見出し画像

そういう感じで、生きている。【葦ノ芥】

こんにちは、葦ノ芥です。
本公演では舞台監督、演出助手、宣伝美術をしております。
フライヤーの裏面を作りながら、出てくる己の名前の多さに少し引きました。
演劇が、大好きです。

フライヤー作成の際に描いたイラスト。
せっかくなので載せてしまいます。

最近、職場のよくしてもらっている方々や知人などに宣伝をして、己の名前を伝える瞬間がとても恥ずかしいです。
アシノアクタってなんだ。
読みづらいし。性別もよく分からないし。
そうは言っても気に入ってはいるので、なかなか名前を変更しようとは思わない今日この頃です。

どうですか、いい導入、アイスブレイクになってますか。
私は普段お仕事で営業をしているので、こういうことばかり考えるようになりました。
相手が良い印象を受けるよう型にはまったコミュニケーションを模倣するのは、本当にコミュニケーションなんだろうかと時折思います。
そういういわゆる会話術みたいなものを学んだ人のお話の仕方は、本心が見えなくって怖い時もあります。
だけれども、きっとそれが社会的な成長、なんでしょうね。

社会を生き抜くために、クリスマスには職場でケーキを食べました。

さて、本題に参りましょうか。

1. 新幹線の思い出

最近よく、出張で新幹線に乗ります。
私は旅行に行く時は大抵車で連れて行っていただくので、新幹線と言えば本当に人生で1桁におさまるくらいしか乗ったことがありません。
だから最初の出張の際は、チケットのとり方すらよく分からず、同期や先輩に聞きつつ怯えながらとりました。
経費で落ちるとはいえ、新大阪までの片道1万5千円程度、往復約3万円がみるみるうちに消えていく恐怖。

前入りでしたから、仕事終わりに東京駅に駆け込みいざ参る!と乗り込んで、その座席の背の高さと数に圧倒されました。
圧倒されているうちに品川と新横浜に着いて、また人が乗り込んできて、新幹線はほとんど満席に。
私と同じく前入りの人たちなのか、或いは帰る人たちなのかはわかりませんが、同じ箱の中で仕事を頑張るビジネスマンたちが思い思いの過ごし方をしている光景は、独特だなと思いました。

そんなことを思いながらカツサンドを食べて、翌日から立ち向かう仕事について考えていたら、いつの間にか寝てしまっていました。
今どきはシートを倒す際の声かけなんて必要ないということも分からず、かといって急に声掛けをする勇気なんてものも持ち合わせていなかったので、起きた時には首はかちこちでした。

美味しかったカツサンド。
初出張以降も、新幹線ではカツサンドを食べがちです。

かくして、私の初出張先への新幹線の旅は、終わったのでした。

出張中の仕事終わり、駆け込んだ水族館で出会ったくらげ。
くらげって不思議で、とっても好きです
一人呑みで出会った最高のご飯屋さんです。
メニュー名は忘れてしまいました……。

2. 地球を感じた話

こちら、テーマが発表された時から考えていたのですが、まったく思い浮かばず……。
私って基本的に、とてつもなく狭い視野、狭い世界で生きているのだと思います。

2024年8月頃にトワズガタリでは団体内公演があったのですが、その際本公演照明を務める小畠さんと、稽古場から帰りの電車を待っている際、こんなことを言われました。

「葦ノはさ、このホームの端っこまで歩いてみたこと、ある?」

私という人間は、電車に乗る時毎回目的地の駅で出口に出やすい号車を選ぶという徹底したルールを無意識に持っていました。
それはある種の強迫観念のようですらあって、だから小畠さんの言葉にはかなり衝撃を受けました。
ただの興味や、冒険心だけで、人は駅のホームの端っこに行っていいものなのだ。
その時初めて、本当に人生で初めて、たったそれだけのことに気が付いたのです。

別に、それからだって私は効率の良い号車を調べてはホームで電車を待っているのですが、それでも己の視野の狭さできっといくつも損をしてきたのだろうなあとは思います。
ある種の冒険心を持っている人の方が、きっと人生は楽しいし、地球や世界だって感じられるんでしょうね。

当時の稽古場。
夏ですねえ。
団体内公演で配布したステッカー。

3. 好きなアイス

ハーゲンダッツが好きです。
キャラメル味が恒常でないのが惜しいですが、ミルク味など好きな味は山ほどあります。

実家に住んでいた頃、母が突然「アイスが食べたい」と言い出す夜があって、そういう日にはみんなで近くのコンビニまで買いに行きました。
母はハーゲンダッツが好きで、だから私もそれにならってよく食べていました。
好きなアイスでハーゲンダッツと答える人間はきっと嫌われるでしょうけれど、そういう時間が私にはどうしようもなく特別で尊く感じられていたのです。

母とお散歩中の犬。
全く本題とは関係ありませんが、特別で尊いですよね、

それから、我が家ではクリスマスにサーティーワンのアイスケーキを食べる習慣が数年前まではあって、それも好きなアイスと呼べるかもしれません。
サーティーワンの色んなアイスがぎゅっと一つのアイスに詰め込まれていて、切り分けて食べていくと当然それが溶けて混ざり合っていくのですが、それもまた美味しかった思い出があります。
ホールサイズのケーキを入れるだけの冷凍庫のスペースを確保せねばならないことを除けば、おすすめです。

4. 最後に

本公演、スタッフ目線でも稽古場目線でも、絶対に面白くしてみせます。
ぜひ観に来てください🔥

ご来場をお待ちしております。


***


劇団トワズガタリ 名前のない演劇祭A
『とけないアイスがあるとして』
脚本・演出 滝澤諒  
いつか富士山が見えた窓、暗い鏡になった窓。新幹線は夜を駆け、地球は今日も廻り続ける。


ご予約:https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=74fhlenm

◆出演
宇佐木 川上頌太 高尾友季

◆日程
3/15 (土) 第2部17:30〜
3/22 (土) 第1部15:00〜
*1 部につき2 団体の公演があり、両公演併せて60 分となります。
*チケットは1部につき1 枚です。
*開演30 分前に受付・開場いたします。

◆料金
応援チケット 3000 円
一般 2500 円
U22 2000 円
高校生以下 1500 円
リピーター 1000 円
ご予約:https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=74fhlenm

◆会場
北池袋新生館シアター
東京都豊島区池袋本町1-37-8 中村ビル 2F

アクセス
東武東上線・北池袋駅(池袋駅から1 駅)から徒歩30 秒
埼京線・板橋駅 西口より徒歩10 分
※お時間に余裕を持ってお越しください。

◆スタッフ
主宰 葦ノ芥
副主宰 高尾友季
舞台監督 葦ノ芥
演出助手 葦ノ芥 柚木弥桜
照明 小畠佑介
音響 佐藤愛佳
宣伝美術 葦ノ芥
衣装 YUKI
小道具 YUKI
制作 杉咲律 野口ふく
広報 羽尻結衣

◆お問い合わせ
名前のない演劇祭
連絡先:no_name_theatre@yahoo.co.jp
X:@no_name_festa

劇団トワズガタリ
連絡先:gekidan.towazugatari@gmail.com (制作 杉咲)
X:https://twitter.com/_towazugatari
Instagram:https://www.instagram.com/__towazugatari/?igsh=bGc3NTNxYzVncWJq

いいなと思ったら応援しよう!