自宅介護の難しさ|はじめての○○
こんにちは。せれーのです。
今週はスウィングマンのお題投稿。
テーマは「はじめての○○」。
手前味噌ですが他のメンバーの記事、どれもおもしろいので、ぜひ読んでみてください!
ザッキー『初めて経験した「太陽の危険性」!』
バンビ『星空の下のディスタンス?』
しずおか『はじめてから7年。』
ちゃこ『はじめての「カツアゲ」と「サーチライト」①』
さて、今回のわたしのお題投稿ですが、題材にかなり悩みました。
これまでの楽しい体験を書くことも考えたのですが、割と最近体験し、自分の中にずしっときたはじめてを書こうと思います。
私の祖母は100歳
昨年末、実家に帰省したときの体験です。
わたしには、100歳になる祖母がおり、いわゆる自宅介護という生活をしています。
とはいえ、大きな病を患っているということはないですし、年に2回ほどしか帰省することのできない孫の私のこともちゃんと覚えていてくれるくらい記憶もしっかりしています。
しかし、年を重ね、身体的な衰えはあるため、基本的にはいつも介護ベッドで寝ているか、腰掛けて本を読んでいます。
まったくできないわけではありませんが、自分で立ち上がることも大変で、本人が積極的には立ち上がらなくなってきていました。
そして、年末に帰省した際には、食器や箸を持って一人で食事をすることも難しくなっていました。
前回帰省してから1年も経っていなかったので、そんな祖母の変化に、正直驚きもありました。
食事でもコミュニケーション
実家にいる間、いつも面倒を見ている母の手伝いを少しでも、と思い、祖母へ食事をあげるのは私が担当することにしました。
食べる量は多くないのですが、それでも毎食20~30分の時間がかかりました。
さらに、祖母が次に何を食べたいのか、口に運ぶペースは速すぎないか、そんなことを目線や咀嚼の様子を見ながらあげるので、集中力も必要でした。
大変なこともある一方で、好きなものを食べるときには特に嬉しそうな表情になったり、少し冗談を交えて笑ったり。
祖母と密にコミュニケーションが取れる時間でもありました。
抱き上げるにも、コツはいる
食事以外にも、ベッドから車椅子に移動させたり、オムツを交換するなど、力の必要なことも手伝うようにしました。
しかし、きちんとした介護の知識のない私。
祖母の体重は40kgもありませんが、それでも上手に抱き上げることができず、ぎこちない抱き上げ方で、祖母の顔がゆがむこともありました。
やみくもに抱き上げればいいのではない、と痛感した瞬間でもありました。
自宅介護の手伝いをとおして
実家ではずっと祖母の自宅介護をしていました。
とはいえこれまでは食事も自分で取っており、トイレなども自分で行えていたため、恥ずかしながら私自身、介護への意識が希薄なところがありました。
しかしこれまでとは違う状態になった祖母と接して、自宅介護の大変さ、難しさをはじめて実感しました。
大変だけど、家族なんだから当たり前。
そんなことはありません。
家族だって大変なものは大変です。
その大変さを知ったうえで、自分にできることを考え、実行することが、これからの私の課題であると思っています。