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2022年Sendai.goを振り返る
こんにちは、照井(@1019Hiroya)です。
今回は、運営しているSendai.goの2022年を振り返っていきたいと思います。
本記事はShowcase Gig Advent Calendar 2022の11日目の記事です。
勉強会・コミュニティ運営のヒントになれば嬉しいです。
Sedai.goって何?
タイトルにもあるSendai.goですが、↓のようなコミュニティです。
プログラミング言語 Go に関するテックトークなどのイベントをやっています。
技術レベル・知識を問わず、Goを学びたい人が気軽に相談できるコミュニティ を目指しています。
仙台のgopher(Go言語が好きな人々)の集まりですね。
2021年秋から定期開催するようになりました。勉強会は月1回の頻度でコードリーディングをしています。
では早速振り返っていきましょう〜
コードリーディング
まずはコードリーディングを振り返っていきます。
コードリーディングでは、Goの標準ライブラリを参加者みんなで読んで知見を深めていきます。
冒頭にも書きましたが、Sendai.goは毎月コードリーディングを主に開催しています。
(運営側の準備負担も少なく長く続けられています)
2022年はこのコードリーディングのやり方を変更したことが1つの変化でした。
というのも、元々は
モデレーター役の人が画面を共有し、みんなでコードを読み進めていく
やり方をとっていたのですが、以下の課題を感じました。
1人1人読むスピードが異なる
同じパッケージの中でも人によって読みたい箇所が異なる
そのため、コードリーディングのやり方を変更し、
各自がもくもくコードリーディングをする時間を設けて、その後各々読んだところを共有していく
やり方に変更しました。
また、ただ読み進めるのではなく、slackにそれぞれのスレを立ててそこにメモを残しながら読んでいきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1670240058865-KqaJnlmI1j.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1670240083445-Wq7D1Q5tuL.png?width=1200)
もちろん、読んでいく中で、「ここ何しているんだろう」と思う箇所にあたることはよくあります。そんな時も、スレにメモしておきます。
もくもく読んだ後は、みんなで読んだところを共有します。
「こんな実装になっているの知らなかった」「windowsとlinuxで処理分かれているんだ」という発見から「何をしているコードかわからなかった」という疑問までざっくばらんにわいわい話します。
疑問に思ったところは、別な人が読んでいて解説してくれたり、みんなで調べたりします。
(調べた末「わかった!」となる瞬間は嬉しいです!)
コードリーディングのやり方を変更してからは、
それぞれが、興味あるところを読み進めて知見を共有し合うことができた
わからないところがあっても、参加者で疑問を解消してみる
とメリットを感じられました。
面白かった実装
コードリーディングをする中で面白いと思った実装があったので紹介します。
strconvパッケージのatoi.goにあるintSizeの実装です。
(Atoiはstringをintに変換する関数です)
![](https://assets.st-note.com/img/1670241167093-NugfbeALJg.png?width=1200)
この記号多めの呪文のようなコードですが、最初見た時は🤔🤔🤔となっていました。ただ、1つ1つ分解して見ていくと「なるほど!」となりました。
ぜひ読んでいる皆さんも考えてみてください。
面白すぎて、そのままkyoto.goでLTもしてしまいました。
読者のみなさんの答え合わせにご利用ください。
Go Conference miniを開催した
ここで半分折り返しです。
続いては、Conferenceの運営をした振り返りです。
2022年10月はSendai.go定期開催1周年の記念だったため、
Sendai.go主催でGo Conference mini 2022 Autumn IN SENDAIを開催しました。
Go Con miniでは参加者同士の交流をオフラインで深めたいという思いがあり、
感染対策を講じながら、オンラインオフラインのハイブリット開催となりました。
参加者は約300人
当日は、
オフライン : 50人弱
オンライン : 250人以上
と約300人の方が参加してくださいました🙏
(アーカイブはこちら)
接触不良でスライドが投影できず、登壇者用のカメラでPCを直写しする方法も駆使して、無事終了することができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1670242248336-dmKubzIo4B.jpg?width=1200)
SNS上で知り合いだが、オフラインは初めましての方も多くいらっしゃいました。「実は背が高かったんですね」なんて会話も聞こえてきて、とても賑わっていました。
オンライン交流とは別の良さがオフライン交流にあるなと感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1670333424312-xSvT7J7NJI.jpg?width=1200)
※撮影時のみマスクを外しています
また、同じ会社で働いているsuzushinさん(@suzushin54)にもCfP(Call For Proposal)の応募をいただき、審査の結果登壇していただきました。
イベントソーシング実装をGoで行う新たな深い知見を共有していただいてありがとうございます。
大盛況のコンテンツでした。
sessionizeが大活躍
最後に、Go Conference miniを支えたサービスを紹介します。
それは、sessionizeというサービスです。
こちらは、CfPの作成~スケジュール管理まで一貫して行えるサービスです。
特に感動した点は
CfPの募集とその後の評価をsessionize上で簡単に行える
プロポーザル採択者に一斉にメールを送信できる
採択者のsessionをドラッグ&ドロップするだけで当日のスケジュールを作れる
URLを共有するだけでそのまま公開できる
でした。
評価の方法も、Comparison・Yes/No・Stars ratingの3つから選べ、今回は、Stars ratingを採用しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1670334406407-LnnASX5zLi.png?width=1200)
評価者が、1~5段階でプロポーザルを評価し、評価が終わると得点順にプロポーザルが並び変わるので、採択がすぐできます。
また、利用するまでには至らなかったですが、
スケジュールや登壇者を取得できるAPIやスマホアプリまで用意されていて、至れり尽くせりの機能でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1670334224246-f08ZY0JSDM.png?width=1200)
プロポーザルがあるイベントなどではぜひ活用して運営の皆さんが少しでも簡単に、楽しくイベント運営できればと思います。
(無料のコミュニティイベントであれば、sessionizeは無料で利用できます)
終わりに
2022年のSendai.goを振り返ってみました。
1年勉強会が続けられたのは皆さんのおかげでしたし、とても楽しいGoLifeができたと思っています。
2023年も仙台でGopher達と楽しく交流していきたいと思います👋