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フリーランスデザイナーの奮闘記

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私がフリーランスデザイナーになるまでのお話しと、なってからの葛藤や学び・考え方などを実体験に基づいて書いていきます。
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#デザイン

ロゴマークはコンセプトから作るな

自社ブランドの話が続いてしまったので、今日は別のお話を。 先日、こちらのセミナー(オンライン)に参加してきました。 これが無料でいいのだろうか…と思うくらいには、全てのデザイナーと経営者にとって有益な情報に溢れていたのですが、特に印象的だったロゴデザインのお話をご紹介します。 セミナーの主な内容は、北海道を代表するアートディレクターの鎌田順也さんと、北見の消臭剤メーカー、環境大善の窪之内誠社長が、二人三脚で「きえ〜る」という消臭剤のブランドをリブランディングするまでのお

言い続けたら、デザイナーになれた話(スピリチュアルな話ではありません)

これは私の体験に基づく一つの実証です。 たまに「やりたいことが特になくて…」という人の話を聞きますが、私は全くもってその逆、やりたいことがありすぎる、少々前のめりな人間でした。 日本のものづくりに興味があり、地元札幌の大学でデザインを学んだ後、奈良にある工芸雑貨メーカーに就職。1年の店舗勤務を経て、本社職に移り、最初に配属された部署は生産管理課でした。 生産管理とは主に商品の量産を担う部門です。デザイナーから商品の仕様書を引き継ぎ、製造元に発注、工程ごとに仕様書通りに作

器用貧乏デザイナーからの脱却

私は昔から、器用貧乏であることにコンプレックスを感じていました。 例えば、中学生の頃。 バドミント部で部活動に打ち込んでいた私は、自分で言うのもなんですが、十数人ほどいたチームの中では上から3番目くらいのレベルでした。 さらなる上達を目指し夜のスクールにも通い始め、週に2〜3回、ウォーミングアップで体育館を30周、1時間以上のきつい練習を2年ほど続けたにも関わらず、結果は地区大会の次、全市大会のシングルスで初戦敗退でした。 デザインの話で言えば、フリーランスになってから商

同業者の評価を気にするな、と言われて心が軽くなった話。

「同業者の評価は気にしなくていい。  お客さんが満足していればいいんだよ。」 これは私がフリーランスデザイナーになりたての頃、お世話になっている企業の社長に言われたことです。 それまで私は他人の評価を気にしすぎる人間でした。裏を返せば自信が無いということ。自分のつくるものに自信が持てなくて、いつも他のデザイナーからの評価を気にしていました。特にフリーランスになってから、経験値の少ないグラフィックデザインの仕事をやる場面が増えて、独学に限界を感じ、これは正しいのか?間違って