守りの姿勢が人一倍強いわたしが自分の意志で決めたこと

2022年4月、また今年も春がやってきました。

４月といえば職場の大きな人事異動があり、誰がどこに転勤になったとか、だれが退職したとかいう話で持ち切りなのですが、わたしはもうすぐ会社を退職することが決まっているので、いつもとは一味違う気持ちで人事異動のお知らせを眺めることになりました。

現状で頑張ることを決めた私と退職することを決めた私

題名のとおり、わたしの性格を知っている周囲からも「守りの姿勢が強いよね」「リスクを人一倍考える（考えすぎる）よね」と言われてきたわたしなので、これまで転職したいなと思って転職活動をしても、現職を離れてまで手に入れたいことなのか？とそこまでエネルギーが湧かず・・でもこのままで良いのかな？・・と考えては現状で頑張ることを選択し続けてきました。
この変化をすごくシンプルに書くと
転職する事を決める→現状に留まる事を前向きに決める→退職する事を決める
といった感じでどれだけ気持ちがぶれてるんだ？と情けなくて笑ってしまいますが、こんな気持ちの変化さえも「全部その時の自分の気持ちに正直になった結果だし、悩むフェーズが変化してきているんだな」と腹落ちできたりと総じて本当にたくさんの考え方や捉え方、自分の気持ちを言葉にする方法や大切さを学ぶことができました。特に、過去に叶えられなかった夢への執着を手放せたことで現職で前向きに頑張ることができたことは自分にとって大きな転換点でした。（詳細は「心の蓋をあけてみた。」を読んでいただけると嬉しいです。）わたしは１年延長プランを使ったりと、永井さん（わたしを担当してくださったポジウィルキャリアのトレーナーさん）には本当に長期間サポートしていただいたので、正直お金はかかりましたが。笑 全く後悔はなく、自分にとって必要不可欠な投資だったなと思っています。
繰り返しになってしまいますが、悩みながらもすぐに転職せずに現状で頑張ってきたことを後悔しているわけではなく、むしろその都度自分なりに考え抜いて選択してきて本当に良かったと思っています。この仕事を選んだからこそ、大好きな上司や同僚と出会えて、お客様にも恵まれて本当に楽しいな、自分に合っているな、と思うこともあったし、一方で仕事を投げ出したい、辞めたい時期もあったけど、この性格のおかげでお仕事を続けてきたからこそ、役職につかせてもらったりマネジメントを経験させていただいたり、と素敵な経験をすることができました。

なぜ退職することを決めたのか

前置きが長くなりましたが、なぜわたしは会社を退職することにしたのかというと、
①会社や自分が提供するサービスに愛情を持ちたいと思った
②結婚を機に今後の自分の人生プランを改めて考えた
の２点が大きかったです。
具体的には①・・どうしても業界的に利益を出しずらくなっており、サービス内容を改悪せざるを得ない環境であること、顧客の立場に立った営業スタイルを理想として掲げているものの、業績見通しが良いわけではないので、営業への負担が年々増えてきており、理想と現実のＧＡＰが埋められないこと、それが近い将来（２～３年）改善する見込みが薄いこと。
②・・パートナーと結婚することが決まり、今の職場で産休・育休を取得して復帰して、というストーリーを考えたときに自分にとって違和感があったこと。（もしやりたい事が他にあるのであれば、子どもを産む前に経験しておきたいと思った。）
旦那さんや母親に背中を押してもらえた事もあり、わたしは会社を退職することに決めました。

これまでの仕事を振り返って

上司に退職意志を伝えるまでは、ドキドキが止まらなかったけれど、言ってしまえば、決まってしまえば「こんなもんか・・」っていうくらいあっという間に事が進みました。笑
今は引継期間中で最終日までばたばたですが、ありがたい事に心から感謝の気持ちを持って最後まで働けることがうれしいです。
皮肉なことに、こういう節目のタイミングだからこそ、これまでの自分の仕事ぶりをやっと肯定することができています。
社内からもお客様からも、ありがたすぎるお言葉をいただいて「なんだ・・わたしはわたしが思うよりもずっと良い仕事ができてたのかもしれないな。」って思ってしまうほどです。笑
「幸せになってね」「あなたはどこでもきっと力を発揮できるよ」「あなたのファンはきっと多いから、皆悲しむでしょう」「がんばりすぎるところがあるから身体第一にね」「あなたが担当じゃなくなったら本当に困る、でも応援してるよ」など・・本当に素敵なお言葉をたくさんいただいて、入社したときに「あなただから」と言われる仕事がしたい。目の前の身近な人をまずは幸せにしていきたい。と心に決めた日のことを思い出しました。

自分の意思で決めること

今年１年を振り返ると総じて「自分の意志で決めることができた」１年間でした。これからは、この決断をどんなことがあっても正解にしていこう、そう思っています。
誰よりも優柔不断なわたし、リスクをとらないわたしがあえて自分の意志で決めたことなのだから。絶対に絶対にどんな事があっても正解にしていくという気持ちで日々自分のペースで過ごしていこうと思います。