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私が2020年に鑑賞したドラマのあらすじ・感想まとめ記事

閲覧ありがとうございます!_sumomoと申します!

私が2020年に勉強目的以外で鑑賞したドラマ作品をまとめてみました。TEAM  NACSのファンなので、彼らの出演作が多め。極力ネタバレなしで書いているので、今後の作品選びの参考に、また、感想の共有体験に役立てていただければ幸いです。見出し画像はフィーリングで選んだので理由は聞かないでください。

アルファベット順⇨あいうえお順にしています〜!

ちなみにミステリー(特にイヤミス)好きな私のおすすめは「ザ・クイズショウSeason1」、「妻の女友達」、「危険なビーナス」です☺️


Anne with an E  Season1 (2017)

世界的な名作「赤毛のアン」を原作にNetflixがアレンジしたシリーズ。シーズン1はアン(エイミーベス・マクナルティ)がグリーンゲイブルズのカスバート家に養子として迎えられるところから、学校での人間関係を通して成長する様子や、彼らを襲う経済危機、カスバート家のお手伝いをする少年を襲った強盗が訪ねてくる事件などを描く。

ネトフリユーザーではないので、BS放送で視聴しました。原作は全て読了しているのですがだいぶ昔なので、こんな展開やっけ、、、?って思いながら初見のようにワクワクしながら見ていました。ただトーンはだいぶ暗め。画面の色も暗かったし、話のテンションも重かった。いじめや偏見は原作でも少し触れられていたかもしれないけど、それに加えて男尊女卑や経済困窮の社会問題など、アンの成長物語だけではなくそういった視点が加わっていました。

次のシリーズが見れないのが残念。ネトフリ悩むなぁ。


アリバイ崩し承ります(2020)

「アリバイ崩し承ります」という張り紙を掲げる一風変わった美谷時計店。店主の美谷時乃(浜辺美波)が、今は亡き祖父から引き継いだというアリバイ崩しの仕事を、一回5000円で引き受けている。単身赴任で美谷時計店の一部屋を住まいとして借りることになった管理官の察時美幸(安田顕)は、いけないことと分かっていながらも、時乃に実際の事件のアリバイ崩しを幾度と頼んでしまう。少し変わったほんわかしたミステリーです。

ドラマを通して伝えたかったメッセージがあったのかもしれないけど、私はシンプルにドラマ自体のほんわかしたレトロな雰囲気と時乃のアリバイ崩し面白いなぁ〜くらいのゆるさで楽しんでいました。アリバイ崩しのパートは結構あっさりしてたし、登場人物のコメディタッチな描かれ方も良い土ドラ感。時計屋さん×アリバイ工作(いわば時間を操ろうとする行為)っていう設定もすごく自然で楽しめました。

てか浜辺美波って本名なのめちゃくちゃ可愛い!


アンサングシンデレラ(2020)

患者一人ひとりに向き合うことを何よりも大切にしている病院薬剤師の葵みどり(石原さとみ)が、薬剤部のメンバーや医師、看護師、患者との関わりの中での様々な問題を解決しようと奮闘する姿を描く、医療系ドラマ。1話ごとにフォーカスされる患者や病症が異なり、さくっと見やすい仕上がりになっていました。

物語のいく先は正直読めちゃうところが多かったので、連続ドラマとしてはそこまで好きじゃなかったんですが、「病院薬剤師」という少し特殊な立場の葵たちがどうやって仕事に対する真摯さを保とうとするのか、その姿勢に考えさせられるものが多くありました。

個人的にはエンディングの演出の仕方好きやった!


俺の話は長い(2018)

実家でニートを6年続けてきた岸辺満(生田斗真)には「口喧嘩が強い」という変わった能力があった。そんな彼の暮らしが、姉家族が「マイホーム建築のための一時避難」として実家に転がり込んできたことで変わっていく、という物語。

ハートウォーミングファミリーストーリー(長めの屁理屈添え)見たいな印象でした。大きい事件が起こるわけでもなく、一家族の日常とほんの少しの変化が丁寧に描かれているだけなのに、こんなにこの家族に気持ちが入ってしまうのは脚本演出と演技力の賜物だなと思いました。この家族、今でもどこかに存在してるんじゃないかなって思ってしまうな〜。満、途中からそろそろウザいよって感じるんやけど、やっぱり憎めないし、何なら見終わってからロスになりました。

光司さん(安田顕)の一般人感の良さすごい。光司さんの作ったモヒート飲みたい〜!


