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フェリーふくおか(名門大洋フェリー) 初便乗船記
1.おふねにのる
2022/3/28 18:00@福岡県 北九州市 小倉駅
大阪から2日かけて18きっぷで移動し、着いたのは小倉。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75312458/picture_pc_0c83b1bbed7ccc58d7b7776c0ab010ce.jpg?width=1200)
乗るのは...バス。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75312515/picture_pc_120b740fd6553f93a49e4a987c014eee.jpg?width=1200)
今から乗るのは連絡バスです。フェリーの。
そう、これから名門大洋フェリーに乗船します。行先は大阪南港行き!
なおこの連絡バス、乗船者なら無料で乗ることができます。
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台数もきちんと乗船予約数に合わせて用意されているので満員で乗れないこともありません。(予約の際、送迎バスを利用するかのアンケートみたいなものがあります)
送迎バス発車は、2便の場合小倉駅18:40、門司駅19:00発です。
小倉駅からバスで30分、新門司港に到着。
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フェリーふくおかがお出迎え。この日は新造船であるフェリーふくおかの就航日だったのです。2ヶ月前の予約開始時点から一部座席を除いて満員。多くの人が就航に詰めかけました。
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いよいよ乗船します。
今回乗船するのは、ファーストSという一人用個室。従来船に比べて個室数が大幅に増やされたお部屋の種類です。
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お部屋はこんな感じ。上の画像では見えませんが右手前に洗面台があります。
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コンセントはベッド横に1口、洗面台に1口。
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空調は各個室単位で操作でき、
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テレビも備え付け。(BS視聴可能)
Wi-Fiも全客室にあります。(通信は不安定ですが)
豪華ではないかもしれませんが、普通に住めます。ビジネスホテルです。
今回名門大洋フェリー、そしてフェリーふくおかに乗船して「誰でも乗れる船だ」「(陸の生活と変わらないという面で)日常に近い船だ」ということを強く感じました。 またそのへんは後ほど詳しく記述することとして、
2.出港
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19:50、出港です。
⚓🚢⚓響け🌊確かな💥衝動💥鳴り📣止まぬ🔔ように☔忘れ👊られぬ💉🏥傷を👼残して👋💨💨 ⏰今⏰もかすかな🔯残像🔯消えない🌁ままで🌊🌊🗾世界🌏が待ってる📆明日🌅の産声を🎶🎶 🎷✨響け🎺✨確かな🗽✴✴衝動🌋🌋消えない🌀ままで💘💘そう✋未来🌅と過去🌄が交差する🙅 百年目💯の歌🎤 pic.twitter.com/6nOgTe7xLc
— けいなわ・京阪奈 (@_TAKANOHARA_) March 28, 2022
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この日は就航日ということで紙テープ投げが行われました。TQF(東京九州フェリー初便)時よりも地上が近くて簡単に届く!
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そして花火が!2分半近く上がり続けました。かなり派手なお見送りです。
スゴい pic.twitter.com/OWOEKrJcMD
— けいなわ・京阪奈 (@_TAKANOHARA_) March 28, 2022
こうしてフェリーふくおかは新門司港を出発したのでした。
さて夕食バイキング。満員で長蛇の列が続き、自分がレストランに入れたのは21時過ぎ。「既に数百人が食事済ませてるだろうし、ご飯と余り物でまあ腹を満たせればいい方かな…」と思っていたのですが、
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きちんと全メニュー欠品なく提供がありました! 写真にはありませんがカツオのたたきも揃っており、本当に感謝感激。
ちなみにスイーツ・ソフトクリーム・ドリンクバーも完備(アルコール類は別料金) 完璧です。
しかも今なら(4/27まで)なんとぉ! 夕食が1000円、朝食が500円で食べられます。 ここ船の上なのに街なかのレストランよりも安くご飯食べれるのバグ???
