登壇・LT・ピッチやるときの5つのポイント!
世界中の"むずかしい"を簡単にする株式会社diffeasyの取締役CTO西です。
この記事はアドベントカレンダー「diffeasyCTO西の24(にし)日連続投稿チャレンジ Advent Calendar 2019」の20日目の記事です。
LT、ピッチとは?
「LT」という言葉をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは「LT」=「Lightning Talk(ライトニングトーク)」の略で、カンファレンスや勉強会などで、5分間という短い時間で発表することです。
同じく「ピッチ」とは、主にスタートアップ界隈で使われるのですが、自社のプロダクトの魅力を観衆に短い時間でプレゼンすることを言います。
私も色々なところで年間およそ10本から20本のLTやピッチ、そして登壇などをしていてます。
他の方のLTもよく聞くのですが、正直「あー、もったいないなー」と思うことも時々あります(上から目線ですみません!!)。
私なりにLTやピッチ、そして登壇(以降まとめて登壇と呼びます)の時に気をつけているポイントを5つにまとめましたので、もしよろしければ参考にしてください。
1.登壇の目的は何か?
登壇する、ということは、発表することが目的ではありません。
聞き手側に何を伝えて、どういう行動を起こさせたいか?必ず目的があって、発表することやスライドはあくまで手段です。
例えば投資家に向けたピッチであれば、プロダクトの魅力を伝えて、投資してもらうこと。
エンジニア向けの勉強会だと、自分や自分が所属している会社がやっていることを外部に発信し、知ってもらう、興味を持ってもらうこと。
目的を明確にして、登壇の後に聞き手にアクションしてもらうことがゴールです。
聞いてもらうことが大事なので、プレゼンに文字を書きすぎると、聞き手は話を聞くよりも文字を読むことに気を取られてしまいます。
登壇の種類にもよりますが、ストーリーを伝えて共感してもらうときに、文字よりもイメージを多めに使います。
2.誰に対して伝えるのか?
聞き手にアクションしてもらうことがゴールだということは、登壇する側ではなく、聞き手側が主役です。
誰に対して伝えるのか?を事前に知っておくことが必要です。
エンジニアを相手に話すのか?投資家を相手に話すのか?でも違います。
例えば、ピッチコンテストの場合は、審査員がどんな人かを事前に調べます。
どのような経歴で、どのようなバックグラウンドを持つ人か?
どのような本を出しているか?過去にどのような発言をしているか?
最近だとFacebookやTwitter、ブログなど、調べると色々と情報が出てきます。
伝えたい内容は同じでも、相手によって刺さり方は違うので、伝え方は違ってきます。
例えば、私が参加したあるシステム開発に関するピッチイベントでも、審査員を分析しました。
システム開発をわかる人と、わからない人が半々です。
さらに、この場合、家入さんの過去の言動を調べると、イベントに遅刻または来ない可能性が考えられました笑
あまりシステムの詳しい話をしても伝わらない可能性がありますので、システムの詳しい話よりも、システムによってどのように変わったか、というストーリーを大事にしました。
もし全員がシステム開発のことを知っている人だったら登壇の内容も違ってきます。
3.どのように伝えるか?
時間をオーバーしてだらだらと話したり、逆にせっかくの時間を余らせてしまうケースもよく見受けられます。
多少のオーバーや早く終わることはあるかもしれませんが、非常にもったいないです。
ここでは5分間のピッチコンテストの登壇を例に発表の時間配分を考えます
審査イベントだと5分で強制終了されることもあります。
緊張すると練習の時通りに話せない場合もあります。少しトラブルもあるかもしれません。
何かあっても重要なことはきちんと話し終えることができるように、最後のスライド何枚かはバッファとして、何かあって話せなくても大丈夫な構成にします。
時間が短いので、自己紹介は最小限にします。
本当に良いプレゼンをして、内容に共感してくれれば、あとで会社名や名前で検索してくれますし、懇親会があれば話しかけてもらえますので、そこで自己紹介はたっぷりできます。
あとは、プレゼンの内容によって、話す内容も変わってきますが、無理にウケを狙おうとしたりせずに、プロダクトや自分がやってきたことに自信を持って熱を持って話すことが一番大事です。
4.時間を奪う価値を提供する
5分の登壇でも、参加者が20人いれば100分の時間を奪うことになります。
それだけの価値を提供することが大事です。
そのためにはやはり練習するしかありません。
なんども実際の発表を想定して、繰り返し練習するのが、良いプレゼンをする上での一番重要なポイントです。
5.とにかくやる
と、色々書いてきましたが、やはり場数をこなすことが大事です。
下手でも最初は上手くいかなくてもやってみましょう!