冬至の過ごし方|日本の季節行事をたのしむ vol.2
こんばんは。せれーのです。
12月に入り、すっかり冬になりましたね。
日がのぼるのも遅く、寒い日が続くので毎朝毎朝布団から出るのが億劫になるくらいです。
とはいえ、暦の上ではまもなく冬至を迎えます。
ということで、季節行事を改めて知って、楽しむためのせれーのの勝手なシリーズ記事。
第2弾の今回は冬至について書いてみたいと思います。
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冬至とは?
冬至は、1年で最も昼間が短くなる日です。
逆をいえば、冬至を境に太陽が出ている時間が長くなっていくということになります。
そのため昔の人々は、日に日に日照時間が短くなっていたものが、この日からまた太陽の力が蘇っていくということを「一陽来復(いちようらいふく)」と捉え、太陽の復活を祝っていたそう。
冬至の日は毎年少しずつ異なりますが、今年は12月21日(月)になるそうです!
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どんなことをするの?
冬至という言葉は知っていても具体的に何かをしたという経験がない方もいるのではないでしょうか?
私の実家では、冬至の日は毎年必ず”ゆず湯”が用意されていたので、そのイメージが強いのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
調べてみると大きく2つのことが分かりました。
① 冬至の七種(ななくさ)を食べる
冬至に「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるということで、縁起を担ぐ意味合いでかぼちゃ(南京=なんばん)などが良く食べらるそうです。
なかでも名前に「ん」が2回つき、冬にも好まれる以下の食材は【冬至の七種】とも呼ばれていて、運も2倍!なんて考えられているんだとか。
なんきん:南京=かぼちゃ
れんこん:蓮根
にんじん:人参
ぎんなん:銀杏
きんかん:金柑
かんてん:寒天
うんどん:饂飩=うどん
なんだか都合のいい考え方だな、とは思いつつ、うどんなど手軽に食べられるものもあるので冬至にやってみやすいですよね。
② ゆず湯に浸かる
わたしのイメージにもあった”ゆず湯”。
冬至にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せるということからゆず湯に入るそうです。
ちなみに、ゆず=「融通」がきく、冬至=「湯治」という語呂合わせでもあるようです。
語呂合わせで考えるというのは、日本の文化らしいなと思いつつ…。
とはいえ訳も分からず小さいころから入ってきましたが、お風呂に何かを浮かべることも特別な日という感じで楽めますし、ゆずの香りもとても良いのでリラックス効果も抜群!
ゆずをそのまま浮かべるイメージもあるかもしれませんが、片付けが面倒臭くないように、丸ごとネットなどに入れて湯船に浮かべるのが、個人的にはオススメです。
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季節を感じる大切な文化
今回は冬至について調べてみました。
実は十五夜についても書いているのですが、月の巡りや食べ物など自然を起点にした文化(考え方)は特に面白いなと感じました。
慌ただしい日常の中で、行事をきっかけにふと自然を意識してみると、少しだけ心も豊かになるような気がしました。
これからまだまだ寒い日も続きます。
冬至の日は温かいうどんを食べて、ゆず湯で温まってみませんか?
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