縁の下の気にしいや
「なんでもできていいよね!」
「誰とでも喋れていいよね!」
そう言われるたびに笑顔で「そんなことないよー!」といいながら、「最初からなんでもあるわけないだろ。」と、悪態ついている。
素直に受け取ればいいのにね。可愛げない。捻くれ者。
でも私だって本当は、俯瞰してたい、なにもしたくない、誰の顔も見たくない、誰とも話したくない。
でも、後になって誰かに皺寄せがいかないよう仕方なくやっているのに、ご機嫌とればいいとでも思ってるのかしら?っていじけちゃう。
そもそも、才能がないから、本物になれなかったから、近道が向いてないから、できるのは遠回りだった。
直向きに頑張ることしか、真面目に生きることしか、人一倍努力することしか、何もないからそうするしかなかった。
そうやってどんどん首のハーネスをキツくしていたら、躾のボルテージが分からなくなって、こうなってしまったのに。
でもこの全てが私の生きてきた証だから、ちょっとかっこいいじゃん?って思うから、それっぽく片されるのは違うな?となる。
だってこれ結構苦しいんだもん。本当は助けて欲しいんだもん。抱きしめて欲しいもん。でも簡単に消費されるのは嫌だという矛盾。
んー、ただ「ありがとう!助かる!」とかが嬉しいんだよなぁ。
でもいいんだ。頑張ってると、たまーにいいことあるでしょ?特大でっかいやつ。
これこれ!これの為にやってたんだよ私は!ってやつ。
だからいいの。結局それが欲しくて、いくらでも苦汁飲んじゃうの私。
思ってないのに「美味しいよ!苦いの好きだから!気にしないで!」とか笑顔で言えちゃうんだよな。
はぁ。なんの話だっけ。
まあ笑って欲しいや。可哀想がられるのは嫌いだ。じゃなきゃ頑張ってないし。
こんなもんは全部、笑い飛ばしてくれ。
大谷のホームランに乗せて。
遠いブラジルまで届くくらいに。
見てくれた方にいいことありますように。
ばいちゃ✌️
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