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AMの深夜放送を聞くのが主流な中、僕はひたすらにFMを聞いていたのです。

前回、小学校高学年の時に、ミニコンポなるアイテムを手に入れたことによって、僕のラジオライフが始まっていくって所まで話したと思います。

でも、ミニコンポを手に入れてすぐラジオを聞くようになったかと言えば、決してそういうワケではないんですよね実は。

それまで新聞のラジオ欄(当時はネットもないので、番組表を見るには、新聞か雑誌で確認するしかありませんでした。)を見る習慣はなかったので、特に聞きたい番組なんて無かったし、初めて手に入れたカセットとCDのデッキの方に夢中になってそっちばっかり聞いてました。

姉にカセットのダビングをおねがいして、TMネットワークとかバービーボーイズとか聞いてましたね。
あと、デッキを手に入れたことで、初めてCDを買いまして、最初の一枚目はハウンドドッグの「GOLD」っていうベストアルバムだったと思います。ff(フォルテシモ)とか15の好奇心とか、当時CMとかで流れてた曲が入ったアルバムでした。好きだったんですよねー大友康平さん。なんか大人って感じがして。

そんなこんなで、ラジオを聞くようになったのは、もうちょっと後の中学に入ってからになります。

中学に入ると少しお兄さんになった様な気がして、もっと大人っぽい事をしたがる傾向にありました。(あのくらいの年代ってやたら背伸びしたがるんですよね。)当時のぼくにとって、ラジオを聴くっていうのは、すごい大人なことだったんです。
周りの同級生たちはみんなAM派だったんですけど(みんなオールナイトニッポンとかを勉強のお供にしてました。)、僕は断然FM派でした。当時はトークよりも音楽を聞く方が好きだったので、より楽曲が綺麗に聞こえるFMの方が好きでしたね。それにAMと比べてFMのなんとなく落ち着いた感じが好きでした。(ノイズが入んない分静かですし。)

平日の夜に「スーパーFMマガジン」ってのをやってて、その中の確か4時くらいからだったと思うんですけど、「アーリーバード」って言う番組やってたんですよ。
なんでそんな早朝の時間の番組を聞いてたかって言うと、当時の僕がもう一つ実行していた、僕基準の大人っぽいことが、”夜更かし”だったんですよ。まあ中学生の幼稚な発想なので許してください(笑)。でも全然眠くって、実際はすぐ寝落ちしてたんですよね。そんで目が覚めるのがちょうど4時頃ってワケです。
そのアーリーバードでは、僕好みの曲が結構流れてたりして、あとちょっと懐かしい曲なんかも流してたり(まあ中学生の分際で懐かしいもクソもないんですけど、、)結構好きで聞いてましたね。一番よく聞いていた時、中山美奈子さんって方がパーソナリティーをやっていた頃に、何回かハガキを送って、1回リクエスト曲流してもらったことがあります。読まれたときは無茶苦茶嬉しかったですね。多分初めてくらいにラジオにハガキを送って、書き方もよくわからない状態だったので、ペンネームを書いたはずが、ガッツリ本名読まれてました(笑)その時リクエストした曲は確かH2Oの「思い出がいっぱい」だったと思います。

あとよく聞いていたのは、週末の夜にやっていた、「アメリカントップ40」ですかね。こちらも遅い時間にやっていて、ウトウトしながら聞いていたのを覚えています。CMの度にアメリカン〜って番組名が流されていたので否応なしにそのフレーズが今でも耳に残っています。
これもやっぱり、洋楽を聞いてるって、なんか大人って感じがすると言う単純な思考から聞いていました。英語はもちろん全然わかんなかったですけどね。(英語の成績はワーストレベルでした、、、)

あと聞いていたもので言うと、渡辺美里さんの「虹をみたかい」って番組も記憶に残ってます。当時渡辺美里さんの歌う楽曲が好きで良く聞いていました。(大江千里小室哲哉岡村靖幸など、当時僕が好んで聞いていた人達が曲作ってたんですよね。)
美里さんが番組の中でシンディ・ローパーさんについてを語っていた回があったんですけど、その時のエピソードとその時に流れていた「トゥルー・カラーズ」がとても印象的で、その回を録音したカセットテープは何度も繰り返し聞いていました。

FMの思い出は、大人ぶってみたい中学生の小っ恥ずかしい思考と共にありましたとさ。

タダノヨソジでした。


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