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永久凍土の食前酒【佐藤愛佳】
みなさん、おはこんばんちは。名前のない演劇祭A参加作『とけないアイスがあるとして』で音響を担当しています、佐藤愛佳と申します。
作品のキーワード、「新幹線」「地球」「アイス」について語っていこうということで、音響の筋からはガッツリ外れますが自由に書き散らしていこうと思います!
長らく修論に拘束されていたせいか、やや堅い文章になっていますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
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1. 新幹線の思い出
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いかにもドヤ顔で撮っていそうな写真ですが、この数分後にとんでもない葛藤に直面することになるとは、当時の私は知る由もないのでした――。
これは今年の2月9日、山形の友人を訪ねた帰りに撮ったものです。
最強寒波とかいう小学生が考えたような寒波の影響で福島~山形間は大雪、帰りのチケットを取った日、山形新幹線はまさかの終日運休。
旅行最終日は夕方まで温泉を楽しんでのんびり東京に戻る予定でしたが、急遽予定変更です。お昼ごろに山形駅で大急ぎで仙台~東京間のチケットを取り直し、仙台行の高速バスの行列に90分(ディ〇ニーよりは良心的)に並び、大渋滞を経て仙台駅に無事脱出!
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と色々あってやっと乗った新幹線でウキウキで撮った写真が1枚目なわけですが、乗車して数分後に問題が発生したのです。
福島駅でお隣に座ってきた会社員の方がPCを広げてお仕事を始めた。
いくら駅弁とはいえカレー味という臭いが強い弁当を食べてもいいのか?仕事をしている方の隣で一人で晩酌するのは道義に悖るのではないか?
こんな考えが頭をよぎりました。広げたお弁当とお酒を前に3分くらい葛藤し、遂に勇気を出して隣の方に話しかけました。「す、すみません、お弁当……食べていいですか」と。
お隣の方は一瞬「はて」という顔をしながらも「いいですよ~~」と返してくださりました。優しい。ただ気まずい!!!!
駅弁は美味しかったです。牛肉どまんなかカレー味は山形限定らしいので是非お近くに立ち寄った際は食べてみてください。
ちなみに流石に酒盛りをする勇気はなく、お酒と牛タン笹かまは自宅に持ち帰ったのでした。かなC。
2.地球を感じた話
小学校の時の合唱で「地球星歌~笑顔のために~」と「瑠璃色の地球」を歌った時かもしれません。丁度似たような時期に教わって、「いやどんだけ皆地球好きなんだよ」と。
生きていて地球を感じたことはあまりなかったのですが、「あなたの毎日が世界をつくり愛する想いが地球へと広がる」「地球という名の船の誰もが旅人」という歌詞を見て、何気なく生きている日々や周囲から受ける愛情も「地球」なのかぁと幼心ながら感じた記憶があります。
愛国心ならぬ愛球心が育まれたような気がします。
3.好きなアイス
セブンティーンアイス一択です。私の青春の側には常にセブンティーンアイスがあった、まさに成長を共にしたアイスです(案件じゃないです)。
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ラムレーズンが一番好きです。あの上のクランチがたまらんのよ。
セブンティーンアイスと出会ったのは中学1年生の時。中高の最寄り駅にセブンティーンアイスの自販機があり、友人と駅のホームで電車の到着を待ちながら食べるアイスが最高に美味しかったことを覚えています。
THE青春、ガッツリ校則違反でしたけど(時効)。当時は120円でした。高校の時には130円になっていた記憶があります。
高校入学後は金欠の影響でめっきり食べる頻度は減ってしまい、高校卒業後はコロナ禍の外出自粛も相まってセブンティーンアイスは暫くご無沙汰でした。……が、2021年、大学の部室棟の近くで運命的な再会をしてしまったのです。
そこで見たお値段は150円。あれ、ちょっと高くなった?と思いながら稽古の休憩中につまんでいたのですが、遂に2023年には170円に。本当の意味でセブンティーンになっちゃったわ。今は200円のようです。
私の成長に伴い、セブンティーンアイスのお値段も成長しちゃいましたね。それでも私は今後もセブンティーンアイスを愛す所存です。アイスだけに。グリコさん応援してます。
見事に寒くなった所で締めましょう。
4. 最後に
30分という短編ですが、その中にぎゅっと面白さが詰め込まれています。
3/15(土)、22(土)、北池袋新生館シアターでお待ちしております!!
5. おまけ
こんなに話に一貫性がないと、タイトル付けるのが難しいですね。というわけでネットで見つけたタイトル生成機さんにお任せしました。
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アイス、お酒、まぁ当たらずと雖も遠からず……?
***
劇団トワズガタリ 名前のない演劇祭A
『とけないアイスがあるとして』
脚本・演出 滝澤諒
いつか富士山が見えた窓、暗い鏡になった窓。新幹線は夜を駆け、地球は今日も廻り続ける。
ご予約:https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=74fhlenm
◆出演
宇佐木 川上頌太 高尾友季
◆日程
3/15 (土) 第2部17:30〜
3/22 (土) 第1部15:00〜
*1 部につき2 団体の公演があり、両公演併せて60 分となります。
*チケットは1部につき1 枚です。
*開演30 分前に受付・開場いたします。
◆料金
応援チケット 3000 円
一般 2500 円
U22 2000 円
高校生以下 1500 円
リピーター 1000 円
ご予約:https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=74fhlenm
◆会場
北池袋新生館シアター
東京都豊島区池袋本町1-37-8 中村ビル 2F
アクセス
東武東上線・北池袋駅(池袋駅から1 駅)から徒歩30 秒
埼京線・板橋駅 西口より徒歩10 分
※お時間に余裕を持ってお越しください。
◆スタッフ
主宰 葦ノ芥
副主宰 高尾友季
舞台監督 葦ノ芥
演出助手 葦ノ芥 柚木弥桜
照明 小畠佑介
音響 佐藤愛佳
宣伝美術 葦ノ芥
衣装 YUKI
小道具 YUKI
制作 杉咲律 野口ふく
広報 羽尻結衣
◆お問い合わせ
名前のない演劇祭
連絡先:no_name_theatre@yahoo.co.jp
X:@no_name_festa
劇団トワズガタリ
連絡先:gekidan.towazugatari@gmail.com (制作 杉咲)
X:https://twitter.com/_towazugatari
Instagram:https://www.instagram.com/__towazugatari/?igsh=bGc3NTNxYzVncWJq
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