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アラフォー vs 3歳児

もうすぐ4歳になる息子がいる。進級したばかりの4月から保育園は登園自粛となり、生後8か月から始まった園生活も一時中断して毎日一緒にいる。コロナで今は保育園に行けないこと・私は家で仕事をすることなど、すべてをちゃんと伝えている。「あ〜しょうがないよね〜」と大人顔負けの台詞を吐きながら、彼なりにおうち時間を楽しんでいる様子だ。

世の中の状況は理解していたものの、いや絶対集中できないし。キツイだろ‥と思っていたwith息子のテレワークは、なんとか成立している。これからもっと仕事量が増えてきた時にどうなるかは分からないけど。

エンドレスで続く自作の謎歌・やたら多い母ちゃんコール・見えない何かと戦いつづける騒音のなかでも、粛々とコトを進める鋼っぽい精神力と、"気持ちが込もってる風"に聞こえる相づちの技術がこの期間で身についた気がする。

毎朝活動し始めるのが早いので、始業の10時は我が家ではもはやお昼の範囲だ。だいたい9時前にはパソコンを立ち上げていることが多く、生活リズムに合わせて時間をうまく使えるのがテレワークの良いところだなとしみじみ感じる。そして、自宅でも仕事を進められる今の環境をありがたく思う。

テレワークだと成立しない業務内容+登園自粛の影響で仕事を休むしかなくて、周囲に申し訳ない気持ちで職場で肩身の狭い思いをしているという友人の話を聞くといたたまれない。職場と家庭、周りの人達のサポートがあって今の生活が成り立っている身としては、申し訳なく思ってしまう彼女の気持ちもよく分かる。でも「いつも頑張っているのに何が申し訳ないのだ、堂々としていればいい」とも思う。今の私の環境が稀で、彼女のようになかなかしんどいところで奮闘している人の方がきっと多いのだろう。

息子は私がどんな仕事をしているか理解できてないと思うけど、これまでもラフを見せてどれがいい?とかはよくやっていた。今はZOOM会議を少し離れたところからのぞいていたり、時にはがっつり映りこんだり。数人のスタッフの顔と名前はもう覚えたみたいだ。

テント・レゴブロック・トミカ・水鉄砲・かるた…色々と新しくアイテムを投入してみたけど、結局は体ひとつで何かやっているのが一番面白いようで、なんてコスパの良い人なんだと感心する。こんなに長い間、家族とだけで過ごしていてこの先大丈夫だろうか、集団生活にちゃんと戻れるんだろうか、などの心配をよそに日々たくましく成長しているようで頼もしい。

詳しい内容は割愛するけど「おうち時間」ってほっこりした言葉のイメージとは真逆の、ピリついた時期もあった。3歳相手でも容赦しないからケンカも増えて、自分が鬼なのではないかと思うくらい口うるさく言ってしまったり。今わりと落ち着いて過ごせてるのは、たぶんお互いに充分疲れて、お互いに少しずつ何かを諦めたからだと思う(笑)良い意味で細かいことはどうでもよくなったのだ。

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時々、息子は今はまだ何にでもなれる可能性しかないのだということにハッとして、驚きとともに羨ましく思うことがある。彼が大人になるころ、世界はどんなふうになっているんだろうか。

緊急事態宣言は解除されたけど、登園自粛期間は6月末まで続く‥(!!)

TERRASCOMPANY:臼木



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