イントロだけで泣けてくるの本当になんなんでしょう。とってもとってもやさしくて、しかもなんだかこの曲って「全員が同じ方向を向いているからこそ、それぞれの色が生きる」ような気がするんですよね。
この歌詞を書けてしまうNumber_i先輩がとんでもなくすごいことはもちろんのこと、この言葉をIMP.に歌わせるセンス、あまりに“理解”ってる。
6人に任されている言葉は、1番の「こうしたら、こうなるかな……」という、ある種の夢想や切実さとは、また少し異なった表現の角度だなと思うんです。「これよりもっとできることはある? これよりもっと君のためになることはある?」って考えて、迷って、試行錯誤しての先にあるものとして「溜め込んできた言葉の音が聴けるかな」がくる。まるで、その試行錯誤の中で彼ら自身も「君のためにできること」「君のために本当にしたいこと」を手探りで見つけていくようなニュアンスを持ってるんですよね。
なんならたぶんあいえむぴ〜さんは、「引き上げてあげたい」と思ってその手を引いてみて、相手が一時的には元気な顔を見せてくれたけどまた沈んでしまったところまで見て自分もまた落ち込むし、「抱き締めてあげたい」と力いっぱい抱き締めて相手を泣かせてしまってどうしようと戸惑うし、そうしてやっと「ずっとひとりで我慢してきたことが、君にはあるんだ」「教えてほしい、聞かせてほしい」「知りたい」と結論に辿り着く、みたいなところあると思うんですよね。ぜ〜んぶ妄想。ぜ〜んぶ妄想ですけれど、概念そういうグループだと思うし、君ってPINKY.じゃ〜ん! と自惚れられるくらいには普段からクソデカ𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬を貰っているなあと思っているのです。わたしはね。
は〜、そのあったかさ、あいえむぴ〜すぎる。常日頃から「PINKY.と横並び」「君の日常を楽しく幸せに」と言ってくれる彼らだからこそ、この身に起きたことのように想像ができるし、説得力を持つ歌詞だなあと思います。
あ〜あ泣いちゃった。満を持すな。
大天才ドドドセンターの佐藤新さんにこの言葉をなぞらせる意義isありすぎると思うんですよ。え? え〜……。大好きじゃないですかそんなの。
「小さな歩幅」は鼓動のメタファーかなと私は思っています。“小さな”という表現から、“君”が彼らにとって慈しみ、愛し、守る存在であることが伺えますし、歩幅が小さい=脈が速いということは、やはり“君”はたくさんたくさん頑張って抱えてしまったものがあるのだろうとも、彼らはそれをちゃんと“聞けた”のだろうなとも解釈できるなあと。
そしてなにより「その音はずっと続いていく」んですよ。“君”の人生はここで終わらない、だから大丈夫だよ、そばにいるから、なんですよ。“それでも歩いていく”んですよ。
こんな優しい音を新くんから与えられてしまって、どうしようって思いました。どうしよう。大好きすぎるかもしれない。この人が真ん中に立ってるグループなんですよ。勝ち確じゃないですかそんなの。どうしましょう。やっぱり私とんでもないグループを好きになった気がします。(n回目)
5.夢って叶うんだなあ〜と思った話
2でお話ししたことと重なるんですが、私はあくまでも私であって彼らではないので、「彼らの夢が叶ったこと」を喜ぶという気持ちもありつつ、「私が見たかったもの/したかったこと」が叶ったか否かというところで心が動くわけです。
私、オタクとして生きている上で、とっても好きな瞬間があって。それが、「大好きな人が見渡す、光の海のひとかけらになる」「大好きな人が浴びる、歓声/拍手の海のひとかけらになる」なんです。
それこそ『Be on Your side』の時、新くんがとっても眩しいものを見るような目で、ゆっくり会場を見渡していて──心臓がぎゅうっとなりました。あ、私いま、大好きで大好きで仕方がない新くんが見ている景色のひとかけらだ。しかもそこで、自分の意思で、心の底からの感情をもってして、ピンク色の光を握り締めている。そう気付いた時に、大袈裟かもしれないけれど、生きててよかったって思いました。この瞬間がいちばん好き。
彼らのひとつひとつの夢が叶う時、私はそれを勝手に喜びたいし、勝手にそこに存在したいんですよね。別にそれは誰に認められたいとか知られたいとかじゃなくて、ただ、私が望んでいるからそうしたいという、身勝手のオードブルみたいな感情です。
言葉にしてしまえば、「初めてメインキャストとしてドームに立つ」、その程度と人によっては言うようなことなのかもしれないけれど、私はそれが叶った瞬間に存在できて、本当によかったと思いました。
おわりに
思想の煮こごりを完食したそこのあなた、だいぶ物好きでいらっしゃいますね。お付き合いいただきありがとうございました。
要するに一言でまとめると、タイトルの通りでございます。彼がヒーローなら私はヒロイン目指そうかな🎵なんて生温いことを思っておりましたが、このドーム公演を超えたら「どちらかといえば、守りて〜! ぜんぜん背中とかまもりて〜!」といつもの負けず嫌いをもってして思ったので、私は新くんのヒーローを目指して頑張ってこの歩幅をこれからも続けていこうと思いました!
私みたいなめんどくせ〜オタクを抱えてしまった彼がだいぶ可哀想ではありますが、やめてあげられはしないので諦めていただいて。時々またこうやって、世界の片隅でぽそぽそ偏愛を綴っていようかなと。
新くん、今日も大好きですよ。
IMP.のみなさんもこれを読んでくださったあなたも、どうか幸せでありますように!