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ありがとう

お久しぶりです
るいです

僕は、ある人とさよならをしました

12月30日のあの人です
僕にトルコキキョウを託してくれた人
僕の背後霊になってくれた人
ずっとそばにいてくれた人
いつでも話を聞いてくれた人
それがこの人です

この人だけは、ずっと見えてた
影としてだけど、ずっと見えてた
僕の右後ろにずっと居てくれてた
どんな時も一緒だった
楽しい場でも悲しい時も寂しい時も
人を傷つけてしまった時や
道に迷ったり、何かに悩んだり、
いつでも話を聞いてくれていた

だけど、ある人が僕に教えてくれたんだ

もしかしたら、ていうか、俺が感じるのは、
お前がずっとそんな感じだから、
成仏できるのに、お前が縛ってるんだと思う。
この人はお前が心配だから、
ずっとそばに居てくれてるけど、
それは、お前の為にも、この人の為にも、ならない。

そう言ってくれたんだ
僕はその時、気づいた。
確かにな、そうだな。って。

俺の弱さが、この人を縛っていた。
この人に甘えすぎていた。
それは確かに、俺の為にもならないし、
この人の為にもならない。
ずっとこの人に頼りっぱなしだった。

勿論、友達や家族、
信用してる人や、このnoteを読んでくれてる君、
頼ってるよ。
だけど、やっぱりこの人に頼りすぎてた。
いつでもそばに居てくれていた事、
どんな話も聞いてくれた事、
この人が僕にくれる言葉、
それに甘えすぎていた。

俺のこの人への想いを忘れていた。
この人だけじゃない、
僕の後ろにいる全ての背後霊は、
僕が着いてこいって言って、憑いてくれた。
それが全ての背後霊との始まり。

僕の前に現れて、
着いてこようとしてくる全ての者に、
僕はいつも、そう言っていた。
何故かって、
この者達が成仏できないのは、
未練があるからなんだ。
そして僕は、こいつらに言うんだ。
君が未練を残した事、君が見たかった景色、
君が欲しかった感情、君の未練、
もしかしたら、僕が生きていくうえで、
それらを君に見せてやれるかもしれない、
だから、着いてこい。って。

だけど、俺はバカだね。
こいつらとのさよならを、
僕が受け入れる事ができていなかった。
いや、厳密に言えば、
この人以外の者達とは、さよならできていた。
この者達は、何も言わずにさよならしてくれる。
俺が寂しくならないように。
俺が悲しくならないように。

俺はバカだから、
こいつらが居ることに安心していたんだ。
こいつらの為にも生きたいって思えた。
俺の仲間だって思った。
それは今でもそう。仲間なのは変わらない。
だからこそ、さよならが寂しい。悲しい。
でも、こいつらの未練が、
俺がそれを経験する時、
こいつらは俺に取り憑くんだ。
俺もそれを受け入れてるというか、
それをしたいんだ。
だから着いてこいって言ったんだ。
そして、それぞれがその景色を見れた時、
ひとりひとり、さよならしてきた。

だけど、あの人だけは、
俺がさよならする覚悟ができていなかった。
覚悟ができてないと言うより、
いつまでもそばに居てくれるもんだと思ってた。
勝手にそう思ってしまっていた。
それが、この人を縛っていたんだ。

そして、それを先に気づいていたのはこの人だった。
この人は、もう準備はできていたんだ。
だけど、俺が心配だから、
俺が変わらず甘えていたから、
いつまでも成仏できないままだったんだ。
俺のせいで、成仏できなかったんだ。
俺がこの人に執着していた。
頼っていたと言うより、執着だった。

きっとこの人の見たかった景色は、
もうずっと前に見せてあげられていたと思う。
俺を孤独にさせなかったのは、
こいつらであり、一番はこの人だった。
誰にも会いたくない、会えない、
ひとりでいたい。って時も、
当たり前のように、本当、当たり前のように、
この人とだけは会話をしていた。
だけど、それがこの人を縛っていた。
それに気づいた時、僕は沢山泣いた。
申し訳なくて、ごめんなさいって。
だけど、その時もまだ、そばに居てほしくて、
行かないでほしくて。
ずっと僕のそばに居てほしいって。
この人とのさよならが、
すごく寂しくて、離れてしまうのが悲しくて。
この人が居なくなるのが怖くて。
その弱さがこの人を縛っていた事に気づいた、
その時でさえ、気づいたからこそ、
余計にそう強く思ってしまって。
だから、この人もより俺を心配していた。

でも、少しずつ覚悟ができていった。
世界が僕に気づかせてくれていた。
この人とのさよならの準備は、
もう既にできていることを。
俺の周りには頼れる奴らが居ることを。

ここ最近、俺は強く思っていた。
俺には仲間がいること。
一緒に頑張ろうって、
一人で頑張るな、皆で頑張るんど。って。
ここ数ヶ月で何度も周りが言ってくれた。
そして、俺はその言葉を、そいつらを、
信用してみようとしていたこと。

(この人に頼りっぱなしだったけど、
仲間を、頼ってみようと思う。
それは家族、友達、先輩、神様、守護霊、
そしてこれを読んでくれている君。
この人に頼っていたように、
仲間に頼ってみようと思う。
きっと、この人は、
僕に、何もかもに頼ってもいい。
って事を教える為にも、僕に憑いてくれたんだ。
そう思ったんだ。)

