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人間にもエネルギー革命がやってきた!クリーンエネルギー”プレイフル”とは何か?~舘野先生インタビューを通して~

地球温暖化が進む世の中で、その進行を止めるべくエネルギー転換の時代に入っていることは、皆さんなんとなくご存じだと思います。

では、人間にも”持続可能なエネルギー”というものがあることを知っていますか?

舘野ゼミの代名詞ともなっているプレイフルの概念を舘野泰一先生がどのように捉えているのか、インタビューを通して分かったことをゼミ生が解釈し、発信します。

3期生がこの舘野ゼミ公式Noteに記事に投稿するのは初めてなので、慣れないところがありますが、最後まで目を通していただけると幸いです。


目次
1.新入ゼミ生、プレイフルに惑わされる
2.「仕掛ける」とは?
3.仕掛ける=重労働?!
4.仕掛けるためのエネルギー
5.クリーンパワー”プレイフル”
6.まとめ
7.最後に



1.新入ゼミ生、プレイフルに惑わされる

皆さん、初めまして。立教大学舘野ゼミ3期生の湯浅結衣子です。
2022年は舘野ゼミが創立以来初めて3期が揃い、ようやくゼミらしい活動がスタートできた年でした。

今回の投稿は、そんな舘野ゼミの末っ子3期生の視点から、ゼミで大切にしている事とは何かをあらためて捉えなおしていくものにしようと思います。


「今、社会はイノベーションを必要としています。これまでのように、決まりきったタスクをこなしていくだけの才能ではなく、新たなアイデアを生み出せる”クリエイティビティ”がカギとなっていくのです。」

皆さんはこういったセリフを耳にしたことはありませんか? 

そして、
「クリエイティビティなんて、生まれ持った才能じゃないの…?没個性な自分はこれからどうすればいいんだ、、」
と思い悩んだことはありませんか?


実はこれ、この舘野ゼミに入るまで、なんなら入ってからも私が思っていたことです。


というのも、「世の中のヤミをプレイフルに解決」を標語にする舘野ゼミには、個性豊かなメンバーがそろっていて、立教経営の中でもかなりクリエイティブな印象の強い集団だったからです。


そんな雰囲気に憧れてゼミに入ったは良いものの、私もプレイフルをもってクリエイティブなアイデアを発信したい! と思うあまり、
「いやそもそもプレイフルって何なんだ」「クリエイティブな発信をしたいと思うほどできない」「自分だけの個性ってどこにあるの?」

と、もがいてきたのです。

そんな私が先日行った、「舘野ゼミって何を学べるの? どんな人を育てたいの? たってーインタビュー」にて何度も先生の口から出た”仕掛ける側の人間”という言葉にその答えが隠されていました。

2.「仕掛ける」とは?

そもそも、プレイフルゼミとは言うけれど、舘野ゼミ生は、どんな人間になることを期待されているのでしょうか。


それはズバリ、「仕掛ける側の人間になること」でした。


この、仕掛けるという行為が、舘野ゼミの大きなテーマの一つである、”遊び”の最たる例でした。


では、仕掛けるって何なのでしょう?

一言で、「遊びを生み出す行為」と言えそうです。

舘野先生いわく、
ただゲームをしたり本を読んだりするのも楽しいけど、それは消費の遊び。消費しているだけの楽しさにはいつか飽きが来てしまいます。
そこで、自分から遊びを”仕掛ける”のです。


些細なことで言えば、誰かにプレゼントしたり、飲みに誘ったりすることも仕掛けるということです。


それまでは、自分の中に秘めていただけだった、楽しそうだと思うことを人を巻き込んでやってみる。それに伴って、人にどのように伝えるのか、どう場づくりをするのか、など少しづつコミュニケーションの色が足されていきます。


これが、仕掛けるということなのです。

それがビジネスの場面に応用されていくと、新しい・クリエイティブな提案を社会に持ち掛けていけるようになります。


それが舘野先生の言う、「仕掛ける側の人間になる」ということです。

3.仕掛ける=重労働?!

以上のように、舘野ゼミの目指す「仕掛ける側の人間」という像を考えてみると、なぜ舘野ゼミ生がクリエイティビティにあふれた雰囲気をまとっているのかが分かったような気がします。

しかし、「じゃあ仕掛けよっか!」とカンタンに行く話でもないのです…


なぜかと言うと、 
仕掛ける側になること=めちゃくちゃエネルギーを使う! からです。


例えば、誰かと遊びたい、ご飯に行きたい、と思いはしても自分がイチから店を予約して皆に連絡して…という段階を踏むと考えると億劫に思えてきたりしませんか?

