さよならは、新しいスタートだ!
「立つ鳥後を濁さず」とよく言いますが、「来た時よりもきれいにして帰ろう」って小さいとき遠足に行くと必ず言われませんでしたか?
さて、、
先日、弊社せれーのが退社いたしました。
関係各所との兼ね合いで突然の発表となってしまいみなさま驚かれたかたもいらっしゃったのではないでしょうか?すみません。
せっかくnoteをやっていますから、今日はその裏側や想いをちょっとだけ語らせてください。こちらを読んでから見ていただくとより面白いかも。
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「通常うちのスタートは××万円なんだけど、もっと…〇〇万円は払うから」
彼女を面接したとき、その時不在だった社長との面接をまたずして即採用を決めました。もちろん反対されることもなく。それほどに確信に満ちた、素晴らしいと思った人財でした。当時まだ第二新卒だった彼女の所作立ち振舞いの素晴らしさや、そして言葉遣いの綺麗さもさることながら、ボクが一番イイ!と思ったのが、イベントをやりたい理由が、「目的」ではなく未来に成し遂げたいもっと大きな目標への「手段」であったことでした。
その目標からの逆算に、うちの会社で学べることがきっと寄与できるとも思ったからでもありました。かくして彼女はボクが面接したなかで1番の速さで弊社のメンバーになりました。
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ボクはかつてキー局の番組と事業(イベント)をつくる制作会社に在籍していたことがあるのですが、そこではテレビがすごく偉かった。より大きなお金を動かして、より多くの人に伝えられるテレビというメディアを担う番組制作が偉い立場で、事業はそれをフォローするという扱いでした。
でも、ボクは画面越しに伝えるテレビではなく、リアルに伝え、自分にも伝わるイベントが好きでした。それは客商売をしていた父親の影響も、あるのかな。
せれーのの採用活動の時も話した、会社説明資料から。▼
ホント、アンパンマンってめちゃくちゃ人気あるんですよ。自分の顔をあげちゃう優しい認知度抜群のヒーロー!でも、いくらテレビのなかで活躍していてもそれを見ているこどもが転んだときに、ヒーローなのに彼はそのこどもを直接助けることは決してできない。
それは一方的に情報を与えるだけだから。
でもイベントって、リアルの積み重ねで。準備してつくったイベントの現場に立って、そこに来るお客さんの顔をみて、現場でももっと良くできる余地があって…ボクはその手触り感が好きなのかもしれません。
この資料、数年後せれーのに採用活動の1次面接を任せたときに「分かりずらいからとります」と言われて最新の資料からはなくなってしまいましたが…(笑)
彼女が書いた記事をみて、なんとなく伝わっていたのかなあと思いました。
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昨年の秋口のことだったか、せれーのから今回の話を聞きました。会社として口惜しい限りで引き止めはしましたが、次の場所は間違いなく彼女のキャリアアップになるところであり、その立場であると思いました。よく知っているところだったし…
思わず、「よかったね」と言ってしまいました。
せれーのは、「スウィングマンをやめることを会社のマイナスにとられないようにしたい」と言ってくれました。
ただ送りだされるだけでなく、弊社の次のスタートを応援したいと。自分がいた場所をもっと綺麗に…もっと良くして去ろうという、遠足イズム!
さよならは、新しいスタート。
そのために、うちの会社としてはじめてグラフィックレコーディングによるインタビューを実施し、noteで発信しようという試みを考えたのでした。その経験が弊社にも、そしてせれーのにとっても新しいスタートを切る上でよい糧にならばいいな…と。
今日から新年度。新しいスタートを切るかたも多いと思います。どんな仕事をしていても、まずは自分の周りの大切な人たちが実は自分のお客さんだと思います。ゴミ捨て?雑用?人間関係?単純作業?一見小さくて、あまり意味のないようなことも、その周りの人たちのためになっていたりします。
一足飛びせず、手が届くところから、ちょっとずつ広げていけばいいと思います。あなたが、当事者としてできることを探しながら。
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余談になりますが、弊社の20周年の会は、せれーのの送別会でもありました(少人数、営業時間遵守は当たり前!)。そして、その記念すべき会にnoterの有志の方々からなんとリアルでお花までいただきました!
新しいスタートを華やかにしていただきありがとうございます!新生活を迎える方々、日々変わり先の見えない状況が続く中、毎日が決死の覚悟のようなスタートで対応に追われている皆様に、幸あれ。もちろん、せれーのにも。
【スペシャルサンクス※お花をくれた方々】
緑川凛さんのオラクルカードは、毎日が新しいスタートのヒントになるはず。コラボで新しいこと、はじめてます。
に協力していただいている…かこ先生。
スタートを切って、ぐうたらするようになってしまったらこちらの記事を。
そして、
策士ワディさん、新しいスタートっすね。
そして、きいすさん。ボクちょうど絵本をつくりたいと思っていまして、ボクの新しいスタートを応援してください!(近いうちに別記事で…)
(BIGHIGH)