マリーゴールドのこと(想像と創造について)
マリーゴールドが完成しました!
今年の夏は、マリーゴールドのブローチを付けてお出掛けしたくて。
どうしても創りたかったモチーフでした。
目が覚めるような鮮やかなオレンジと黄色。
太陽をたっぷり浴びたようなこの色は見ているだけで元気になれそう。
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普段は創りたいモチーフを決めたら、
さくっと軽くスケッチをして編み始めます。
そして形づくりながら、"こうした方が良いかも"と修正していきます。
イメージはふんわりとしていて、手を動かしながら見つけて積み上げていく感じ。
偶然や意外な発見もアリ。
なので、
完成する頃には最初のイメージとは若干違うデザインになっている、と言うことも少なくありません。
でも今回は初めから、完成したマリーゴールドがはっきりと頭に浮かんでいました。
花全体のこんもりした感じ
一番下の段の花びらの丸まり具合
細長いガクと花とのバランス
ふと、
こんなに細部まで想像できているってことは、
"完成させている未来は確実にある"のでは、と思ったのです(笑)
【想像できることは創造できる!】
そうやって人類は飛行機だってケイタイだって創ってきたんだから
私のマリーゴールドのイメージだって創れるのでは?
このことを体現してみたいと言う興味も抱えながら制作に入りました。
いざ創り始めると、すいすい魔法のように♪とは行かず…
いつものごとく
一目増やして、減らして、
長編みを試して、長々編みに変えて、
ワイヤー五ミリ長く、やっぱり短く、
考えられる可能性を一つずつ試してみる、と言う地道な作業。
でも、
やっていることは普段と同じでも、
いつもの【イメージはふんわり】【積み上げて形作っていく】という感覚ではなく、
【確実にあるものを探しだす】という感覚で。
途中、作業的には難航していた時も
想像できることは創造できるからと、謎にどっしりと構えている感じがありました。
制作から5日目、ついに完成!
思い描いた通りの花姿に、自分でも本当にびっくりでした。
生のマリーゴールドをつけているみたいな感じになるんです♪
今回思ったのは、
たかがイメージ、ではない!ということ。
作品を形にする技術は大前提としてもちろん必要ですが、
完成後の作品の細部までをリアルに想像することは、カギだと思いました。
イメージの力って侮れない!
また、創りたい作品を細部までリアルにイメージしてみたいと思います。(実験みたい笑)
こんな話しは需要があるのか分かりませんが、、、
誰かに楽しんでいただけたら嬉しいです☆