TypeScript 入門の記録(7)三目並べを作ってみる(その1)
前回、サバイバルTypeScript の、作って学ぶTypeScriptの課題ができたので、次に何をするかネタを探そうと思ったのですが、以前React公式チュートリアルで手順のとおりに入力して完成させた「三目並べ」をTypeScriptで作ってみたくなりました。前回作った「いいねボタン」を3×3個並べて、ポチポチする感じで遊べたらいいなと。作っていく中で、Reactの理解も進むのでは?なんて期待もあります。やるぜ。
TypeScript で三目並べを作ろう
JavaScript→TypeScript
TypeScriptについて調べていると、「JavaScript からTypeScript に移行する」という取組がたくさん見つかります。7万行とか100万行とか、長年育ててきたシステムの JavaScript のコードを移行するというものもあって、いつまでもこのまま運用し続けるのか?という課題へのひとつの解としてTypeScriptへの移行があるようです。私自身、現職で開発運用を担当しているシステムも、5年前にClassic ASP からASP.Netに移行して、現在も機能改善などしながら維持管理しているので、いつまで現在の構成で運用できるのか?というのは、避けられない問題です。と、前置きはさておいて、Reactチュートリアルの三目並べを、TypeScriptでなぞっていきたいと思います。
移行手順の確認
TypeScript Deep Dive の JavaScript からの移行ガイドによると、ざっくりした移行手順は、
なのですが、完成した三目並べをそのままTypeScriptに移行するのではなく、前回作成した「いいねボタン」を土台にして、三目並べを作り込んでいきます。つまり、最初は、ボタンが9個並んで表示されるところから始めるわけです。(移行って書いておきながら、移行じゃないですね)
初期画面の表示
さて、3×3のボタンを並べるわけですが、WSL2を起動して、いいねボタンのプロジェクトを三目並べ用のディレクトリにコピーします。
さて、コードを追加していきます。
三目並べの、初期画面用のコードを、App.tsxに反映してみます。ただし、Squareの表示は、いいねボタンを表示する関数を流用します。スタイルはあとから調整するとして、初期表示を確認します。
ぎゅうぎゅう詰めのいいねボタンたちが表示できました。ボタンを並べることができたので、この先、チュートリアルのコードを参考に、TypeScriptで実装していきたいと思います。さて、今日の学習はここまで。続きは、次の週末の予定です。