イタリアンシェフ小林幸司のツナマヨ議論 -どうすればよかったの?-

さて、お正月の人気テレビ番組”ジョブチューン”にてコンビニ商品をプロの料理人がジャッジする大人気企画で現在絶賛炎上中の小林幸司シェフですが、いったいどのようにすれば炎上することはなかったのでしょうか。

ことの発端は番組にて審査対象となったファミリーマートの人気商品「ツナマヨおにぎり」のジャッジにて小林氏がとった行動です。

なんと、おにぎりを食べる前に見た目のみを判断し、こともあろうに口にすることを拒んだというのです。

私もリアルタイムで見ていたので少し胸糞悪いと思いましたが、小林氏の理念としては「まずは見た目が大事」だということだと思います。

あくまでも審査員の一人として、つまりプロとして評価するという意味でこその判断だったのかとは思いますし、小林氏の理屈も当然理解できます。

では、一体何がいけなかったのでしょうか?

考察できる点としては、小林氏は自身の信念を貫きとおしたのだとは思いますが、あくまでもお茶の間にてたくさんの人が見ているバラエティでもあるということを忘れていたのではないかということがあげられます。

もちろん、小林氏はプロの料理人という立場で自分の価値基準で判断してくれということであのような判断をしたのだと思います。

見ていて腹が立ったことに間違いはありませんが、だからと言って小林氏を責めることはできないのではないでしょうか。

では、一体どのようにすれば問題がなかったのかを考えてみましょう。

まず、シンプルに小林氏が見た目を判断したうえでしっかりと味も評価するという並列的な評価を行えばよかったのではないでしょうか。

ある点で劣っていても、ある点で優れているというのはよくあることですし、納豆やウニ、タコなど見た目に反しておいしい食材や料理というのはたくさんあります。たくさんの素材を取り扱うプロだからこそ、見た目が0点でも味は素晴らしいものがあるというのは常識的に考えれば誰もが想像がつくはずです。しかしそうしなかったのは料理人としてまだまだ半人前であるか、もしくは番組を盛り上げるための悪役を演じたのかのどちらかでしょう。

しかし、小林氏がどのようにふるまったとしてもまだ何とかなったかと思います。なぜなら、この番組は生放送ではなく編集された番組であるからです。

どんなにひどい場面があったとしても編集時にカットすれば済む話なのです。本来、テレビ番組で起こったことの責任はプロデューサーやディレクターが負うべきですが、あまりこの点に触れている人がいません。

しかし、よく考えてみるとこの映像を地上波に乗せるGOサインを出したのはディレクターであったり、それ以上の管理者だと思います。

こんな明らかに炎上するとわかりきっているようなものを放送するということはよっぽどの世間知らずか、悪意を持ってGOサインを出したかのどちらかでしょうね。

小林氏に関しては、もしわざとやっていたのなら仕方ありませんが、本心として見た目がダメだから食べないという行動をとっていたのであればそれは料理人としては半人前だと思うので今回の炎上を機にまた精進して道を究めていけばいいと思います。

番組制作陣に関しては、防げたはずの炎上を見逃したというあまりにも質の悪い姿勢を今後もしっかりと言及すべきでしょうね。

これで小林氏の運営するレストランの売り上げが落ちた場合には間違いなく番組側に損害賠償が発生するかと思います。

なにより、新年の頭から面白くもないものを見せられた視聴者があまりにもかわいそうだとは思いますが、それは言ってもしょうがないでしょう、、、

交通事故は愚者と愚者が出会って起こるといいますが、道路以外でも同じことが言えそうですね。

以上、自称プロ料理人の小林幸司シェフと、悪意のある番組制作陣の両者によって起こるべくして起こった今回の炎上について今回は持論を述べさせていただきました。


トウフ


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