お腹がマジではち切れそうになるほど食べてレストランを離脱。本当に美味しかった。
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お風呂にも入りました。露天風呂ではありませんが、窓付きの結構広いお風呂です。
風呂に入ってる時にも強く感じたんですが
「誰でも乗れる船だ」
「(陸の生活と変わらないという面で)日常に近い船だ」
ということ。これについて詳しく書いていこうと思います。
3.名門大洋フェリーとはどんなフェリーであるのか
まずこの船、全然揺れません。(瀬戸内海を走る船はどの船も揺れないんですが) 船が舵を切った際に船が傾くので、そこでようやく「ああ船乗ってるんだな」とわかるレベルです。逆に言えば舵を切ってる時以外は陸上とほとんど変わりがありません。目隠しして乗船させられたら、船に乗ってること気づかないのではと思うレベル。
また新造船ということもあってか、振動もほぼありません。振動ゼロではありませんが、気にならない程度。室内に入れば一番大きい音は空調が動く音であるほど、静かです。
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また今回、1人用個室、ファーストSに泊まったわけですが、お値段がWEB割引適用(出港3時間前までに予約をすれば1~3割引(今回は2割引))でお値段がなんと9,310円。なかなかの設備である個室で一夜過ごし、かつ北九州ー大阪を移動してなんと9,310円です。激安です。
これ激安すぎないか pic.twitter.com/DsBJ2YAj4C
— けいなわ・京阪奈 (@_TAKANOHARA_) March 29, 2022
ちなみにカプセルホテルタイプのツーリストだと7,000円を切る値段で泊まれますし、更にツアープランを使うと、夕朝食込で6,000円というものまであります。夜行バスよりも安いレベルです。
これらから、「誰でも乗れる船」「日常に近い船」と言えるのではないでしょうか。フェリーに乗ったことがない人々も、若い人々も、学生も使いやすいのではないでしょうか。夜間に移動することもできますしね。
それであって、サービスの質は担保されています。快適に過ごせる空間が広がっている、最高な移動手段です。
ということで、快適な自分の部屋に入って就寝…
zzz…
4.もうついた
朝7時前、起床。爆睡できました。本当に普段家で寝るのと変わらない感じの心地よさ。
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船は既に明石海峡大橋の手前まで来ていました。本当にあっという間。
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そして明石海峡大橋の下をくぐります。
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先程「日常と変わらない」という話を繰り返しましたが、風景は別。大きな橋をくぐるという経験はなかなかないものです。
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橋、本当に大きい。
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さて、時間もないので(8:30到着)朝食会場へ向かいます。
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朝食も、ご飯・カレー・パン・野菜・おかずそれぞれ揃っています。パンはトースターもあるので、焼きたてのパンを食べることも可能。飲み物もドリンクバーこそ使えませんが、水・お茶・オレンジジュース・牛乳・コーヒーと用意されているので、十分満足。 幸せな朝です。そして…
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部屋に帰って片付けたらもう到着15分前。早い。本当に早かった…
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部屋を出て展望デッキへ出ると既に大阪南港に入ってました。隣には大阪ー東予(愛媛)を結ぶオレンジフェリーが。このおふねも乗りたい…
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少し定刻から遅れましたが、8:40に下船。
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大阪南港からは、ニュートラム・地下鉄で30分弱で大阪中心部へ出ることもできる他、USJの直通バス、堺方面へのバスもあります。十分朝から活動できる交通手段です。
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5.おわりに
フェリーふくおかに乗ってみて、そして名門大洋フェリーに乗って、「やっぱりフェリー旅素晴らしいな 何回でも乗りたいな」と感じるのでした。「もう福岡行く時、よほどの急ぎじゃない限りフェリー一択だろ」と思ったレベルです。満足。本当に満足でした。
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あと、初便ならではの雰囲気。私は東京九州フェリーの初便にも乗船しているんですが、やはりお祝いムードをともに楽しむということが楽しいんです。幸せな空間だなと思いました。また初便乗船に立ち会いたいですね…
フェリー、乗りませんか…? 本当にいいですよ??