ちょっとそこのお姉さん!|大切にしているマイルール
こんばんは。
バンビです。
僕の中で大切にしているマイルール。
それは、名前の知らない年上の方に対して、
なるべくお姉さんやお兄さんと呼ぶようにしていることです。(笑)
なぜそうなったかというと…。
さかのぼること20数年前、今よりもずーっと、
おしゃべりボーイだった幼少期の話。
母子家庭だったのもあり、毎週末は祖父母の家へ泊りに行っていました。
世にいう、ばあちゃんっ子だったので、
いつもスーパーへの買い物に一緒に行っていました。
当時は、今よりも試食販売が多かった時代。
それも楽しみにいっていましたね。
そんなある日曜日のこと。
「おばちゃん!ぼくにもひとつちょーだいっ!」
僕は大きな声で叫びました。
そう、大きな声で…。
ニコっとしながら、その「おばちゃん」は
僕に試食のウィンナーをくれました。
事件は現場で起きたんじゃない!帰宅後に起きたんだ。
帰宅後、迎えにきた母と夕飯を食べているときに事件は起きました。
「あんた!そんなこと大きな声で言ったらだめでしょ!!」
なぜか、母に怒られたんです。
半分冗談で言っていたみたいですが、
おこちゃまな当時の僕には理解できませんでした。
理由を聞くと、女性はいつまでたっても若くいたいんだから
「お姉さん」って呼ばなきゃだめよって。ことだったらしい。
クレヨンしんちゃんだって言ってるでしょと。
よく理解ができないまま、翌週も祖母と買い物へ。
試食販売コーナーに行くと、この日は前週の「おばちゃん」ではなく
若いお姉さんだったんです。
そして、祖母がボソッと一言…。
「おばちゃんって言うから来なくなっちゃったんだよ…。」と…。
それを聞いた僕は思わず涙がこみ上げてきました。
それを見ていた、お姉さんが
「僕、大丈夫?これ食べて元気出して。」と試食をくれました。
その日はそのまま買い物を終えて帰宅。
そのまた翌週、買い物に行くと今度は、
あの時の「おばちゃん」がいました。
ドキドキしながら、近づくと
「ボク、また来てくれたの。いつもお買い物一緒に来てて偉いね。」
そう言ってくれたのです。
それに対して、
「うん!今日はお姉さんに会いにきたの。」
なぜかそんな言葉が自然と出てきました。
「おばちゃん」は、お姉さんだなんて嬉しいと言いながら、
試食の焼きそばを少し多めにくれまました。
それから時が過ぎで十数年後…。
高校生になった僕は、自分でいろいろなものを買うように
なりました。
当時は、夕方のニュース番組の特集が大好きで、
値切り術みたいなものもよく見ていました。
当時は、学校帰りに家電量販店に行くのが好きで、
バイトしてはいろいろなものを買っていました。
そんな時、この「お兄さん・お姉さん戦法」が
けっこう役に立ちました。(笑)
初めてお話する店員さんでも、
「お兄さん・お姉さん」と呼ぶことで、
来週なら値段変わるよ!とかこっそりお得な情報を
ゲットできたり、思った以上に安く買えたりしました。
それは、今も続けています。
先日も、新しい冷蔵庫を買ったとき、「お姉さん戦法」で
商談をしてきました。
結果、表示価格よりもかなりお安く買うことが出来ました。
これからも、名前の知らない年上の方には
「お兄さん・お姉さん戦法」でいきたいと思います。
ちなみに、沖縄では
90歳の方が、70歳の方にまだまだお嬢ちゃんだねぇ。
というそうです。
昔、働いていた沖縄料理店で教えてもらいました。
僕も、老後はそんな風に言える人間になりたいですね。
(バンビ)
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