家族ゲーム(2013)

学校でいじめを受けて成績不振に陥った次男に「東大合格率100%」を謳う家庭教師・吉本荒野(櫻井翔)をつけたことがきっかけで、「理想的」な家庭に見える沼田家の内情が「崩壊」していく。吉本荒野の常軌を逸した行動の魂胆は何なのか?スリリングな疾走感と演者達の圧倒的な演技力がたっぷり楽しめる作品。

沼田家が「崩壊」していく様に、家族だって所詮は個々の集まりでしかないんだと言う寂しい感想を抱かざるを得なかった。学校教育のシステムや、それを疑問視しないで良い(もしくはさせない)社会構造とか、そういう問題提起のメッセージ性もあって、すごく自分好みだった。

翔くんの役狂ってて怖いけど、段々語られていく過去がとても悲しかったり、一番まともに見える(見られている)長男が一番まともじゃなかったり、ああここも歪んだ世界だと思った。吉本が荒治療を施したように、歪んでるものは丁寧で真っ直ぐな手法じゃやっぱり直せないんだろうか、、、

あとほんと翔くんなで肩、めっちゃ矢印。


監察医朝顔 第2シリーズ 秋クール(2020)

東日本大震災で母親を亡くした過去を持つ法医学者・朝顔(上野樹里)が、自身の仕事を通して誰かの「生きた証」を見出していく物語。

正直こういうテイストのドラマは好みではないんですが、今まで食わず嫌いしてただけなのもどうかなぁと思って鑑賞しました。遺体の解剖が事件解決につながっていくという流れなのであまり頭も使わず、途中途中に挟まれる朝顔の家庭でのシーンも穏やかで、結構終始受け身で見てました。法医学の知識がそこまでないので、こういう人の役に立ち方もあるんだなと勉強になった。ぐらいかなぁ。

3話の冒頭はもはや伝説、、、わんこ山倉、、、


危険なビーナス(2020)

独身で獣医である手島伯朗(妻夫木聡)は複雑な環境で育った過去を持つ。ある日、異父弟の明人(染谷将太)が失踪したと、明人の妻と名乗る楓(吉高由里子)から連絡が入る。楓に明人の捜索の協力を頼み込まれた伯朗は、いい思い出のない明人の親族である矢神家に渋々乗り込む。やがて、資産家である矢神家の黒い思惑が多々渦巻く遺産争いに巻き込まれていくことになる。

いやぁぁ本当に面白かった!毎週ちゃんと楽しみにしていたドラマ。次々発覚する悪事の犯人は誰なのか、伯朗の母の死は他殺だったのか、本当の遺産とは何か、そして、楓は本当に明人の妻なのか、、、登場人物が多いからだけじゃなく、その濃密さ故の予想のつかない展開に圧倒されながら見ていました。たまに自分の推理が当たったときは嬉しかったな。

さすがは東野圭吾、と言いたくなるのはやっぱり登場人物らの背景と作品そのもののテーマのリンクさせ方の上手さ。題材選びからほんとに優れてらっしゃるんだなぁって感心してしまいました。

中村アンさん役柄めっちゃ似合ってた。かっこよかった〜!


ザ・クイズショウ season1(2008)

賞金1000万円をかけたクイズ番組「ザ・クイズショウ」に招待された解答者たちが、知られたくない過去や本性を暴かれる様子を描く。実は、本人達が意識していないところで繋がりがある解答者たち。番組ディレクターである山之辺(戸次重幸)と番組MCの田崎(片桐仁)の思惑が暴かれていく様子がたまらなくスリリングなサイコサスペンスドラマです。

いやぁシンプルにめちゃくちゃ面白かった。すごく好みでした。

最初の数話はいわば伏線用に過ぎないのに、解答者みんなが知られたくない過去を暴露されている姿には心が苦しくなった。でも、最後の3エピソードに何もかも持っていかれました。

次々語られる真実に、終始「そんな、、、」って頭の回転止まってた。歪んだ愛は怖い。だけど私は一体何をもって「それは歪んでいる」と言えるんだろう。誰が彼のことを責められるんだろう。悪いことしてるんだけど、私利私欲なんだけど、全面的に責められない気がしてしまって余計怖い。内容やトーンは櫻井翔×横山裕のSeason2より重たかった印象でした。

戸次重幸の泣きの演技には温度があるなって痛感した作品。あんな絞り出すような現実逃避と絶望吐露と責任放棄とプライド崩壊を、もう誰からも救われないんだろうなって思わせる涙で表現できる戸次重幸ものすごい役者すぎんか、、、


30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2020)

最高。全人類見て。お世話になりますツタヤプレミアム。(後日追記予定)


妻の女友達(2017)

地方の市役所で働く広中肇(大泉洋)の、嫁・志津子と小さな娘との平穏な生活が、志津子が料理教室に通い始めたこと、志津子の友人であり有名評論家の多田美雪が近くに引っ越してきたことで崩壊していく様が描かれている。

