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João Gilbert

子供の頃から、何故かBossa Nova が好きで。

歌はノンビリとしている感じだけど、その蔭に、裏腹な速いリズムが刻まれていて、そのバランスが心地よくて。

音楽に詳しい人にきいたら、バチーダっていうらしい。

大人になってから、そのバチーダを生み出したのはJoão Gilbertって人で、Bossa Noba の法王 って言われてることを知って。

聴いてみたら、体感温度、湿度がスッと低くなってくる、不思議な魅力に溢れていた。

その時から、私のBossa Nova 好きが本格的に。

それからまた何年も経って

そのJoão Gilbertが、日本公演するというニュースが飛び込んできた

すぐにも行きたかったけど、ちょうどタイミング的に無理なところで行けず

その後3回も来日していたのに行けなくて

2008年にまたライヴをやるときいて、今度こそ行かないと取り返しがつかないような気がして

色んなこと全て振り切ってライヴに行くことにした

しかし、まさかのJoão の体調不良による公演延期、そしてそのまま中止に

その後、待ってみたものの…

ついに、João は、本当の星になってしまった

やはり、チャンスは3回が限度なものだと教えてもらった、

ありがとう João 

João Gilbertは、日本がとても気に入っていたらしい

彼はよく偏狭で気難しい といわれていたけど

ブラジル人だからって、必ず陽気 って訳でもないと思うし、

彼の繊細な歌やバチーダを刻むギターを聴くのにうぇいうぇい騒ぐ必要はないし、

むしろ、静かに聴いてて欲しいと望むのは正論じゃないかと思う

某大国でのライヴで、事前に契約書に◯◯社のマイクを…ってちゃんと書いてるのに違う会社製のが平然と出されていたりして怒ったJoão がライヴをドタキャンしちゃったり、

でも、それも当たり前過ぎることのように思う

日本だと、そういうのはキッチリ守ってくれて、オーディエンスもちゃんと静かに聴いて拍手のタイミングも絶妙だったから感激したらしい

日本はBossa Nova好きな国といわれているし、Joãoも日本が好き

相思相愛の関係だったことが嬉しい

もう新しい歌を聴くことは出来ないけど、

あなたの残した、歴史に残る名曲、そしてバチーダを大切に聴いていきたいです

晴れた日にはバチーダが効いた歌を、

雨の日にはお得意の繊細な歌い方を、

空の上から私たちに聴かせてね João 

さよならは、言わない

#JoaoGilbert #bossanova #ボサノバの法王

#星になっただけ

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