ねんどろいどどーるで推しアイドルを作ろう! 〜間宮まにさん・ヤナミュー8th(ラスト)衣装〜
2021年の末、間宮まにさんの当時の新衣装のねんどろいどを作ると世界が救われる、というお気持ちになり、お正月休みを使ってねんどろいど間宮まにさん新衣装版をつくった。お裁縫は家庭科以来だったがなんとか形になったので、初ねんどろいど自作にあたりいろいろ考えたこと・試したことなどを書き留めておいた。
推しのねんどろいどが実体化されて一緒に日々を過ごせるととてもたのしいので、ぜひみなさまご参考にどうぞ!たくさんのねんどろいどのお友達に会いたいな😺
(この記事は2021/2にほぼ書いていたが、中国産パチモノが出たりしたらマズイと思ってずーっと下書きのままだった。でも三次元アイドルさんのねんどろいど化がもっと世に増えると楽しいと思ったので公開する!)
はじめに: ねんどろいど自作のいろは
始めは自分で3Dモデリング or ねんど造形をしようと思った。でもサーフェス系CGも立体造形も美術的なセンスがなくて諦めた。(私は一発で形状作るセンスが求められる美術的な造形はいまいちである、一方後から寸法調整できるCAD系やドロー系はまぁまぁ得意)
で、調べていたら、最近はグッドスマイルカンパニー公式がねんどろいど自作者向けのサービスやキットを出してくれていた。それらを使って頑張ることにした。
詳細ツールとリンクは下記。後ほどそれぞれ解説する。
お顔: ねんどろいどフェイスメーカーを利用。
https://nendoroidfacemaker.com髪の毛:似たキャラから流用。ねんどろいどは髪部品に互換性がある。
将来は自分で作りたい。ボディ: "ねんどろいどどーる"を買う。
https://www.goodsmile.info/ja/nendoroiddollお洋服: ドール用をお裁縫で作る!
↓の本が型紙・裁縫道具の揃え方・写真付き作例など良い……
ねんどろいどどーる かわいいお洋服BOOK 季節のアイテムいっぱい
ねんどろいどフェースメーカーと髪パーツ購入
ねんどろいどフェースメーカーというサービスで、下記目・鼻・口などを自由に配置して作ることができる。作成したお顔は立体顔にプリントされて1-2週間ほどで手元に届く。
下の <> , >< のボタンを押すとお目目の間隔が変えられる。ほくろもある。
できたお顔は、適当に髪型を書いてみて、何かのソフトで合わせてイメージを見るとわかりやすい。目は大きめで下寄せにすると良いようだ。成功例・失敗例のノウハウがたくさんあるので検索すると良い。
完成したら発注するとしばらくして顔パーツが届く。ドキドキする……
髪の毛は、既存の某キャラのショートボブのものを探して購入した。メルカリやヤフオクやお店の部分売りを探す、キットごと買うなど購入方法は色々。
実はねんどで作ったこともあるが、まだ成功していない…… ねんどによる髪の毛の毛流れの表現、さらにねんどろいどに合わせた前髪と後ろ髪を分けて作るのは難しいものであった。いずれはチャレンジしたい。
ボディ: "ねんどろいどどーる"
"ねんどろいどどーる"というサイズ感のドールが公式からある。
小さいがなんとか布のお洋服を着せられるサイズであり、関節が動くので色々なポーズができる。サイズ感もポージングも可愛いのでこれにした。さらに、Web上の情報も色々ある。
お衣装の作成
洋服と型紙・文化式原型の変形など
ここからが本番である。
洋服を作るには型紙が必要な気がする。初めに型紙について調べていたら、下記を知った。
丈、袖周りなどのパラメータを変えることで様々な人にフィットするようにした"原型" (Master Template) があり、世の服はそれから作られているぽい。
"原型"は文化服装学院が出している"文化式原型" (下記参照) などがメジャー。
洋裁・アパレル業界関係の情報は文化のテキストを見るのが詳しい。
(文化は汐りんや縷縷夢兎の母校でもある)文化式原型は、文化のテキストを買ったり"洋裁CAD"を使ったりすると、作図可能らしい
この方法はこの方法で本格的で面白そうである。しかし、真面目にやろうとすると型紙の知識が全部必要で、もはや文化服装学院に入学して数年勉強するところから始めなければいけない……と思って挫折した。(追記: 2022年になりClo3Dという直感的に使えるアパレルCADを知った。これなら使えるのでどこかで書くかも)
ただ、何個か洋裁CADの動画を見ていたら、丈が変わるとどんな感じに型紙が変わるかだけはなんとなくイメージがわいた。さて、次にどうするか…
https://www.youtube.com/watch?v=7KqdIcbXdEs
"ねんどろいどかわいいお洋服BOOK"のすすめ
悩んでいたら代わりに下記の素晴らしい本に出会った。
買って眺めるだけでも面白いが、この本の素晴らしいところは下記である。
洋裁初心者向けに、必要な用具一覧、各縫い方のコツから書いてある。
ねんどろいどどーるの型紙が豊富、サイズがそのまま使える
写真付きの作例がたくさんあり、みてるだけでやる気が出る
マントやフードの作例が多くてヤナミューの衣装ぽさがある
(特にねんどろいどは頭の比率が巨大なので、フードの作例は助かる。)
まさに求めていたものだった😸 これを元にまにさんの衣装作成を始めた。
縫製プロセス
まず生地を写真・質感の記憶を頼りにユザワヤかオカダヤで買う。小さいのでリボン生地を使うのも良い。布の幅は最大10cm-20cmで十分である。生地をちょっとしか買わないドール系はお店にとって招かざる客かと思っていたが、ドールコーナーがあるくらいなので歓迎されているようだ。
次に、ご本人のチェキやアー写や配信のキャプチャーを見ながらねんどろいどドール型紙をのばしたり縮めたりして作った。資料集めは当時大変であったが、やさしい間宮まにさんはMCでもダンスでも動きが豊富なので、正面だけでなく横、後ろと様々な角度からの写真がありどうにかなった😸
下記、デザインと縫製はこんな感じでやっている。
本から取った型紙の写真は著作権上写していない。
ねんどろいどは細かいので省略するところは省略する、ただこだわるところはこだわるのが大事かもしれない。
フードカバー、レッグカバー:
長方形でくるっと巻く型紙を作成し、ゴムを通して止める
ハーフパンツ: 型紙の丈を縮める。丈を手書きでオフセット。
細かい模様は"洋裁上手"で貼り付け。(型紙の写真は)ベルト: 3Dプリンタでバックル作成
模様はレーザープリンタで髪に印刷したドットを布にアイロン転写
トップベスト: ジャケットの型紙の丈を縮める。
細かいヒラヒラは"洋裁上手"かテープで貼り付ける。
フード: 本のフードの襟を少し伸ばし、前で巻く
完成!
初めてにしてはよくできて満足した😸
ご本人にも喜んでもらえて良かった〜
素敵なお友達(以前よりねんどろいどまにさんを作られていたちほさん作)にも
ヤナミュー現体制終了前にお会いできました!お顔も衣装もかわいい〜😸
アイドルの手作りお人形や手作りのグッズを拝見するのは、作成された方の
推しの好きなところや推しポイントが出ているようでとても楽しいです😸
ぜひこの記事をご参考に、ねんどろいどに挑戦してみてください!