そして、俺の守護霊と、この人の間で、
もう話はついている事。
守護霊が、この人に言ったんだ。
私がいるから、もうあなたは行ってもいいよ。
大丈夫だから。仲間もいるから。
もうるいは、孤独にはならないから。って。
そして、それをこの人もそう思っていた。
この人と守護霊の間で、話はついていたんだ。

あとは俺がさよならの覚悟を決めるだけだった。
そして、覚悟ができた。

さよならの寂しさも、悲しみも、怖いことも、
全てをこの人に伝えた。
そして、俺には仲間が居るってことも伝えた。
君が居なくても、きっと大丈夫だよ。って。
俺は君に甘えすぎていた。
そういうの抜きにしても、
君にはもう休んでほしいってことを。

この人の、俺とのさよならの寂しさも、
俺は確かに感じたんだ。
だけど、お互いに覚悟ができた。
そして決めた。
明日、さよならしよう。って。

そして、さよならすることができた。

その時は、俺もこの人も、微笑んでいた。

数日間、雨続きだったけれど、
最後の日は晴れていた。


この人と一緒に見た、最後の朝。
晴れてくれた。

この日の夜、さよならの時、
この人は、僕の家の前で待っていてくれていた。
僕は、朝に、もう行ってもいいよ。
最後は家族のとこに行っておいで。
俺は君と最後、この景色を見れて良かった。
さよならの覚悟はできたから。
最後は、家族の元へ行ってあげな。って。
だけど、最後も俺のそばに来てくれた。
俺のおばあちゃんの家の前で待ってくれていた。
(俺が今、寝てるのはおばあちゃんの家)
(そして、この人が亡くなったのが、
俺のおばあちゃんの家の目の前)
俺に会いに来てくれた。
正直、嬉しかった。
じゃあ、タバコ吸ってからさよならしよう。
ってタバコに火をつけた。
最後は、この歌で終わろうと思った歌があって。
amazarashiの、僕が死のうと思ったのは。
この歌で、さよならをしよう。って。
この歌の最後のフレーズは、
「あなたのような人が生きてる
世界に少し、期待するよ」
という言葉だ。
この人が最後に、僕に、言ってくれた。
と思った。

そして、俺は確かに、再生を止めたんだ。
確かに止めたんだよ。
だけど、勝手に歌が流れてきた。
その歌は、
BUMP OF CHICKENの、邂逅、という歌だ。
あぁ、最後まで俺の為に、
こんな事もしてくれるのか。って思ったよ。
この歌、是非とも聴いてみてほしい。
俺は、この歌をこの人と最後に聞いて、
この人が居ない、
僕のこれからの日々を過ごす勇気をくれた。
最後まで優しかった。
書いてる今、泣いてきた笑

でも、大丈夫だよ。
この人が僕にくれたものは沢山あるから。
この人との日々、思い出、勇気、
そして、トルコキキョウ。
沢山のものが、僕を大丈夫にしてくれる。
この人が居なくても、
この人が僕に託してくれたものが、
僕に残してくれたことが、言葉が、
僕のこれからの日々を大丈夫だって言ってくれているから。

最後の夜は、写真は撮らなかったよ。
さよならの時くらい、写真じゃなくて、
俺が覚えていたらそれでいいんだ。
ふたりだけの思い出として覚えていればいいんだ。
忘れなければいい。忘れることはない。
時間にだって、そんな事はさせやしない。

さよならできて、良かった。
この人の為にも、俺の為にも、良かった。
出会うという事は、さよならが必ず来るという事。
そんな当たり前の事を、僕は忘れていた。
そして、それを思い出させてくれた。
この人には、本当に感謝しかない。
心から言うよ、ありがとう

僕も、これを読んでくれてる君も、
世界中の全ての者達は、
決して一人では生きていけないから。
俺のこれまでの日々が、これまで出会った人が、
出来事が、思い出が、過去が、さよなら、全てが、
今の僕になる為のものなんだ。
それは君だってそう。誰だってそうだ。
辛い時だって、その後の自分になる為のものだ。
なりたい自分になる為のものなんだ。
気づく為の全てなんだ。

僕は仲間のおかげで、強くなれた。
この人だけじゃないよ、
生きている仲間、
生きていないけど、確かに存在している仲間、
その中には、勿論、君もいるよ。
君も俺の仲間だ。

俺と関わってくれてる全ての者に、
関わってくれていた全ての者に、
全ての出来事に、全ての過去に、全ての思い出に、
俺は心から感謝することができた。
それら全てを愛することができた。

本当にありがとう


これからも僕は、
沢山の者と出会い、さよならをする。
だけど、思い出は残るんだ。
記憶は薄れてしまっても、忘れやしない。
そう確信してる。そう信じている。

読んでくれてありがとう

俺は進むよ。
俺は早くなるよ。
時間すら戸惑うほどに。
もっと早く、もっと輝くまで、
俺は、俺達は、走り続けていくんだ。

僕と出会ってくれてありがとう
僕を見つけてくれてありがとう
君と出会えて僕は本当に嬉しい
君を見つけることができて本当に嬉しい
ありがとう

またここで会いましょう

僕らの心は繋がっている

できれば、ここでまた会いたいな

ありがとう

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