仕掛けるという行為は遊びをプロデュースするということです。そうなれば、当然消費して楽しむよりも多くのエネルギーを必要とします。

だからこそ、より効率の良いエネルギー、
言い換えれば、原動力(動機・モチベーション)が重要になってきます。

4.仕掛けるためのエネルギー

舘野先生いわく、エネルギーには2つ種類があります。


まず一つ目は、自分をどんどんヤミモードに陥れてしまう、負のエネルギーです。
キーワードは、「不安」「人の目を気にして」です。

例えば、仕事ができる人や、優しい人だ、という風に思われたいから任されたプレゼンを頑張ろう!と仕事を頑張るとします。

そしてその結果が良くなかった場合、「あんなに頑張ったのに評価これだけ?」とがっかりすることがあるかもしれません。

きっと、これをやったら面白そう!こう伝えれば楽しそうに見えるかも!と工夫したことでしょう。しかし、大本のエネルギーが人の目を気にすることに起因していたなら、根底には、「こうすれば面白いと評価してもらえる」という気持ちが少なからずあるのではないでしょうか。

要は、がっつり見返りを求めてしまうからこそ、「やってあげたのに」精神が生まれ、見返りをくれない周りを攻撃する心が生まれるのです。

これでは、どんどん自分のメンタルヘルスがやられてしまって、やがては仕掛けることも嫌になってしまうかもしれません。

これは、持続可能なエネルギーではないですよね。


では持続可能なエネルギーは何でしょう。

実はその正体が、舘野ゼミの代名詞である「プレイフル」でした。


5.クリーンパワー”プレイフル”


ではもう一つのエネルギー、「プレイフル」を原動力にした時の例を考えてみます。

このイメージ図は、同じく舘野ゼミの3期生であるみのりがプレイフルエンジンをイラストにして、可視化してくれたものです。



仕掛けるときに、
「だってこれやったら楽しくなりそうじゃん!」「自分はこれが楽しそうだと思うから!」を前提としていたらどうでしょうか?


それが成功していたとしたら、当然「みんなも楽しんでくれてラッキー!」という気持ちになれます。

しかし、うまくいかなくても、自分は「やり切った!」「楽しかった!」という気持ちになれるのです。

むしろ、後者の感情の方が大きいのではないでしょうか。


要は、自分を評価してもらうという見返りを第一に求めるのではなく、ほかの人に私の”好き”を楽しんでもらえたら嬉しい、という”ほのかな見返りを期待する”ぐらいの気持ちをもって取り組んでいることが重要なのです。

これはある意味自己満足ともとれるかもしれません。
すべて自分の中で完結させるのが自己満足ではなく、自分がやってみたいことに人を巻き込み、プロデュースしていくことで、結局自分が満足できている状態のことを言うのではないか、とも思います。

6.まとめ

Q. 結局、プレイフルってなんだ?

A. 自己満足できるくらいの”自分ウケ”がいいアイデアを大切にし、それを本気で楽しむこと。



こうして、今回のインタビューで晴れて私は、自分なりの答えを見つけることができたのです。

もちろん、専門知識を身につけ、どのように仕掛けていくかのスキルは必要不可欠ですが、
新鮮なアイデアを求めている社会で、結局自分の”好き”を大切にしていないことには、世の中に仕掛けていくことができません。


言いかえれば、クリエイティブだね!と言われる大半のアイデアはその人のパーソナリティがクリエイティビティに溢れているから起こっているのではないのです。
クリエイティブなものを生み出そう!と思ってやっているのでもありません。

自分が楽しいと思えることを回りに持ち掛けていくことが、周りの人たちにとっては新鮮で楽しいものなのです。


そんな自分の”好き”を反映させたアイデアを実践していく練習を、私たち舘野ゼミでは行っています。
どうなるかわからないけれど、やってみたら楽しかった!だからこそ学べた!という体験を、ゼミ生だけでなく舘野先生自身も模索している、まるで「実験室」のようなゼミなのです。

7.最後に


舘野ゼミの代名詞「プレイフル」は、リーダーシップ教育の場にだけ使えるものではありません。

私たちが普段生活していく中でも、自分の”好き”やワクワクを大切にすることができれば、世の中がさらに新鮮で楽しいアイデアにあふれると思いませんか?

持続可能なエネルギーで、皆のキモチが健康に、そして他人の”好き”にも寛容になれるのです。

私たちはこれこそ、人間のエネルギー”革命”だと信じています。

久しぶりのNote更新&4期生リクルート活動の本格始動時期ということで今回は改めて館野ゼミの目指すものや信念を捉えなおすことのできるような投稿になりました。


今後は館野ゼミでの課題図書の書評やゼミ活動に関することについて更新頻度を上げていく予定ですので、フォローよろしくお願いいたします!

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