クロミーズにあたいはなる!あと数年で40歳の主婦が決意したこと。
先日、娘の好きなクロミちゃんが近くのショッピングモールに来るということで見にいきました。
クロミちゃんとはこちら。
サンリオといえば女の子はキティちゃん、男の子はけろっぴという世代。なぜ、娘がクロミちゃんが好きなのかさっぱり理解できない。
そもそも娘はユニコーンとかディズニープリンセスとかきらきらしてカラフルで可愛いものが好きなのだ。
マイメロディーちゃんなら分かる。なぜ頭にドクロがついて、しっぽがバイキンマンの明らかに悪役っぽいクロミちゃんなのか。
しかも自分のことを「あたい」って呼んでいる。おそらく江戸っ子である。
しかし、私たち夫婦は娘に甘いので、こちらの意向は押し付けない。
「娘ちゃん!クロミちゃん来るって、行こ〜!」
30分前から席取り。ステージの背景にはクロミちゃんがどーーーーん!
なんか書いてある。
へえー…と思っているうちに続々と女の子たちが集まってくる。
大きなクロミちゃんのぬいぐるみをもった女の子。クロミちゃんのカチューシャをした女の子。ダンスの習い事の友だちで一緒にきたであろうクロミちゃんグッズをたくさんもった女の子とママたち。
ここにいるみんながクロミちゃん推しなんだということが伝わってくる。みんなかわいい。
娘も今日はクロミちゃん風の髪型で、なんとなくクロミちゃんを意識したファッションで来た。娘も立派なクロミ推し。
キャーーー!!!!!
クロミちゃんの登場である。着ぐるみのクロミちゃんは少しイメージと違った。
アンパンマンショーとプリキュアショーしか行ったことがなかったので、クロミちゃんは何をしてくれるのかよく分かってなかった。
クロミちゃんってダンスが上手いのね。
なんだ、かわいいじゃない。ダンスを習っている女の子たちがクロミちゃんと同じ踊りを踊っている。すごい。
そんなステージの中でお姉さんが言った。
「クロミーズって知ってますか?知っている人は手をあげてください!」
知らん。
しかし周りをみると明らかなクロミ推したちが手を挙げている。私と娘はぽかん。
「知らないお友達のために説明しますね!」
そんな仲間を世界中に増やす「世界クロミ化計画」をクロミちゃんとお姉さんは頑張っているらしい。
そこからのあたいは、娘の写真もとらずにただただクロミちゃんのステージを楽しんだ。クイズではクロミちゃんはらっきょうが好きで、毎日日記をつけていることを知った。娘はらっきょうを知らなかった。ダンスや歌も楽しみ、フォトセッションまであった。
あたいは、あと数年で40歳である。
四十にして惑わずといったのは、黒美だったか孔子だったか。
40歳はかっこいい。育児はやや落ち着き、仕事はノリにのって、いろいろ悩みはあるだろうけれども確かに自分らしさに迷いがないように見える。
30代のあたいはというと、妊娠出産し、超絶ブラックな正規の仕事をやめ、育児育児育児の毎日。
子どもはかわいい。旦那も好き。家族が大好き。
でもあたいって何なのか時々分からなくなる。
あたいってどんな人?どんな話し方して、どんな考え方してるの?
今はいい。娘と息子のお母さんっていう明確なアイデンティティを与えてもらっているから。でも育児が落ち着いて、いつか終わりが来たら、空っぽになってんじゃないかって思う。
今全力で頑張っている育児だって、全然自信がない。育児のスペシャリストみたいなインスタを見ては落ち込んで、育児書の真似をしては上手くいかなくて、辛くても自分さえ我慢すればなんて思うのに耐えきれなくて爆発して落ち込んで。
ぶれぶれでカッコ悪い。これが今のあたい。
でも、それ本当はいやなの。
そんな中でのクロミーズの理念はばきゅーーんとあたいの胸に刺さったのでした。
あたいも、他人の目を気にせずに、自分に正直に、なりたい自分を目指したい。
クロミーズに、あたいはなる!!!
なりたい自分がなんなのか、30代にしてまだ分からない。でも今のカッコ悪い自分ではないことは確かなのだ。クロミーズでいれば、もう少し何か分かるかもしれない。そんな気持ちでいる。
おわり。
余談ですが、こんな気になる本を見つけました。
読みたい本リストに追加します。
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