さくっと、しかし、きちんと湿ったイヤミス独特のテイストが味わえるちょうどいい短編ドラマ。変わっていく志津子に、美雪の存在を次第に疎ましく感じるようになった肇。自覚はないのでしょうが、ひたひたとその憎しみを肥大化させていく過程がたまらなく好きでした。そんな顔で口角あげないでよ目が死んでるよ、、、なんて思いながらめちゃくちゃ楽しんでしまったし、盲目な愛の恐ろしさを怖がる反面、最後のどんでん返しには思わず感嘆の声を上げてしまった。すごく好み。娘役の子が可愛いのだけが癒されたなぁ、、、


ハケンの品格 season2(2020)

数々の資格を有して様々なトラブルを解決してきた伝説のハケンこと大前春子(篠原涼子)が、以前契約関係のあった大手食品商社に帰ってくる!というドラマ。

正直なところ、東海林武(大泉洋)がどんな役なのか気になって見始めただけで、そこまで真剣にストーリーを追えんかったってのもあるかもしれないけど、そこまで「来週が楽しみ!」とはなれんかった。コロナの影響で話の構成を大幅に変えなきゃいけなかったから仕方ないのかな。けど毎話ごとにフォーカスしたら、大前さんと東海林さんの掛け合いとかは好きだった!


左ききのエレン(2019)

大手広告代理店に就職してデザイナーとして日々を過ごす朝倉光一(神尾楓珠)が、類まれな絵の才能を持つ山岸エレン(池田エライザ)に出会い、自分には才能がないことを悟るも自分の人生を奮闘する物語。

私にはまだ早いなって言う総評でした、、、めちゃくちゃ社会勉強になったけど。「才能」を求められる世界で生きている人たちがどう自己陶酔しながら生気を保っているかみたいなところが垣間みえてしまってしんどかった。もちろんこの「自己陶酔」は自身の精神を保つために必要なものだし、否定的な意味は全く含みたくないんやけど。キャッチコピーや原作は好きだったから、もっと大人になったら見たくなるのかなって感じました。

今泉佑唯ちゃんの着てる服がarに載ってそうな独特かつ柔らかい雰囲気のが多くて、毎話密かに楽しみにしてた☺️


魔王(2008)

中学生の頃に弟・英雄を殺害された過去を持つ弁護士・成瀬領(大野智)と、正義感の強い刑事・芹沢直人(生田斗真)。実は英雄を殺したのは芹沢だったが、正当防衛として罪には問われなかった。芹沢のもとに雨野真実と名乗る謎の人物から赤い封筒に入ったタロットカードが送られてきたことをきっかけに二人は再会し、物語が動いていく。

テーマはすごく重かったけど、よく作り込まれた話の構成と展開に終始ワクワクしてた作品。雨野真実の用意周到さに復讐の決意の強さをみたし、悲しいかなその感情の根源はものすごく人間的で。愛が憎しみに変わったら、人間は良くも悪くも何でもできる存在なんだなって痛感しました。

やられた方は一生憶えてて、やった方は忘れているのが世の常なわけで、でも芹沢はずっと罪の意識を背負って、それに即した行動もとってきた。人は、起こしてしまったとは言え、故意的ではない偶発的な出来事にどれだけ縛られれば許されるのだろう、ってことを考えてた。それは芹沢の望みからは一番遠い議論なんだろうけど。

とにかく良かったな〜怖さと人間味のバランスが最高でした。


ヤメゴク(2015)

暴力団からの離脱希望者の警視庁サポート組織、通称「足抜けコール」を舞台にしたドラマ。その中心である女性警察官、永光麦秋(前田敦子)は人一倍相談者に対して非常であり、業務範囲以上のことにまで手を出してしまう始末。全ては大手暴力団の組長逮捕のためであるが、その理由は実は麦秋の過去に深く関わっていて、、、といったお話。

正直に告白するとこれは完全にヤクザの戸次重幸目当てで見ました。が!裏切りや勘違いでどんどん登場人物の相関関係が変わっていくのが面白くて、後半普通にドラマ自体を楽しんで見てしまった。こういう設定のドラマはほとんど見ないから内部抗争がどうとかその辺りに対しては特になんとも思わなかったけど、父娘や師弟関係っぽいところには思わず熱くなってしまった。

あと、鷲頭健介(戸次重幸)のヤクザの履歴書?犯罪歴の書類?(何ていうんだろうあれ)の生年月日が、戸次さんの本当のそれと一緒でテンション上がった!そういう小道具にこだわったドラマってすごく作り手の気持ちが感じられて好き。



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